マガジン9

憲法と社会問題を考えるオピニオンウェブマガジン。

「マガジン9」トップページへ「みんなのこえ」バックナンバーへ

みんなのこえ

vol.265

101215up

12月8日から14日に届いたご意見から

■森永卓郎の戦争と平和講座 について

ドグラ☆マグラさん(27才・女性・東京都)

農業を守ろう

TPPに参加すれば輸出がしやすくなるとか言われているけど、自分達が食べるものは自分達の手で作るのが基本だと思うので、農業は大切にしてほしいと思います。いくら国産のものがいいと思っていても、お金のない人達はどうしても安い食材を買わざるを得ないので、やはり打撃は大きいと思います。
人間というのはそもそも土を踏んで生きるように出来ていて、満員電車で通勤したり一日中PCとにらめっこする生活に耐えられるようには出来ていない、だから医学が進歩したにも関わらず、昔はなかった糖尿病やうつ病などの慢性疾患が増えてしまったのだ、とあるお医者さんが話していました。
自然が荒れ果てれば、人間の心も荒れていきます。経済大国なんか目指さなくていいから、自然の豊かな日本であって欲しいと思います。

■B級記者どん・わんたろう について

彩さん(28才・女性・東京都)

「エロだけの問題ではないらしい〜東京都の条例改定案をめぐって」に関して

本件の現時点でも明らかな数々の問題点や、これから起こり得る危険な可能性の示唆がとても分かりやすくまとめられており、感銘を受けました。
改正案の提出から議会終了までが急ピッチで進められている今回の件について、表現規制に繋がる重要な問題であるにも関わらず、まだ全く知らずにいる人たちも多いのが事実です。
今後も是非、引き続いての取材、掲載をお願い致します。最終決定まで時間がありませんが、一つ一つの意見が必ず大きな流れになると信じて、期待しております。

■雨宮処凛がゆく! について

奥山 慶一さん(62才・男性・神奈川県)

鈴木宗男っていい人ですか?

私は1948年帯広で生まれ高校まで育ちました。もともと革新政党の地盤でした。しかし炭鉱が相次いでつぶれ高度経済の成長に飲み込まれました。
中川一郎の筆頭秘書だった宗男は地元では知られていました。一郎が自殺後、骨肉の選挙戦は激しいものでした。宗男は議員になりヤジ将軍になりました。帯広から羽田に行く時は地元のAIRDOを使います。なぜ? じぶんの資金調達と票田だから。とにかく面倒見が良くなければ票になりません。私の地元では評判は悪いです。
宗男さんの功績はODAが利権の構図になっていたことを明らかにしたことが一番です。

■雨宮処凛がゆく! について

軸之マーヤさん(20才・女性・兵庫県)

就活デモに大いに賛同!

私は短大2年生で、企業受けばかりで学業を全然しない学生や、就職をすすめる学校や、新卒しか受け入れない企業を異様に感じています。
内定一つとるのにエントリー100という笑えない数字です。学生のうちに採用されないと人間扱いされません。学生を何だと思ってるのでしょう。自殺者もいると聞きます。
私も参加したかった。今は悔しくて仕方ありません! 正しいと思うことを言いたかった。普通の生活をしたい! 人権がほしい!

■雨宮処凛がゆく! について

mugihoさん

日本の就職活動は変

新卒で就職できなきゃまともな企業と縁がなくなるシステム、過度な競争をさせる企業、就活のために変貌(普段と全然違う服装、わざとらしい態度や不自然なでかい声+笑顔、就職に都合いい部活や人付き合いを選ぶなど)をとげる学生を変だな、不気味だなと思ってきました。
先日も地元テレビにでてた就活を応援するイベントの代表が「だらけた学生生活を送ってるくせに分不相応な大企業をめざすから就職できないんだ。これを機会に内面をみつめなおしてほしい」などとふざけたことを言ってて怒り心頭。そのイベント自体大企業からいくつも内定をもらった学生が人事役をしてたりして、めちゃえらそうでした。デモがもっともっとひろがればいいのに。日本の学生チャラけてる割りにいざというときおとなしすぎ。

