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憲法と社会問題を考えるオピニオンウェブマガジン。

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みんなのこえ

vol.255

101006up

9月29日から10月5日に届いたご意見から

■時々お散歩日記 について

かぜさん(57才・男性・鳥取県)

外交とは連立方程式を解くことである。

中国との領土問題に対してマスコミでは強硬派が注目されているが、強硬派は反共・親米安保賛成派であり、領土問題はその手段であり、おかしいです。

外交だから、まず自己主張しないと進まないけれど、落としどころというものをさぐらないとだんだんエスカレートして、収拾がつかなくなるので、心配だ。
これの解決には国際的な司法裁判所を利用するのがいいと思う。

■時々お散歩日記 について

森正樹さん(47才・男性・東京都)

左翼の観念的平和主義は国を滅ぼす

尖閣問題では日中の行動様式の違いが明らかだ。
国際司法裁判所への提訴は素晴らしい考えだが、日本が今までそうしなかったのは武力だけでなく言葉による争いも好まない心性故で、責める気になれない。他方我々は中国の過剰反応に驚かされ、信用できない国という印象を強めた。
平野聡氏の、中国は「自らは決して責任を負おうともせず、如何にも『自らの感情が著しく傷ついた』かのように振る舞い、相手を追い詰める策を講じ、恐れをなしてひるんだ相手が『自分が悪かった』という気分に陥って譲歩するのを座して待つ」無責任国家という評言は言い得て妙だ。
軍事力やナショナリズムは解決にならないという論調は正しいが、中国が超大国を目指して軍拡を続ける以上、安保を破棄して自衛隊も縮小だとか、非武装中立だとかは自滅的愚策で、改憲すれば周辺国を刺激するという論理も通用しなくなりつつある。
自主防衛と有事駐留安保が正論になる日が来るかもしれない。

■時々お散歩日記 について

小林賢吉さん(66才・男性・広島県)

尖閣列島に関して

鈴木耕さんの論理、整然としていて説得力ありますね。僕のもやもやがすっきりしました。
国際司法裁判所をキーポイントにする。賢明ですね。

■時々お散歩日記 について

くろとりさん(40才・男性・兵庫県)

平和ボケは大罪!

あまりに平和ボケした言い分につくづく呆れ返ります。今回の中国のやり方を見てなお、「話し合いで」などどよく言えたものです。中国は日本もアメリカも手を出して来ないとふんで、今回の様な強硬な手段をとっています。外交とは話し合いだけではなく、武力による威嚇も外交手段なのです。「話し合いですべて解決するなら警察はいらない」事を忘れてはいけません。
また、「アメリカは日本の立場には立たない」などと言っていますが、アメリカは尖閣諸島を「日米安保の範囲内である」と立場を明らかにしています。もしそれを破ればアメリカとの同盟は信用出来ない事を世界に示す事になり、アメリカの国益に大いに反します。アメリカは紛れもなく民主主義国家であり、故に世間体(国際世論)を気にするのです。今、日本は民主党政権の極めてまずい対応により非常に危険な状態にあります。今の日本の置かれた状態を認識し、いい加減に現実に目覚めてください。

■時々お散歩日記 について

十文字(衆愚代表)さん(35才・男性・沖縄県)

尖閣問題で政府はナショナリズムを煽ることなく、海保の装備増強と日米安保の強化で冷静に対処する模様

「国際司法裁判所や国連等を、もっと頻繁に、そして上手に利用すること。」と鈴木耕氏は仰るが、中国が拒否権を持つ常任理事国である事を失念されているのでは?
さらに国際司法裁判所への提訴は、尖閣諸島よりもむしろ複数国が領有権を主張する南沙諸島でなされた方が合理的ですが、当事者諸国がそれによる解決を模索していない状況を鑑みると、有効性が無いと考えるのが妥当でしょう。
そもそも竹島問題では知らんぷりで、中国の強硬姿勢の後でいきなり国際司法裁判所を持ち出されても、聞き手としてはただ面食らうばかりです。

さて、仏紙ルモンドは2日付の社説で「中国は周辺国を威圧する粗暴な大国という側面をさらした」と批判し、「この地域の国々はワシントンとの戦略的な関係強化を迫られるだろう」と予測しました。
前原外相は日米防衛協力「深化」と海保の態勢強化が必要だとの認識を示し、拳を振り上げることなく冷徹に対処する模様です。

