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みんなのこえ

vol.335

120606up

5月30日から6月5日に届いたご意見から

■雨宮処凛がゆく! について

TokiNoKawaさん(48才・男性・愛知県)

生活保護と国の財政破たん

生活保護不正受給にまつわる非難で、国の財政破たんに近づく1000兆円の借金が言われる訳だが、借金の原因は生活保護を含む社会保障ではなく、大型公共工事や原発などの利権にからむ天下りなどの税金の無駄遣いが原因だ。
生活保護不正受給を生み出す原因は、報道されているように職員の数が不足しているからで、職員の数を増やし、受給資格のある人に受給できるようにするのが筋のはず!
1000兆円もの借金を増やした張本人である財務省に好き勝手に予算編成させている限り、どんなに消費税増税しようと財政再建などできる訳ない。国の歳入は100兆円弱ある。生活保護の原資ならあるのに、どうして餓死を生むのか、その根本原因を考え直す必要があるだろうに。
いつも言われるように「不正受給、けしからん」という些末の問題ばかりに終始するのは、売名行為に走る国会議員とマスコミを助長するだけではないのか。

■雨宮処凛がゆく! について

hanamoriさん(52才・女性・静岡県)

芸能人の「生活保護」に関するバッシング

また「自己責任」という、呪われた言葉が出る事を心配しているんですよね。
でも時代は変わったみたいです。「生活保護」自体に関するバッシングではないんです。そこにあるもっと深い闇の部分、「確信犯的な態度、行為」に非難が集中しているようです。低賃金不安定雇用歴13年の私も、この件は、どうしても許せません、もう吉本には笑えません!!

■雨宮処凛がゆく! について

ダダさん(24才・男性・千葉県)

良い方向に進んでいる。

二名ほどの野党議員、あるいは厚労大臣に対するスタンドプレー批判、人格批判はどうでもいい。とある芸能人の母親の生活保護受給をめぐる「スキャンダル」から、民法が規定する扶養義務について、特に私的扶養優先の妥当性についての議論が始まりそうな気配は、大変好ましいと思う。勿論、これは民法上の、そして近代日本の重要な原則であって、一筋縄ではいかないでしょうが。積極的な発言を期待しています。

■雨宮処凛がゆく! について

renさん(44才・女性)

生活保護受給のはぐらかし

初めまして。神奈川県横浜市旭区も対応が酷いです。対応の悪い行政機関と対応者の情報を蓄積、場合によっては監視する活動が必要だと思います。平塚市の認可保育園制度でも同様の「どんくささ」を感じます。
日本でも側面調査が可能になるといいですね。芸人さんのお母さんの生活保護の違法受給の件も役所が許可したから受給なさっていたんですよね。親子間が不仲な場合もありますし、申告者及び、申告者の親族だけが問題なのか…。お役所仕事は何も責められずに大臣の権力とマスコミを利用して。何もかも疑問です。

■雨宮処凛がゆく! について

上村えりさん

芸能人家族の生活保護問題に思うについて

ツイッターで紹介され、雨宮さんのコラム「芸能人家族の生活保護問題」を読ませて頂きました。弱い立場の人を救いたいという熱意は分かりますが、実際に生活保護には問題がたくさんあります。
実際に詐欺まがいの生活保護受給もあり、生活保護それ自体に関するバッシングではなく、そのような不正な需給に対する問題のはずです。セーフティネットを否定しているのではなく、不正受給をどうなくすか、という問題のはずです。嫉妬のバッシングではないように思います。それを単なる嫉妬と観るということは皮相な思想があるのではないでしょうか。

■雨宮処凛がゆく! について

介護士さん(39才・男性・神奈川県)

「誰かが自分より得・楽してるっぽい」問題。の巻

介護福祉士やってます。
「誰かが自分より得・楽してるっぽい」問題。の巻で触れられてた「月15日勤務の介護職」というのは、おそらく正職員ではなくパート扱いの従業員だと思われます。
僕自身、諸事情で夜勤を月に7回〜8回(月14日〜16日)という勤務ですが(パート扱い)、17時〜翌8時半で1回につき1万5000円です。 他所の職場で少し仕事がキツイ所で1万8000円くらいです。
それでも、切り詰めれば行き先によっては海外旅行くらいは行けます。発言をされた方には、おそらく「介護職の分際で海外旅行なんて!」って考えもあったのでしょうね。
賃金は夜勤1勤務:2万5000円くらいは貰ってもいいと自負してます。
年収400万円は…、その仕事内容にもよりますね。現実は正職員でも月22万円取れれば高給取りという業界です。ボーナスカットは当たり前ですし。

■雨宮処凛がゆく! について

がるさん(40才・鹿児島県)

全く同感です。

私自身、精神疾病を患っており、何度も自殺を考えたこともあります。入院歴もあります。そして精神疾病になった人間に、会社は冷たい対応しかしないことも実感しております(解雇されました)。
私は病を押して会社と戦い、連合鹿児島さんのお力を借り、十数万の示談金を僅かながら得ることが出来ました。それまでの生活費、入院費などは生活保護、傷病手当金、障害年金、雇用保険を全部利用しました。
その時の体験や福祉の現場の人、また法テラスや労基などの相談箇所で見聞きした体験を元に、私のような人が一人でも少なくなるよう、無料で一昨年電子書籍を書きました。これです。http://p.booklog.jp/book/13308
今は年金などを受けながら、かろうじて出来るフリーライターの仕事で生計を立ててます(まだフルタイムでの労働は無理な状態です)。

■B級記者どん・わんたろう について

たかちゃんさん(45才・男性・高知県)

極論は、、、

病院でも、相談窓口のようなところでもそうですが、最近は恐喝まがいの市民が多くいて、恐怖を感じながら仕事をしています。自らを弱いものとして言い張る声が大きかったり恫喝をする者が多くて、助けてあげたい人に割く時間さえなくなっています。
私も怖い思いを時々していますが、生活保護の窓口の人も怖いので毎年くらい変わっています。警察官がいたら安心するのは、きちんとした対応をするためにも必要だと思います。綺麗事を飾るのはいいですが、ご自身が同じ状況だったらどうなのでしょうか? 田舎にはヤクザが町議とかしている場合もありますからね。警察の代わりにヤクザを雇いますか?