■Kanataのコスタリカ通信 について

喜美子さん(73才・女性・東京都)

領土問題

遠い中米での領土問題を知って驚きました。日本政府はアメリカ追従をやめ、平和憲法をいかしたコスタリカのやり方に学ぶべきだと思います。

■やまねこムラだより について

PINKELPHさん(49才・男性・岩手県)

当方一介のサラリーマンです。つじむらさんへ率直にご意見申し上げます。
明るい未来の農業のあり方について提言を期待します。
(悲惨な)現状を肯定的に述べられておりますが、現状のままであったら30年後の農業は、どうなると思われますか? もっと悲惨になるだけではないですか? 他の産業と同様、衰退しない為の創意工夫・努力、世界との競争に勝つ産業再生が必要ではないですか?
あるべき姿を定め、現状とのギャップを埋める努力をするべきです。あるべき姿に近づく事が見えるのであれば、暫定的に血税を農業支援に投資する事も是と考えます。現状を守る事ではなく、強く良くなる事を支援したいです。頑張ってください。

■やまねこムラだより について

basara10さん(55才・男性・高知県)

やまねこさんへ

5反、1町の米専業農家など日本国内に存在しません。しかし、だから日本の米作農家は強いのです。TPPを導入すると赤字が数十万増えるかもしれません。しかし、もともと赤字なのです。私は趣味の米作農家と呼んでいます。
私はTPPに参加すれば米農家が壊滅するとは思いません。ある程度の大規模化はすすむと思いますが、干ばつのオーストラリアで、米作が盛んになるとは思えませんし、カルフォルニアでつくる米が日本のコメ需要を賄えるとは思えません。どうも日本のコメ農家は、土地さえあれば誰でもすぐ日本と同品質のコメを作れると考えているようですが、そんなはずはないではありませんか。おいしいカリフォルニア米もあるでしょう。しかし、そんなに大量にあるわけではありません。
今、世界の米需要は増加しており、米の国際価格は上昇しています。もっと自信を持ってください。又、気が向いたら書きます。
 

■みんなのこえ について

森正樹さん(47才・男性・東京都)

Vol.262のTY生さんへ

日米同盟重視の改憲には僕も反対ですが、財政難等の理由で将来米軍はアジアから撤退するそうです。その時は日本の国防は自衛軍が担うしかないのではないですか。
今でも日本は国防を米軍に委ねているゆえに、自由な外交ができず、国富をアメリカに毟り取られ、借金を踏み倒されそうになっています。国防を他国任せの現状は異常だし、僕は非武装中立は支持しないので、「自立」のための改憲なら賛成せざるを得ない時が来るかもしれないと思うのです。
僕は多くの論点でリベラル派の主張が正しいと思えるのに、なぜ保守が権力を握り続けているのか以前から疑問に思ってきました。改憲問題を機に保守派のブログ等も読むようになった結果、右翼・左翼の極論は問題外だが、リベラル派の主張も綺麗事が多く、保守ハト派位の主張が現実的・建設的で地に足のついたものが多いという印象を持つようになりました。安保が解消されれば保守ハト派は改憲に転じるでしょう。

■みんなのこえ について

TY生さん(70才・男性・三重県)

