ホームへ
もくじへ

コーナートップへ戻る
 
みんなのレポート
テーマ3
全国各地のイベントレポート
テーマ3詳細
レポートno012
「にがい涙の大地から」上映会に630人!


 6月4日(日)北区赤羽会館で、「にがい涙の大地から」上映会&海南監督の講演が行われ10〜80代までの幅広い参加でした。最初に、自由法曹団の阪田弁護士から国会に出されたばかりの「国民投票法案」の問題点が話されました。国民に議論をなるべくさせないように期間や人に縛りをかける様子がよくわかりました。

 その後映画が上映されました。日本軍によって中国に遺棄された化学兵器の被害者たち。工事現場で働く中で、砲弾のかけらが身体の中にのめりこみ今もくるしんでいます。近くの土で遊んでいたためにケロイドになる7歳の子ども。咳が夜中も一日中続き、血が混じる様子。終わった後、参加者が「酸素が足りない」と感じるほど、画面を通してもわかる苦しさでした。

 8年かけて日本政府の責任を追及する裁判をおこします。多額の治療費の借金を背負いながらも裁判にこそ正義があると信じて、来日するかれら。一審で日本政府は少なくとも遺棄された毒ガスなどの情報提供を怠っていたとして勝訴した瞬間、それまで疲れきって表情のなかった被害者たちが初めて笑顔をみせました。しかし川口大臣や小泉首相に嘆願にしますが、無情にも日本政府が控訴した後の彼らの号泣し、怒りに震える様子が対称的でした。後遺症に苦しみながらも、日本との交流で知った原爆被害にも思いを寄せる人間としての強さと優しさが印象的でした。

 海南監督のお話も映画をより深く理解できる内容でした。「100年先を考えて今日を生きる」という言葉に参加者の多くが共感をよせました。

現在、教育基本法の「改正」も国会に上程されていますが、はたして50年、100年後、日本の将来をになう子どもたちのことを考えているのでしょうか?毒ガスの被害者たちは自分たちだけの問題ではない、これからの被害のことも考えなくてはと語っていました。しかし、教育予算を削り、格差社会が広がり学校へ通えない子どもがでてもほって置く。教育基本法に難癖をつける前にやるべき具体的な政策があるのではないでしょうか?
thanks1

「100年先をイメージして今を生きる」という言葉は、
多くの人の心に届くといいですね。
Ryoさん、ありがとうございました!

ご意見募集!
ぜひ、ご意見、ご感想をお寄せください。
このページのアタマへ