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まる4
4/13〜4/25までに寄せられたご意見から

今週は、たいへん多くのご意見をいただきました。
最近の中国や韓国での反日行動についてのご意見もありました。
ということで、一挙に30通をここに紹介します。
ちょっと長いですが、読み応えのあるものばかりですので、
どうぞ最後までお読みください。 5月3日は憲法記念日。
休日にゆっくり考えたいですね。憲法のこと。

気仙 勘禄さん(31歳・男性)
●「森永卓郎の戦争と平和講座」について
たしかに、よく「平和ボケ」などという言葉を耳にします。 コレは一体どういう意味なんでしょう?
平和でいること、大規模な争いがないことに馴れている国民性のことでしょうか? このことに警鐘をならす方々がよく使われている言葉に感じます。

確かにいま世界ではあらゆるところで争いが絶えません、確かに「いつ日本が巻き込まれてもおかしくない」と思う方も少なくないとは思います。
でも、だからといっていつも戦争の準備をしていなければいけないのでしょうか? 常に握りこぶしを見せびらかしながら街の中を歩くような、 そんな気持ちでいなくてはいけないのでしょうか。

僕はそんなことをするから争いになるとしか思えないんです。 平和でいる、戦争が遠い昔になる、全人類が平和的にぼける、僕はそうあって欲しいです。 その先頭に日本に立ってもらいたい。
ぷうさん(44歳・女性)
今日、久保田弘信さんのお話を聞いてきました。
イラクや、アフガニスタン、北朝鮮、中国、危険な国で報道する、カメラマンです。
真実は何なのか、沢山ある情報をまず知ること、そして鵜呑みにしないでよく考えること、自分一人で、完結しないで思ったことを伝える場を持つ事、など常日頃自分でも思っていることですが、出来ること、些細なことから一人一人が始められたらいいなと思いました。

9条は変えて欲しくない。戦争のない世界を、幸せな毎日を、と強く願います。拳を振り上げて反対するのではなく、歌で平和を願おう、という思いの込められた「SMILE」という歌をご存じですか? 是非、是非、聞いてください。心に響きます。傷つけない為、傷つかないために何ができるのだろう、と考えさせられます。 『マガジン9条』、楽しみに見ています。

牧野ゆりさん(38歳・女性)
はじめまして。私は法律に詳しいわけでもない、一般国民です。
連日の反日デモ報道にウンザリしています。
憲法9条というのも一般常識程度にしか知りません。個人的には良いと思います。
戦争しないのは良いと思います。そして、この際徹底的に戦争しない!! と決めてしまった方が良いと思っています。

攻めてきたら「守る為に」戦ってもよい、というのも放棄してしまえばよいと思っています。攻めてきたら……などと言っていては戦争の連鎖はいつまでたっても終わらないんじゃないかと思うからです。

当然、私は死んだこともなければ、戦争も全く知りません。
戦うことは殺しあうことだけですか?
戦争が前提にある地球なんかイヤです。
テロに立ち向かう方法は戦争ですか?
それが勇気ある行動ですか?
勇気ってそんなもんじゃないと思います。

もしも戦争に巻き込まれたら、私は応戦しないで殺されることを選びたいです。
もちろん本能で応戦してしまうかもしれません。殺してしまうかもしれません。
その時になってみないとわかりませんが…。
とにかく、戦争の連鎖、憎しみの連鎖を誰かが、どこかが断ち切らないといけないと思っています。それを日本にやってほしいと思っているのです。

戦争そのものがなくなれば兵器なんか必要なくなります。
戦争なんかしなくても生きているものは全ていつか死んでしまいます。
わざわざ殺さなくても死にますから。
極論ではありますが、戦争完全放棄の道も選択肢に入れていただきたいです。

高橋 槇二さん(79歳・男性)
●「マガジン9条Q&A」について
戦争放棄及び戦力は持たない。
最近の周辺国のわが国への見方が異常になっていることから、どう対処していったらよいか。

