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まる6
4月29日〜5月17日までに寄せられたご意見から

今回は年齢的に、30代、40代の働きざかり、
子育て中の方からのご意見が多くありました。
身近なところで実感されている、貴重な声もありました。
私たちの活動や意見が、上からの圧力によって制限されてしまう。
一見“9条改定”とは関係ないように思いますが、
根っこのところでは、つながっている問題ですね。

へとさん(28歳・男性・東京都)
先ごろの反日運動を見ていて、例えばその熱狂が、反対意見(親日的意見など) を言えないような雰囲気を作り出してしまうことを恐れます。 朝日新聞に「韓国の人気歌手TV司会降板」という記事がありました。 その歌手は、親日の発言をしたそうです。 「売国奴」とか「非国民」という言葉は、どこかで聴いたことがあるような気がします。

私たちは、民主主義を手に入れました。お互いが違う存在であることを理解し、 多様性を認めることが前提です。教育がなんらかの思想を強制すれば、それはひとつの方向への熱狂を生みかねません。それは、戦前の日本や今の中国を見ていると容易に想像できると思います。

お互いが違う存在であることを理解し、互いを認められるようになるためには、 何が必要でしょうか。私は、言葉、忍耐、そして理想を実現しようとする志向性、の三つを挙げたいと思います。それぞれの国民が自分の国を愛することは、悪いことではありません。でもそのためには、欠かせない前提があると思うのです。相手の言葉に耳を傾けることのないうわべだけの言葉や一方的な言動では、その前提は生まれません。

私は、七月に東京都の教員採用試験を受けます。小学校の教員を目指しています。 そうです。石原氏が知事をしている東京都です。(東京都は採用バブルなので・・・。 どうしても先生になりたいのです。) たとえ強制に屈することがあっても、私が、子どもたちに伝えたいことは変わりません。対話の大切さ、子どもたちと正面から向き合い共に生きる熱意、そしてそれを我慢強く伝え続ける姿勢を貫きます。

誰一人として平和や愛について伝えることに異論はないでしょう。その理想へと 向かう道筋に暴力は必要ありません。同様に、暴力を肯定するための熱狂は、 許されません。熱狂に反する熱意を持って生きていこう。分かり合うための熱意を。

匿名希望さん(22歳・女性・東京都)
●「海外からみたニッポン」ハワイレポートについて
「軍隊」の捕らえ方の違いが新鮮だ。
私の「軍隊」のイメージ=日本が戦前に持っていた「人を殺す」軍隊。
今の日本がもつ自衛隊は「人を殺さない(直接・間接的)」軍隊かな?

自衛隊イラク派遣には反対。
理由は中途半端だから。
国際協力とか言って、ただアメリカの言いなり。
アメリカは日本に軍事力を持たせて「使える」子分に仕立てたいんだろうな。
アメリカの仕掛けた「石油ゲット戦争」をもっと直視するべき。
無知のまま言われるままに動くなんてダメ!

「苦しんでいる人を助けたい」という気持ちの日本人はたくさんいると思う。
本来ならそういう人を日本政府は守るべき。
イラクに行った自衛隊の方々は、劣化ウランのせいで健康が冒されるってこと 知っててイラクに行ったのかな?
権力を持たない者が正しい情報を与えられずに、運命を翻弄されるなんてこと、 許せない!

情報操作に世界中の人がハマってる。
だまされちゃだめ。私たちは平和を求める権利がある。
彼がポケットをさぐると、怯えた私はポケットから銃を取り出し発砲。彼のポケットにはリンゴだけがあった…。彼の子供は私を恨むだろう。
私が怯えていなかったら、銃を持っていなかったら、彼は死なずにすんだ。
私も恨まれずにすんだ。

日本は理想を掲げて突き進んでもいいんじゃないかな?
世界も変わりつつある。人々の「幸福」の意味・価値が変わりつつある。
アメリカが乗りに乗ってる、遅れた流行にあえて乗る必要はナイ。
日本は日本の未来をしっかりと築いていくべきだ。

まっちゃめさん(41歳・男性・愛知県)
●「海外からみたニッポン」ハワイレポートについて
海外のリゾート地にいる裕福な方々のご意見は、それなりに参考になりました。
アメリカの志願兵の殆どは、そんな彼らの生活とはかけ離れた立場であるが故に志願していることも知っているつもりです。
リゾート地の彼らは一様に「災害救助等の自衛の軍隊」を持つ事は肯定的なのも分り、自身が満たされればボランティア精神が働く典型的な事例でしょうか。