■柴田鉄治のメディア時評 について

ひろさん(55才・男性・福島県)

朝日新聞の快挙と褒めたたえているが、郵便事業の不正利用の実態を特報スクープしたと自画自賛し、今度は手のひらを返したように、特捜検察の冤罪だとスクープ騒ぎを演出。最初の報道は、忘れたかのように反省も謝罪もない。そんな朝日新聞をお見事とする見識の無さには、あきれるばかりである。

■40歳からのガンダム について

ガンダムファン歴25年さん(30才・男性・東京都)

いつも戦争を始めるのは前線に出ないエリートたち

ゴップ大将を取り上げるとはシブイっすね。じつはおれもガンダムの中ではキライなタイプです。ゴップだけじゃなくてジャブローなんて安全地帯にいる地球連邦軍のやつらはみんな前線を知らないエリートで、アムロをビンタしたちょび髭の下級将校もそうです。どんな国でもどんな時代でもいつも戦争を始めるのは前線に出ないエリートでガンダム見てもそうです。
あとジオン軍は「ジークジオン」の号令のなかで統率感があると思っていたのだけど氷高さんの言うとおりマ・クベとかギレンとか味方同志は仲悪いね。こっちもそのとばっちり受けるのは前線の下っ端だからやっぱり戦争はだめです。
むずかしい政治とか気にしないけどまた読みます。写真のガンプラ懐かしい。

■みんなのこえ について

TY生さん(70才・男性・三重県)

中国の圧力を強く感じたのは経済構造からだ

「みんなのこえ」欄に次のような文章があった。《さて、護憲派の皆さんとしてはこの超軍事大国で一党独裁国家の隣人と付き合うに際して「軍事力」というカードは必要ないと本気で考えておられますか? 日米安保もなく軍隊もないとするならば、われわれは隣人からの脅威に日々おびえなければならないとは思いませんか。》
この文章は的を射ていない。今回の領土問題の衝突で中国が日本に掛けてきた圧力は非軍事的な事柄である。日本が圧力を強く感じなければいけなかったのは、日本にレアアースという資源が皆無で中国が世界の産出量のほとんどを産出していたからである。日本の貿易量や工場進出が中国に大きく依拠しているから経済的な圧力を強く感じたのである。
日本が日米安保条約を結んでいないから、自衛隊の力が弱い? から、中国に圧力をかけられたのではない。米国は日中が対立していた時に、米中友好を推進する外交をしていた。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

SRFさん(43才・男性・茨城県)

9条と尖閣問題

尖閣問題で情勢が緊迫してくると、憲法9条というのは自分の手足を縛る縄としか思えない。相手(中国)にとっては好都合な憲法。急に廃止は無理でも、将来的に廃止する方向性にしないと、憲法は残って国は滅びそうだ。
中国は、もし日本が尖閣を差し出したら(民主だと本当にやりかねないから嫌なのだが)、次は沖縄を寄越せというだろう。軍事力には軍事力、核には核しかない。普通は小学生の頃には理解できる理屈なのだが。そうでない方々もいる。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

にむさん

たばこ税と消費税

10月1日から、たばこ税が増税されました。これから、たばこの売り上げとたばこ税の税収はどのように推移するでしょうか? 増税によって、禁煙する人が増えて、たばこの売り上げは減少するでしょうか?大きく売り上げが落ち込むと、たばこ税の税収は減少するでしょうか? 中長期的に見ると喫煙人口とたばこ税収は再び増加に転じるでしょうか?

税制は人々の行動に大きな影響を与えます。たばこ税と類似したことが消費税にも言えるかもしれません。消費増税で、消費者が消費を顕著に抑制したら、税収は当初の想定通りには伸びないかもしれません。消費税収が安定的に見えるのは、国民が不況時には貯金を崩す、借金をするなどの方法で生活や消費の水準を一定に保っているからかもしれません。一方で、消費増税はGDP成長率にそれほど大きな影響を与えないかもしれません。
私は、消費増税は必要だと思いますが、上記の点について検証や議論が必要だと思います。

尖閣諸島と日中関係、
地検特捜部の「証拠改ざん」事件、
そして小沢元民主党幹事長の「強制起訴」など、
大きな事件が続くこのごろ。
いろいろな疑問や不安もわき起こります。
ご意見・ご感想をお聞かせください。

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