本来自衛のためには強力な防御策を備えなくてはならない。
極端な方法は、軍事力を持つことも視野に入れて対処すること。
これは短時日では間に合わないし、10年から15年の期間をおいて、国民の真に 国を憂い思う心の涵養が育つかどうか難しい問題である。

佐藤太郎さん(19歳・男性)
現実的に考えて、軍備や武力の行使にはとてもお金がかかると思います。今のアメリカを見れば明白です。

今、年金やそれに伴う消費税に関する問題でただでさえ財源がないと大騒ぎして、国民に負担を迫られているのに、憲法を改正して自衛軍を作ったり、集団的自衛権により他国へ本格的派遣を認めるようになったら……それに相応しい装備を、という声が生まれ、防衛庁も省に格上げされたりして、より予算がかかることになるでしょう。
その予算はどこから持って来るのでしょうか? 負担増? あるいは福祉や社会保障関係の財政削減? まさか政府や官僚の無駄遣いをやめたりはしないでしょう。

モラル抜きに考えても、損をするはずなのです。そしてその事は、国民一人当たりどのくらい損するか具体的に示し、それがわかればわかるほど、共感されないはずです。年金や消費税であれだけ大騒ぎするのですから。

今、改憲派は恐怖をあおり、またそういう状況をつくりだし(?)、あの手、この手、様々な方法で改憲の宣伝広報をしています。
護憲派もこのサイトの漫画のように、具体的に、新たな義務や軍備について、改正されたら実際に一人一人がどのように困る事になるのか、具体的に提示し広報宣伝すべきだと思います(9条ならこのように軍備費負担ですが)。

社民党や共産党などの護憲政党は、正しさやモラルを全面にだしていますが、それでは既に現実が証明しているように、共感してくれる人が限られています。
そうではなく、わかりやすく、しかも改憲は負担になってしまうということを全面に押し出すべきです。
分かりやすい事は小泉内閣をみてわかるように、あまりよい事ではありませんが、分かりやすさの先にあるものが、負担が少なく、正しい事ならそれも良いのではないでしょうか?

山猫母さん
はじめまして、山猫母と申します。
このようなホームページができたことを本当にありがたく思います。

新聞で改憲の動きが出てきた頃から、気になっていました。私も私の周りの人たちも今まで憲法というものに本当に無関心だったのです。エライ人が変えるって言えば憲法って変わるの? という程度です。
その後、国民投票があるらしいことが分かりました。が、内容について、今まで全然触れたことがないものを触れないまま、変えるか変えないか決めろって言われても……。

そこで、ここらで憲法のことを知らなくちゃと思いました。
そしてわかったことを周りの人に伝えなきゃなとも思いました。
自分でホームページをブログという形で立ち上げました。

改憲派の人も、護憲派の人も、全然無関心だった人も入れるところ。本当にそういうところが欲しいと願っていました。どうしたらそれらの人が集まってくれるか考えた末、私のホームページでは
「前文をあなたのお国言葉で訳してみませんか」
と呼びかけることにしました。
(前文は、不必要だとか、日本特有の文化を盛り込めてないから駄目だとか、英文直訳で分かりづらくて駄文だとか、散々言われてますが、私は大好きです。それまでの過ちの後悔や、これからの在り方がうたわれていて、素晴らしいと思っています)
そのほか、新聞や週刊誌などで気になった記事を紹介したり、本を薦めたり、気になるホームページアドレスを書いたり、自分の考えを書いてみたりということで更新しています。
だらだらと書いてしまいましたが、心強い味方ができたと喜んでいます。世界の平和のために、そして私のために(!?)頑張ってください。私も微力ながら、できることを惜しまないでやっていきます。
和さん(23歳・女性)
中国で行われた反日デモを見てすごく悲しくなりました。
中国・韓国等から嫌われているのもすごく辛いです。多くの日本人が平和を望んでいる事を、アジア諸国や世界に伝える方法はないのでしょうか?
憲法改正反対デモをしたら伝わるかな?
内田陽雄さん(64歳・男性)
私の世代は、空襲を記憶している最後の年代でしょう。終戦になり、憲法9条により、戦争はしない。軍隊は持たないと知って、心から安心しました。
軍隊は持てないと国会で発言した吉田首相が、再軍備の発端を作った時、子ども心に、この国の政治は、おかしいと疑念をもちました。
その当時の社会を、子どもの目を通して振りかえって、将来につなげたいと思い、今年に入ってからブログで小説を書き始めています。
私の読者にも、このHPを知ってもらいたいので、リンクさせていただきます。

