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まる5
4/26〜5/9までに寄せられたご意見から

新緑の季節になりました。
東京湾のくじらを眺めたり、野球やサッカーを 応援したり……、
そんな日常が続いていくといいなと思ってしまいます。
核実験の心配をしたり、隣の国の人に憎まれる日常はイヤですね。

里井幸康さん(69歳・男性・東京都)
このサイトは朝日新聞で知りました。私たちの世代はともかく、若い人々が最も苦手と思われる憲法の問題が政治課題となりつつある今日、やさしく、より広い層の人々がこの大切な事柄に関心を持っていただけるこの欄の登場は大変うれしく、たのもしく思います。
みのさん(33歳・女性)
● 森永卓郎の「戦争と平和講座」第3回 について
「戦争肯定派と市場原理主義者は、それまでの人生で、あまり他人から愛情を受けずに育ってしまったのではないかと考えています」
その通り!!! と思いました。(自分たちの肉親からさえ、愛情を受けずに育ってしまった人たちなのだと思っています。愛情の代わりに他人を蹴落とすことをよしとされたり、「エリートであれ」とか言われて教育されたのかもね)
こころの中で薄々思っていたことが、見事に表現されていました。
アッパレ!!! 森永さん!!

Sweet dogさん(22歳・女性・東京都)
よく聞くのが「憲法9条は現実と合っていないから、もっと現実に沿う形で修正すべきだ」という意見。要するに、憲法9条がただの理想論であり、非現実的だということをいっているんだと思います。
しかしこのような意見を持つ方々が、それだけを理由に憲法9条を改正すべきとするのであれば、もっとよく考えてほしいと思います。

憲法とはそもそも何のためにあるのか。それは私たちの社会のあるべき方向を示したものです。『私たちの社会がこういうふうにあるといいな』という目標を定めたものなのです。だからそもそも、その目標を現実にあわせるのではなく、現実を目標にあわせるよう私たちは努力しなくてはならないのです。

お世辞にもわが国、日本はいままでその努力を精一杯してきたとはいえません。将来大きな戦争の原因になりうる世界の貧困や紛争がなくなるよう、努めてきたとはいえません。もしこれらに力を入れることにより、日本が世界中の国から信頼される国になれば戦争の心配などいらないのです。これを「理想論だ」と決めつける前に、私たちはそんな国際社会を築けるようまず努力をすべきなのです。

憲法9条が改正され、戦争を行うことが可能になったとしたら、いまはありえないと考えられている徴兵制だってできかねません。あなた自身が戦争に行くのかもしれなくなるのですよ?
私は自分の子供や孫が徴兵されていく社会なんて、絶対いやです。そして日本の憲法理念を世界に広め、そんな社会がこの世の中からなくなる日がくるよう私たちは全力を尽くすべきです。

アカボリマサユキさん(27歳・男性・東京都)
憲法9条は守るべきだと思います。それが無くなったら、と思うと、とても怖いです。
しかし、国会には改憲をたくらむ方が多く、そしてかれらが国政の実権を握っているかのように見えます。いつから、日本は政治と国民が切り離されてしまったのでしょうか。
今思うことは、憲法9条を大事に守っていくべきなのに、改憲の流れを止める術が分からないということです。
政治家があまりにも国民の意向を聞かなさ過ぎるの昨今で、われわれ一国民は何をしたらいいのでしょうか。変わってからでは遅すぎます。日本の未来を考えるととても暗い気持ちになってしまいます。

坂井遼さん(21歳・男性・東京都)
「マガジン9条」を読んでいて、とても色々な考えをみんなが持っていることに驚きました。徴兵制や銃社会の確立まで考えている方もいらっしゃって、これは僕も僕なりの考えを主張していかなくてはならないなと感じさせられました。

9条を変えることに僕は反対です。国家というものが、どうして人と人との境になってしまうのか? すごく残念なことだと思います。言語や文化や人や街というローカリティと国家は決して直接結びつくものではありません。
僕らの暮らしに、そっと寄り添うシステムとしてあってほしいのです。国家という形のないものが利権を争う姿はあまりに醜く、かなしい気持ちになります。民衆が前に立ち、否を唱えなくてはいけない。それが、しやすい状況に今あるのではないかと思います。民衆がボトムアップしていくべきなのでしょうね。

まっちゃめさん(41歳・男性・愛知県)
●憲法9条Q&Aについて
「暴力の応酬を断ち切るためにも、そもそも軍事力を持たない」
大賛成です。言葉を尽くして分かり合えるためには、現在消費している防衛費をすべて外交分野に回したい。自衛隊員は全員外交員に転職!
ueda masuoさん(男性・千葉県)
「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」の名簿はあるのでしょうか。
検索で調べたのですが、それらしいものに出会いませんでした。
すべての国会議員の9条に関する姿勢などの一覧票があれば興味深いのですが。
ゆうこさん(26歳・女性・大阪府)
最近のニュースをみていていると憲法改正の話題が多く、とても不安になり調べているうちのこちらのサイトにたどり着きました。
このまま9条が改正されれば、いつか必ず日本は戦争をはじめてしまうでしょう。
それだけは、絶対に嫌です。自分に、何かできることがないだろうか? 何かすべきなんじゃないか? いま私は、そういう風に感じています。

