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みんなのこえ

vol.333

120523up

5月16日から22日に届いたご意見から

■時々お散歩日記 について

しもけんさん(62才・男性・兵庫県)

彼らの辞書に「責任」という言葉は載っていない

いつも鈴木耕さんの「日記」拝見させていただいております。今回のご意見にも、強く共感しました。
季刊誌『SIGHT』2012・SPRINGは、「3.11から1年。この国ではなぜ誰も罰せられないのか」というタイトルの特集を組んで読みごたえがあります。その中で、ひとつ私も知らなかったことで驚いたことがあります。「日本には企業の犯罪責任を問う法律はない」ということです。まさに、いま、原発事故の当事者は、これをかさに着て責任逃れしているとしか思えません。
黙っていては、彼ら当事者はまんまと責任を逃れ、また原発を動かし、最後の破局を招くだけです。一人ひとりが声をあげ、全原発の停止を永遠にさせましょう。

■時々お散歩日記 について

アリの一穴主義さん(42才・男性・大分県)

核爆発

福島第一原発3号機の爆発は核爆発だったという記事をネットで見ました。東電や国はこれを認めていませんが、もし本当なら、プルトニウムとウランをまぜた燃料棒が即発臨界をおこして核爆発をしたのですから、日本人自らが福島に原子爆弾を落としたと受けとめるべきでしょう。
果たしてこれほど世界に対して恥ずかしいことがあるでしょうか。自分を含めた多くの日本人が、無知と無関心によってこれを許したわけですから、これからの行動や発言、そして反省が問われると思ってます。

■パンにハムをはさむニダ について

ドグラ☆マグラさん(29才・女性・東京都)

感想

北朝鮮が発射したものを「ミサイル」と報道したのは日本だけだったらしいですね。海外のメディアは「ロケット」と呼んでいたそうです。
アメリカやフランスなど核兵器を持っている国が、北朝鮮に「核開発をやめろ」と圧力をかけてもやめないのは当たり前だ、本来なら「自分達は核を放棄するから、君も捨てなさい」と言うべきだ、と日野原重明さんが言っていました。その通りだと思いました。高橋源一郎さんは、「ミサイル」よりも原発やアメリカが持ち込んでいるかもしれない核兵器のほうが怖くない? と書いていました。
たぶん北朝鮮の話って、原発再稼動とか沖縄の基地問題とか都合の悪い話から目を逸らさせるのに格好のネタなんじゃないですか。

■原発のある地域から について

かぜさん(58才・男性・鳥取県)

宗教家の使命とは

すてきな詩を紹介してくれてありがとう。
私は仏を信じていませんが、歴史から学んだことは、宗教家は権力を監視することに存在意義があるのであって、権力の片棒を担ぐのではないのだということ。片棒をかつぐと、どのような悲惨な結果をもたらすか歴史が証明してます。
中嶌住職に対するものふくめて、権力者はアメをちらつかせますが、それを乗り越える力を私も持ちたいです。

■みんなのこえ について

TY生さん(72才・男性・三重県)

多摩散人さんは正確なPKOの性格認識を

多摩散人さんは私の「PKOが武力行使によって平和を作り維持した例を知らない。実例を示して欲しい」という質問に、南スーダンで自衛隊の警護を担当するルワンダ軍の活動を挙げた。自衛隊を警護するのは現在バングラデシュ軍です。自衛隊が他国軍の警護を受けるのは今回が初めてです。
多摩散人さんはPKOが武力行使によって平和を作り、維持していると述べているが、経緯を見ると2005年にスーダン政府と同国人民解放運動軍との間で和平合意(CPA)が成立、これを受けてCPA履行支援などを任務とする国連スーダンミッションが設立。2011年安保理は平和で安全の定着及び南スーダン発展のための環境構築の支援を任務とする国連南スーダン共和国ミッションを設立する。
現在、シリアのPKOでは政府側と反体制側の停戦合意を受けて非武装の停戦監視団が活動中である。これらを見ればPKOは武力行使を行い平和を作り出す性格のものではない。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

じゃっさんさん(男性・山口県)

今春「東電フクシマ第一原発を世界遺産」で検索をして、貴ページを知りました。鈴木耕さんの、やさしさや正義感あふれる発言にホッとします。
その時の検索をきっかけに、ツイッターをフォローをさせていただきました。
反原発の立場ですが、原発に関して何を知っているというわけではありません。特に周辺でうごめく魑魅魍魎が、なぜ公然と跋扈できるのか、よく分からないでいます。かつて日本が軍国主義に走り、なし崩し的に戦略なき暴走をしてしまった過去に重なって見えることが度々です。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

向かい火さん(42才・男性・東京都)

TPPについて(その25)

◆TPP(グローバリゼーション)とは逆方向の道(ローカリゼーション)を進んでいる南米諸国の例

ブラジルとアルゼンチンは輸入規制や外資系企業の国有化など外資に厳しい政策を相次ぎ打ち出し、国外からの反発を招いていますが、そういった反発に対してブラジルのルセフ大統領は「雇用や産業、成長を守るためには必要な事はためらわずに実施する」、アルゼンチンのフェルナンデス大統領(ちなみに、2人とも女性大統領です)は「どんな脅しにも屈しない」と主張されました。日本の政治家の方々にも前記両大統領の、国民の生活を守ろうとする姿勢を少しは見習って頂きたいし、それが「国益を守る」という事だと思います。

アルゼンチンの保護主義は行き過ぎているように思われますが、アルゼンチンは2003年以後、保護主義で高度経済成長を成し遂げたという結果を出しているので、フェルナンデス大統領の判断は間違っているとも言い切れません。

来週末は、ちょっと久しぶりの「マガ9学校」。
元衆議院議員の山本譲司さんを講師に、
鈴木邦男さん、本間龍さん、そして雨宮処凛さんという、
豪華ゲストをお迎えする予定です。
テーマは「福祉施設としての刑務所」。
「原発」以外のテーマをメインで取り上げるのは久しぶりですが、
これもまた、私たちが暮らす社会のいびつさ、おかしさを象徴する、
誰にとっても重要なテーマだと考えています。
詳細・お申し込みはこちらから→http://www.magazine9.jp/gakko/018/index.php

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