拙稿もお読みいただければ幸いです。
http://www.doblog.com/weblog/myblog/35635
浅川圭子さん(59歳・女性)
憲法9条が大好きです。
息子も孫も戦争で殺されてたまるものですか。大切に大切にいつくしんで育てたのですから。
彼らが、人を殺してたまるものですか。一つ一つの命の大切さを確認しあってきたのですもの。
息子のお嫁さん、孫のお母さんに悲しい思いをさせてなるものですか。
ベアテ・シロタ・ゴードンさんのお話を聞く機会がありました。憲法のよさを宣伝してくださいって話されましたよ。
kamonohashiさん(55歳・男性)
●「この人に聞きたい」(愛川欽也さん)について
愛川さんへ。20代・30代のタレントの話がありましたが、そこは大きな問題です。テレビ・マスコミ業界のことは全くわかりませんが、愛川さんももっと強引にタレント・有名人・スポーツ選手等々あらゆる業界の著名人にもっともっとインタビューをして問いただしてください。

それはある意味で改憲をもくろむ側に楔を打つことになるでしょう。うかうかしてると先方に彼らは取り込まれるでしょう。その危機感が愛川さんからまだ伝わってこない。お願いします。

キムタク、細木さん、長島、王、人間国宝のご老人からゴマンといらっしゃるじゃありませんか。もう経団連のお偉方は、どちらむいてるかご存知でしょうし。 何卒よろしく。

私には国民投票が念頭にはあります。でも、それよりもまず現憲法。現憲法は、本当に日本の、人類の、未来の宝だと、大げさでなく思います。
湊登美子さん(59歳・女性)
いわゆる終戦っ子です。戦後の歴史とともに60歳になります。
平和憲法があったからこそ、今まで経済アニマルと嫌われながらも、世界で認めてもらえてきたのに、改憲などしたら、とたんに世界の信頼を失います。

9条を守ろうとする声や運動を、報道しないテレビ・新聞は改憲推進と同じ。
国のあり方にとって、優先順位はなんといっても、戦争しない国。戦争しているアメリカは世界でもっとも愚かしい国ですよね。このごろはアメリカ映画も素直な気持ちで見れなくなりました。
マスコミで発言する機会の多い方々の影響は大きいです。ホンネの発言、期待しています。
やまもとふみおさん(62歳・男性)
今、中国でデモがおきています。
日本人は、中国などで侵略戦争を起こし、その中でひどいことをしてきました。
大勢の人を生き埋めのまま殺したり、首をはねたり、強姦したり。
この歴史の事実を、中国は子供達に写真や現場を見せしっかり教育していますが、日本はしていません。だから日本人はデモをしている中国人の気持ちが分からないのです。

戦争が罪のない人間を殺すのです。
そこで、戦争の真実をもっと若者に知ってもらうために、中国で後世に伝えている戦争のひどい写真や現物を借りるなどして、日本で宣伝出来るといいのに……と思ったりします。
渡邉さん(78歳・男性)
平和主義、非戦主義を貫くならば、中立国を宣言すべきではないか?
中立国でも、自衛権は認められるべきで、自衛隊の存在は許される。
しかし、同盟関係を含む集団的自衛権は許されない。
こんな憲法を考えてみてはどうか。
VIEWさん(22歳・男性)
今回の憲法改正の狙いは9条であり、海外派兵の合憲化です。
改正されれば、「自衛」(専守防衛)が「派兵」(先制攻撃)となるでしょう。
私は専守としての自衛隊は持っていてもよいとは思いますが、国から離れて攻撃活動をするのは許せません。

改憲した方がよいという方達に考えていただきたいのは、今の自民・民主の方々の改憲とは海外派兵を容認するものであり、決して専守のためだけのものではないということです。