生命の尊重こそが、政治の基本でなければならない

豪雪、多病、貧困の山村の岩手県沢内村の町長となり表題の理念を村政の信条として実践した人物深沢晟雄を描いた「いのちの山河 日本の青空II」を見た。深沢晟雄は1961年全国で初めて60歳以上の老人と1歳未満の医療費の無料化を行なっている。映画で語られた深沢晟雄の言葉を紹介する。
◆私たちは激しく戦争を呪います。人を殺して得られる幸せなど断じてあり得ません。最大の人間苦もたらす最大のものは戦争であります。(1957年戦没者追悼挨拶)
◆広報活動は村づくりのビタミン剤であり、民主主義の栄養素である。「広報さわうち」
◆人命の格差は絶対に許されない。生命健康に関する限り国家ないし自治体は格差なく平等に全住民に対し責任を持つべきである。
◆政治の中心が生命の尊厳・尊重にあることを再認識し、生命尊重のためにこそ経済開発も社会開発も必要なんだという政治原則を再確認すべきであります。(1965年岩手放送ラジオ年頭挨拶)

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

にむさん

所得税の累進性強化案について

高所得者に、より多くの税負担をしてもらって低所得者を支援する制度を充実するという発想は、とても自然なものだと私は思います。しかし、所得階層間の移動も考慮する必要があります。高所得者も永遠に高所得者でいられるわけではありません。高所得者でも長期間、重税を課されると利益を得る力が低下するかもしれません。事業を維持・拡大するには資本の蓄積が重要だからです。
所得税の累進性強化や相続税増税は、中小・零細企業の事業主とその家族の負担を増やして、事業の持続可能性を低下させるかもしれません。
高所得者の税負担を中心にして社会保障を維持するという発想は、ある意味、所得格差を肯定していないでしょうか。所得格差がないと成り立たない制度ではないでしょうか。極端な話かもしれませんが、高所得者から低所得者へと所得を移転し続けて、やがて国民の所得が平準化されたら社会保障を維持することができなくなってしまわないでしょうか。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

向かい火さん(41才・男性・東京都)

新自由主義に対する抵抗について

新自由主義の力は極めて強大な力であり、そういった強大な力に対して抵抗するには大勢の人々が連帯する必要があります。
ところが残念ながら日本では、他者の事を「バカ」「クズ」「思考能力が無い」などと誹謗し、敵を増やしてばかりで味方を増やす努力が足りない左派・左翼の方々が多いように思われます。はっきり言って、これでは新自由主義的な力に対して抵抗できないと思います。
日本人は村社会的(島宇宙的、タコツボ的)なメンタリティーが強く、自分や自分達(ウチラ)とは考え方や感性や生き方の違う人間をヘイト(蔑視)する傾向が強すぎるように思います。権力(社会的に大きな力)を持つ者を批判、糾弾するのは良いのですが、権力を持たない者に対しては誹謗するのではなく連帯する努力をした方が良いと思います。また、他者の事をバカ呼ばわりしている自分が果してそんなにリコウで立派な人間なのかという事も自己内省した方が良いと思います。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

ひでかずさん(男性・東京都)

マンガを規制することについて

東京都の青少年健全育成条例改正案が可決されてしまったそうです。たかがマンガというなかれ。これは、憲法第九条にも関連する大問題だと思うのです。
ファシズムはつねに倫理とか世間の良識というものを錦の御旗としてふりかざしてきます。これにうっかりひっかかると、あとは思想統制にいきつくことは過去の事例が教えてくれています。
石原都知事の暴走をくいとめるため、皆様のご協力(条例への反対)をたまわりたいと思います。

多くの反対の声を押しきるように、
東京では青少年健全育成条例改正案が可決。
これを押し進めた石原都知事の「暴言」は、
とどまるところを知りません。
一方国政では、またしても政権支持率の下落が伝えられていますが…
みなさんのご意見をお聞かせください。
「私はこの人を都知事に推薦します」企画も、
まだまだ募集中です!

ご意見はこちらから

googleサイト内検索
カスタム検索
マガ9のメルマガ
メルマガ9

↑メールアドレスを入力して、ぜひ『メルマガ9』にご登録ください。毎週、更新ニュースを送らせていただきます。/Powered by まぐまぐ

登録解除はこちらから↓

マガ9のブログパーツ
マガ9ブログパーツ

「マガジン9」の更新項目がまるわかり!ぜひ、あなたのブログにも設置してください。