■佐藤潤一のカエルの公式 について

瀬早木さん(62才・女性・海外)

日本で同じことをすれば、「非国民」とレッテルを貼られ、さまざまな法律を理由に重い刑に処せられることは間違いありません。「出る杭は打たれる」ことに昔からなっています。
ドイツで脱原発デモに参加したり、署名を集めたりすると「そうこなくちゃ!」と賛同を示されますが、日本人には、「アカじゃないか」という目で見られます。マスコミで報道されていない原発情報を日本の友人に送ったら、無視されたり、拒否されたり。そうなることを予想はしていましたが、「見たくない、知りたくない」という人が私の年代のほとんどを占めているようです。それだけではありません。自分が見たくないだけでなく、見せようとしている人の足を引っ張ったり、口を塞いだりする傾向が強いのです。

■マガ9対談 雨宮処凛さん×森永卓郎さん について

46歳さん(46才・男性・宮城県)

雨宮さん×森永さん

お二人の質問と回答が素晴らしいやり取りでした。とても分かりやすかったです。
世の中は沢山の問題があり、複雑で分からないことばかり。こういった企画で情報があり、我々のような一般人が少しずつでも世の中の問題を理解出来たら、日本は変われるかもしれません。
今回、初めてこのサイトを見ました。今後も期待しています。

■時々お散歩日記 について

アリの一穴主義さん(42才・男性・大分県)

4号機

4号機の視察をテレビで見ていると、となりにいた嫁が「原爆ドームみたい」と言いました。嫁は広島出身で原爆ドームの近くに実家があり、子供の頃から身近に感じて育ったようです。それだけにあの4号機の無残な姿がだぶって見えたのかもしれません。
そう考えると、やはり核の平和利用は夢物語だったと言わざるをえません。そろそろ日本人も目をさまして、反原発という認識をみんなで共有する時期が確実にきていると思います。

■みんなのこえ について

TY生さん(72才・男性・三重県)

多摩散人さんの意見を読んで

カンボジアでのPKOの任務は選挙の組織・管理、停戦の監視、治安の維持、武装勢力の武装解除、難民・避難民の帰還促進、インフラ整備などであった。
多摩散人さんは「フランス軍の平和を作り維持する活動がなければ、自衛隊は活動できなかっただろう」と述べているが、カンボジアの紛争もPKOの原則として、紛争当事者の停戦合意と国際部隊の受け入れ容認がされた後でのフランス軍の活動であった。決してフランス軍の武力行使によって平和を作りだされたのではない。
多摩散人さんは相変わらず憲法9条を悪法と捉えているが、ご自身は私の問いかけに、イラク戦争での「駆けつけ警護」を否定されている。ご自身の意にかなう政府の行動結果となったのは、憲法9条の歯止めがあったからである。多摩散人さんはこれをどう理解するのであろうか。以前に《アメリカの不正義の戦争をどう断るかは後で考える》と述べているがこれについて回答を出して欲しい。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

マングースさん(男性・東京都)

原発事故当時政府関係者「喚問」のあほらしさ

先日、菅前首相など福島原発事故の収拾にあたった当時の政府関係者の国会での「喚問」が終わった。これは本来、事故の再発を防ぐための検証であるはずだ。だが、産経や新潮などの右翼マスコミは、当時の政府関係者らをやれ「責任逃れ」だの「答弁に国民の怒り」だのとまるで犯罪者扱いで報道している。
しかし、自民党政権だったらあれ以上のことができた、とは思えぬし、第一、当時収拾にあたった人たちの努力に対して無礼である。これは、脱原発を唱える菅前首相が、ある勢力にとっては目の上のタンコブなためその政治的影響を削ぐために「事故の拡大は菅前首相が招いた」説をでっちあげて広めているのだろう。それなら朝日のような「良識ある」マスコミが正しいことを報じればいいのだが、彼らも多勢に迎合して日和見主義ではどうしようもない。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

向かい火さん(42才・男性・東京都)

TPPについて(その27)

TPPに参加した場合のリスクの一つとして考えられるのは、社会保障費の大幅削減です。
TPPは原則的に参加諸国内でヒト・モノ・カネを自由に行き来させる事を目指した条約だと思われますが、そのように経済的障壁を撤廃すればする程、資本や技術はより税金の安い地域に移動し易くなります。それゆえ日本がTPPに参加した場合、税金、特に直接税を低くして行かざるを得なくなるのではないかと思います。税金が低くなるという事は社会保障費も低くする事を意味し、例えばセーフティーネット(生活支援給付金付き職業訓練など)を整備する事も困難になります。
経済を活性化させる上において競争は必要条件ですが、競争にはデメリットも数多くあります。そしてそのデメリットを緩和する上で社会保障の充実が重要になってくると思います。しかしTPPに参加すると、日本は低福祉低負担のかなり小さな政府になる事を余儀なくされるのではないかと思います。

6月になり、「原発ゼロ」の実現から1カ月が経ちました。
民主党内からも「慎重な判断」を求める声が相次ぐ中、
野田政権は「再稼働」に突き進もうとしています。
そんな中で行われた「内閣改造」も、
いったい誰のほうを向いての政治なのか? の思いを強くするばかり…。

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