アメリカと一緒に軍隊として海外へ行くということは、人殺しをしにいくという事だと私は考えます。
自衛隊が作られてから現在に至るまで、まだ一人として自衛隊活動の中で人殺しをしていません。それは世界に誇れることであり、これからの世界中の国の目標となると私は思っています。 この功績を守るためにも、今の方向のままの9条改正には、反対していきたいですね。
丸山光信さん(60歳・男性)
中国、韓国のデモで主張している「靖国神社参拝」、軽視出来ない問題である。 小泉首相は「戦没者を慰霊するため」「不戦の誓いを新たにするため」と説明する。

しかし、論より証拠。靖国神社へ行ってみればよい。靖国神社の遊就館には兵器や遺品が展示されているだけで、日本軍の中国大陸や東南アジアへの侵略と、それに伴う略奪、暴行、虐殺等の負の事実は全く展示していない。

その外形からは、国のために戦死した将兵を慰霊しているだけで、それは日本軍国主義時代と何も変わっていない。先の戦争に対する反省や贖罪を示す展示品は、何も見出すことは出来ない。

靖国神社が1945年の敗戦までの日本軍国主義の精神的主柱であったことは、世界、とりわけ東アジアの諸国の人々に広く知られたことである。これでは、小泉首相の参拝とA級戦犯の東条首相の参拝には、何の違いもみられない。

万々一、東アジアの諸国の人々が、小泉首相の「不戦の誓いを新たにするため」という説明を納得しても、その後で靖国神社の遊就館を見学し、反省や贖罪を示す展示品が無く「不戦の誓い」を示す対象物が無いことに気がついた時、二重に裏切られた思いを抱き、信頼は永遠に得られなくなる。

小泉首相だけでなく、国会議員の80名もの人達が、自分のしている参拝が、A級戦犯の東条首相の参拝と外形上全く同じであることにさえ気がつかないことに、暗澹たる思いである。これでは、憲法9条を改正し、戦死した将兵を再度靖国神社に祭ろうとしていることは明らかである。皆さん、是非とも一度靖国神社の遊就館を見学して下さい。

落合一彦さん(72歳・男性)
第二次大戦が終わった時、国連は設立されていた。
「国連の安保理は、平和維持軍を持ち、国際紛争はその軍が収めてくれる」と教えられたから、私は9条の支持者だった。もし日本が侵略された時には、国連軍や外国の軍隊が助けてくれると信じていた。それまでみんなで山に籠って抵抗すればいいと考えていた。

しかし、それから60年国際情勢を見ると、国連は全世界の平和維持のためには何の役にも立っていない。 当時の日本の国際法の最高権威者とされる横田喜三郎氏の「国際連合」を読み直してみたが、我々が教えられたようなことはどこにも書いてなかった。さすが、学者である。

当時と現在では平気の程度がぜんぜん違うし、現に日本も自衛隊という軍隊を持ち、無いのは原爆と空母だけである。
9条の精神はあくまでも堅持しなければならないが、国内外の現実とどう調和させていくか、これからみんなで大いに議論すべきである。

加藤秀雄さん(79歳・男性)
現在の国会議員と大臣全員に聞きたい。
1) 貴方は、東洋の「スイス」として、永世中立国になることを決めたのはどこの国か知っていますか?
2) そのことが憲法にどのように明記されているか知っていますか?
3) その憲法は、ほかの国には真似ることができない最も先進的なものであることを世界に誇れると思いませんか?
aikoさん(24歳・女性)
憲法改正には反対です。
世界中から武器がなくなり、戦争のない平和な世界にすればいい。簡単なことのように思うが、なぜできないのかが不思議。家族であれ、友達であれ、日本人であれ、アジア人であれ、世界の中の一人の人間であるから、みな思想や理念は違って当然。
でも、みなひとつの地球という家に住む住人。そう考えれば、みな助け合い支え合い生きていくことは当然。