でも憲法についてほとんど知識もないので、このサイトのさまざまな記事を読ませていただきました。とてもわかりやすく、かわいらしくて読みやすかったです!
これからも憲法について勉強していきたいと思っています。まずは、この問題に興味を持つことが大切なんですね^^
私のように、9条に対して多くの人が興味を持ってくれることを願っています。とりとめもない感想になってしまいましたが、今後ともがんばってください!
「おまけ絵本」がすごくよかったです♪
はたけやまさん(40歳・男性・東京都)
良い方向に変わる改正ではなく、改悪になる可能性がある憲法改正には反対です。
日本国憲法は世界の理想が詰まった人類の最終目標(理想)の集大成と聞いています。
普通、理想と現実は異なるのが当然であると思います。理想のレベルを現実のレベルに落とす必要は無いと思います。今の日本国憲法の理想が既に達成されているなら別ですけど……
海月みどりさん(36歳・女性・熊本県)
「押しつけ憲法なんか、うんざりなんだよ。こんなケンポウなんてぶっ壊したうえで作り直せばいいんだよ!!」と主張する人と「平行線」状態なんです。どうしたらいいですか?

緑アイさん(51歳・女性)
●「この人に聞きたい」愛川欽也さん について
愛川欽也さんの話を読んで涙が出てきました。子どもの頃戦争を体験され、復員された先生の教えを受けてから一度も座標がぶれたことがないと言い切られるその言葉と、様々な場で戦争体験を伝えていらっしゃるその姿にです。

私も戦争は絶対嫌です。イラクでも戦争で傷つき亡くなっていくのは、戦っていない国民です。望んでいないのに戦争に巻き込まれます。
大きな声で反対と言いたいのに、何か言えない雰囲気、周りの人達との温度差を感じてしまうのです。テレビをつけても肝心なことはあまりふれず、ボケボケの番組が多すぎです。
でも、何もしないことは現状を肯定することなのかもしれません。
私なりにできることをやっていきますね。娘や息子達に平和な暮らしを残してあげるのが親の役目ですものね。

山猫母さん
●「みんなのこえ」について
こんにちは、山猫母です。「みんなのこえ」を読んで、平和を願う人が多く意見を述べられていることに感激しました。と同時に、少数でしたが改憲派の方の意見も寄せられていて、それも本当に嬉しく感じました。片側の意見だけでは駄目だと思うのです。
マガジン9条って、すばらしいなあ。

さて、今日は、疑問に思ったことを書いてみます。「みんなのこえ」でも書かれていた言葉ですが、「武力なしでは国を守れない」です。
私の周りの改憲派(ミリタリーファンの知人)が同じことを言います。一瞬「そうかも..」と納得しかけますが、すぐに「?」と思うのです。その「国」ってなんですか?

通販生活(夏号)の井上ひさしさんと保岡興治さんの対談の中に、「国家が国民を守ったためしはない」という井上さんの意見があって、確かにそうだなあと思ったわけです。
戦争をするときに、守るべきは国民じゃなくて国なんですよね?

2年位前にNHK教育で、「十二国記」というアニメをやっていてその中である国の王様が「民があってこその国だ」と言うんですが、現実世界はそうじゃないってことですか。
守るべきものが民でなく国だというなら、その国とは何なんでしょう?
国益ですか。国土ですか。それは誰のためですか(絶対私のためではないよな)。

この質問をミリタリーファンの知人にしたら、知人は「う〜ん」と腕組みをして、そのまま石になりました。
私は自分の住んでいるところだけでなく、他の陸の人たちもみんな仲良く平和に生きて、戦争の犠牲になる子供がないようにしたいと願ってやみません。自分の子孫だけでなく、この星全部の子供がです。

y.yamaguchiさん(64歳・女性・沖縄県)
9条2項こそがどこの国の憲法にもない、とても大事な条項だと言うことを知ってほしいと思って、思わず書きました。
国は憲法が制定されたときから、ずっと自分たち権力側に都合の悪いこの憲法を葬り去りたいと、水面下で着々と憲法に反することをやって来ました。

北朝鮮の脅威とか、テロリストとか中国とか、国民に恐怖を植えつけて、軍隊があった方が安心じゃないかと思わせることに成功したと思っているのです。 冷静に考えて、今、緊急に憲法を変える必要がどこにありますか? 私たち一般市民に必要ですか?
よくアメリカに押しつけられた憲法だから、日本人自らの手で憲法を考え、作るべきだということを改憲派の議員などから聞きますが、むしろ「押しつけ足らずの憲法」というべきだと(これは政治学者のダグラス・ラミスさんの言葉ですが)、まったくその通りだと私も思っています。

2項の「交戦権はこれを認めない」は、私たちが権力側に「戦って人を殺しても罪にならない権利を与えない」と強制している条項です。だから自衛隊はイラクのサマワで巨大な要塞を作って身を守ることしかできないのです。
自衛隊員にとっても人殺しを命令されないで済んでいる、彼等を守っているともいえる条項なのです。
軍隊を持って戦争のできる国にしたい国側にとって「交戦権」を取り戻したいというのが、憲法改正の目的だということを、しっかり私たちは認識しなければと思います。

「軍隊は国民を守らない」は歴史が証明しています。日本はよその国を侵略したことはあっても、侵略されたことはないのです。紛争の解決は外交でするべきなのです。

長くなってしまいましたが、改悪させないために努力しましょう。

これからもみなさんの意見をお待ちしています。
なるべくいろいろなご意見を、掲載するよう心がけていますが、
類似した意見や、意味がとれないものなどは、
掲載を見合わせていただく場合があります。ご了承ください。
各コーナーにある「mail」ボックスをクリックしてお送りください。
匿名希望さんはそのように書いてくださいね。
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