私は、同年代・若い世代の戦争という問題への無頓着さが気になる。
歴史は繰り返されるというが、今、その危機にあるように思う。
なぜ人は過ちを繰り返すのか。思うに、過ちを起こした人が起こさないような学習をしても、それを受け継ぐ伝達が上手くいっていないからだと思う。(伝統文化においても、特に日本は受け継がれていないように思う。)

私自身、小さいころに戦争博物館や戦争を伝える映画・映像を教育的(周囲は教育として教えているつもりはないだろうが、目にする機会・話を聞く機会が多くあったように思う)に見る機会があったから、今、反対! といえているのだと思う。

私の周囲の友達は、いわゆる現代っ子。あまり考えず、なるようになると思っている。逆に考えている子は、現状のみ(今でいえば、北朝鮮問題や中国・韓国デモ問題)に目を向けた意見=武力行使推進の考え・憲法改正賛成が多いように感じる。

そういった意味では、パソコン画面から戦争経験者を含む人生の先輩方からの話が発信され、多くの若者に発信できていることをうれしく思う。 私がゆくゆく結婚をし(相手はいないのですが〈笑〉)、子供をもったとき、またその孫が、徴兵制の復活や戦争時代突入による戦場参加がないことを願い、メールをおくります。

追記) 愛国心について、みな、どう考えているのか聞きたい。教育の場において、「君が代」「日の丸」が強制されているのも、明らかに戦争突入を踏まえた政治的教育としか思えない。憲法改正論とも絡んでくる問題と思う。
大林克巳さん(71歳・男性)
いま中国の反日デモが大きな問題になっています。政府・自民など与党、財界人、一部の専門家らは、その暴動的な側面をとらえて中国を非難しているが、中国側は「日本側の歴史認識が誤っている」として「責任は日本側にある」と主張している。
この「歴史認識」の問題は、なにも中国との関係だけの問題ではない。我々日本人自身の問題なのである。

戦後60年、いま日本では平和憲法が改悪されようとしている。その根底には、「歴史認識の誤り」がわだかまっている。靖国神社参拝に対して、戦に殉じた人々の霊に参ってどこが悪いという言い分。侵略戦争を、アジア解放戦争、東亜新秩序の建設と美化し、「自虐史観」を克服すると嘯(うそぶ)く逆コース派。
これらがいましきりに憲法を「改正」し、「9条」を取り除き、「戦争のできる国」に作り変えようとしている。しかもこれはただに彼らだけの浅知恵ではなく、アメリカという親分の言い付けでもあるのだ。

中国・韓国が「侵略、植民地支配」を反省せず、かつての戦争を美化している、と批判するのは彼らの当然の反応であるが、もっともっと敏感に、かつ強く反応すべきは我々日本人なのだ。多くの国民が鈍感であるが、もっとも怠慢あるいは無見識なのはマスコミではなかろうか。「社会の木鐸(編集部注:ぼくたく。世の中を教え導く人。社会の指導者)」たるべきマスコミがいまや支配層の御用達に堕しているではないか。
細野喜一さん(68歳・男性)
わが国は専守防衛の為に自衛隊を持ってきた、つまり自衛権としては 「個別自衛権」であり、自衛軍にすることは「集団的自衛権」を認める流れになるのでは。
「集団的自衛権」は「他戦」を認めることになり、平和憲法に違反するので「集団的自衛権」は絶対に認められない。
y.takiさん(53歳・男性)
●「マガジン9条Q&A」について
理想としては、軍隊は持つべきではないが、市民を真に覇権主義の国(米国などの新保守主義の資本主義国)から守ってくれるなら、武装すべき。(なお、資本主義国は本来他国を侵略することで成り立つことが多い。これは経済のほほ常識)
しかし、その銃口が、市民に向けられることがないように警戒すべし。
往々にして歴史上それはありうるから。本来真の市民の政府ができることが前提で軍隊をもつべき。

匿名希望さん(23歳・男性)
9条は改正すべきだと思います。日本国憲法公布以来、9条が条文通り履行されていた時期は一度もありません。自衛隊発足前には米軍が、また発足以降は自衛隊と米軍が協力して日本の防衛を担ってきました。本当の意味で日本が防衛力を捨てたことはないと思います。

世界中を見渡しても、リヒテンシュタインのように防衛を他国に依存した国はありますが、 「自主自立した国で、なおかつ防衛力を完全に放棄した国」は存在しないのではないでしょうか。 よく平和国家の例としてコスタリカが挙げられますが、コスタリカにも治安維持部隊という兵力があります。また、コスタリカがアメリカに極度に依存している国であることは、 イラク戦争時の対応や反共主義を貫いていることからも明らかです。

はたして防衛力を持たない独立国家というものが成り立つのでしょうか。自国の軍隊を持たないというのは別な国の影響下に入るということと同義ではないでしょうか。
「いやそうじゃない、ちゃんと成り立つんだ」と言うのなら、 防衛力なしに成り立っている独立国家の例をひとつでも示して欲しいと思います。
もしくは、このようにすれば成り立つというモデルを、情緒を交えずにきちんと論理で示して欲しい。

いつか軍隊がなくなる日が来るという理想を持つのは素晴らしいと思いますが、現状はそうではありません。憲法は未来予想図ではなく現実の契約なのですから、空文化している実態は改めるべきです。
自衛隊が日本の防衛力であることを明記し、交戦権を認めるべきだと思います。

羽田さん(62歳・女性)
●「マガジン9条Q&A」について
絶対に変えてはだめです、原爆を落とされた唯一の国なのです、堂々と胸を張って平和を訴える権利があるのです、戦争を辞めさせる側に意思を強く持つべきです。
優柔不断は何もうまない、政府にとても腹が立ちます。
駒形和洋さん(37歳・男性)
「今の憲法はアメリカに押し付けられたものだから、改正を」と言う人に言いたい。
9条「改正」だって、もとをただせばアメリカからの強い要求です。それは押し付けと言わないのでしょうか。

「今の憲法では国を守れないから、自衛のための軍隊の保持を明記すべき」と言う人に言いたい。 軍隊では国は守れません。その証拠に、世界で一番強力な軍隊を持っているアメリカが、あの9・11テロでやられたわけですから。
軍隊ではテロは防げないばかりか、軍隊で他国を蹂躙した仕返しがテロなのです。
つまり、「軍隊を持つからやられる」という関係ではないでしょうか。

日本の平和が脅かされているとすれば、その原因は、1)侵略主義のアメリカに追随していること、2)独自の平和外交戦略を持っていないこと、この二つに尽きますね。裏返せば、日本の平和はこの二つの弱点を克服することでしか作れないと思います。
ishiさん(15歳・女性)
憲法9条を授業で習いました。世界に類のない条文です。たとえ作られた当初の諸事情があろうとも、その後の世界情勢がどのように変化したとしても、9条は絶対に日本人として死守すべき義務があると思います。

スイスのように恒久的な中立国として平和に貢献している国があるように、日本は9条によって世界に平和共存を訴えていかなければならないと思います。
過去の忌まわしい歴史をみればそれは自ずと分かるはずです。なぜならば戦争を起こす初原は、常にその国の政治や国民の中に起因すると思うからです。
野良猫さん(78歳・男性)
私1927年(昭和2年)生れ78歳。
四歳の時、新潟県・新発田市で、9.18事件=満州事変=侵略戦争に出兵の為、
国鉄の駅へ向かう「兵隊サン」を見送る。場所、今でも特定出来ます。
中国では15年戦争の始まり。中国で『極ワル』した兵隊戦後皆口つむぐ。
太平洋戦敗戦1945年迄。子供〜少年時代を銃後の実体験をしました。
私、一つ違いで徴兵を免れた年代です。

憲法改制どうして? ワカンナイ?人が大部分。
日本敗戦、真珠湾攻撃その前、米国の対日輸出ストップ。その前、日本は国際連盟脱退その前は? と義務教育で教えない歴史を遡って知らないと憲法問題ワカンナイ人ばかりでしょう。

追々皆さんと憲法と歴史の歩みを話し合いましょう。
nagatakiさん(40歳・男性)
このようなサイトがあることに感動しました。
感動ついでに一言意見を言わせていただきます。
これはご存じの方もあると思いますが、日本国憲法第9条「戦争放棄」は、第1条「象徴天皇制」といわばバーター取引によって設定されたということを、もう一度思い起こすべきだと思います。

つまり、敗戦直後、日本の再度の軍事大国化を懸念してその根幹である天皇制を廃止しようと主張していたイギリス・ソ連・オーストラリアなどに対し、対ソ戦略上、日本を自由主義陣営に置いておこうとするアメリカは、イギリスらを説得するために、天皇制を存置するかわりに日本軍を廃止するということにしたわけです。
天皇制を廃止すれば、日本は混乱し共産化するとおそれたわけです。だから、9条のおかげで昭和天皇は戦争責任を逃れたわけです。

したがっておしつけ憲法によって得をしたのは、いま盛んに日本国憲法を批判している(天皇を大好きな)保守派の側だったことになります。だから、彼らが9条を改悪するというなら、とうぜん1条の「天皇」も改訂を余儀なくされると考えます。
それは「元首」にするというものではなく、当然「廃止」でなければなりません。

ただ、私はサヨクではないので、何もなければ今更天皇制を廃止せよなどとは言いませんが、1条と9条がバーターである以上、象徴天皇制を残すのなら、9条改悪 は許すべきではないと思います(より解釈改憲されないように条文を改訂すべきだとは思いますが)。
それでも改悪をやるというなら、1条の「天皇」制の廃止まで議論が及ぶべきでしょう。これは哲学者の高橋哲哉氏も言っていることで、ほとんど受け売りですが。
patriotさん(17歳・男性)
先日、このサイトのことを新聞でみました。このような活動が行われていると知らなかったのでとても嬉しくおもいます。
さて9条についてですが、僕は9条第一項については残すことを強く望みます。
しかし、第二項「陸海空軍その他の戦力はこれを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。」については変えるべきだと思います。

日本人の多くは、「武力はだめだ」とか「武力ではなく平和的に」という人が多いが、それは、きれい事、また理想論ではないでしょうか。
たしかに、武力解決、戦争はよくありません。しかし、近所を見ても、不気味に軍拡を続ける中国、核兵器をちらつかせる北朝鮮など危険がいっぱいです。
ところが、今の状態では日本は自分の国を守りきれないのです。日米安保があるからといって安心してはいられません。米軍は日本を死守してはくれないでしょう。
やはり我々は、ここでこのことにきちんと目を向け、現実的に考えていく必要があるのではないでしょうか。
多田信晴さん(30歳・男性)
憲法9条は変える必要はない! 変えるなど馬鹿げていると言わざるを得ない。
この9条は日本が世界に誇れるものの一つであり、この9条に対し、海外からも強い関心が持たれているのだから、そのまま9条を維持し続けるべきである。
また、9条を維持することが、太平洋戦争で日本が行った「侵略」・「強制連行」・「従軍慰安婦問題」などに対する反省と世界に対する謝罪になると思う。
もちろん、これだけを行うだけでは本当の意味での反省とはならないが。 百歩譲って憲法9条を変えるとすれば、「自衛隊は軍隊である。」という一文を加える事ぐらいである。
山戸朋盟さん(58歳・男性)からこのようなご意見をいただきました。
「私がここに書いた意見は、全部そのままこのサイトの読者に公表されるのでしょうか。それなら書く意味があるが、もしそうでなく、このサイトの管理者が取捨選択する、または内容を要約する、または全く無視して公表しない、…それでは、このサイトは自由な意見交換の場とは言えない。
まず、それを確認したいです。」

編集部には日々多くのご意見が続々と届いています。 なるべくいろいろなご意見を、掲載するよう心がけていますが、類似した意見や、明らかに意味がとれないものは、掲載を見合わせていただく場合があります。
何卒ご了承ください。
最後までお読みくださって、ありがとうございました!
これからもどしどしご意見をお待ちしております。
各コーナーにある「mail」ボックスをクリックしてお送りください。
匿名希望さんは、そのように明記してくださいね。
ご意見募集!
ぜひ、ご意見、ご感想をお寄せください。

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