弱く追い詰められた人が利益を得たい人から銃を渡され死んでいく戦争を目的とした軍隊にならないよう、しっかり自衛隊を見張っていく必要があると思いますし、 それが出来る憲法9条に変えていきたいと思っています。

災害救助に銃火器は不要な筈。
銃火器を売りつける(作らなければならない)立場に人々を追いやる様な社会構造に日本はなっていないか、常に確かめる必要があると思います。

Patriotさん(17歳・男性・神奈川県)
ここに寄せられたみなさんの意見を読んでいて感じたことがあります。これは9条とは直接的には少し違うかもしれませんが、日本人の精神的な面から9条にからんでいると思ったので書きます。

例の反日行動についてのみなさんの意見を読んでいて、少し悲しくなりました。なぜなら、多くの人が日本の歴史を嫌い、まだまだ反省がたりない、日本は悪い国だと感じているようだったからです。

たしかに、大戦中我が国はアジア各国を植民地化し、支配し、彼らの人権を無視した行動をとった。これは反省すべきだ。しかし、日本の植民地支配はイギリスがインドを植民地化したときなどと違い、現地の人のために、道路を整備し、学校を作り教育し、病院をつくっていきました。

もちろん、植民地支配を美化するわけではありません。ただ、ここでひとつ言えるのは、皆さんが思うほど日本は悪い国ではないということです。もっと自分の国に誇りを持つべきなのではないでしょうか。

マッキーさん(17歳・女性・山梨県)
今年度から、政治経済の授業を受けています。「政治とは」から始まり、今は「法」について勉強しています。このサイトの意見・講座または新聞を読むと、この科目を選んで良かったと思います。国や国民の存在意義みたいなものを知ると、自分なりに「これは間違っている」といった意見を持てるからです。

さて、靖国神社参拝の問題や自衛隊のイラク派遣の問題ですが、なぜ問題とされているのかが、このサイトを見て少しずつ分かってきました。また、自衛隊はいらないと親から教えられてきたことも、違うのではないかと思うようになりました。
憲法は政治を行う上で、行政が暴走しないようにある程度の制限をさせるためにあると思います。「自衛隊がある=交戦する」ではないし、市民を守るためなら撤廃する必要はないと思います。ブッシュ支持でイラク派遣なんて…勝手に使わないで! って感じです。

私は憲法改正には絶対反対です。というか、「憲法改正」ってこと自体おかしいです。
私の知らない昔の人々が、苦労してやっとできた素晴らしい法です。そんな簡単に変えないで下さい。宜しくお願いします。

海月みどりさん(36歳・女性・熊本県)
● 「この人に聞きたい」辛淑玉さんについて
今回の辛淑玉さんの記事を読んで、胸のつかえがとれました!「よくぞ言ってくれました!」という思いです。
いちいち共感しながら、その表現のうまさに驚きました。 感覚的で、感情に訴えるようなメッセージです。こういう方向性ってグー☆(Good!)ですね!

●「9条的シネマ考」について
9条的シネマ考の藤岡啓介さん。プロフィールを飛ばして、内容から読んだので、結び部分の「自分勝手に生きてきて、これからもあと半世紀は生きようと思っている。そう、120歳まで生きて、ここらでもういいや、といって昇天しようとの人生設計。」というところでひっくり返りそうになりました。
私より若い人が書いてるとばかり思って読んでいたのでした。あまりにも瑞々しい藤岡さんのエッセイ、これからも楽しみにしてます!
tommyさん(29歳・男性)
● 「森永卓郎の戦争と平和講座」について
明快に解説されていてためになります。米国の闘争的ミュージシャンZack de la Rocha(Michael Moorの"華氏911"に楽曲提供してたりします)が、Rage Against Machine在籍時に雑誌で述べていた、収奪的資本主義(例えばブランド品を持っていることをステータスとして宣伝し続ける)の事と頭の中でつながりました。
高根さん(48歳・男性・東京都)
●「今週のツッコミ」その10について
今回の「事件」で「自己責任」を追及する声は起きないと思います。なぜなら「自己責任論」は「人質」になった人達が「自衛隊派兵」に反対、もしくは疑問を持っていたからです。
今回の「事件」はイラク戦争に積極的に関与した元自衛官の傭兵が、戦闘中に「捕虜」になったのであり、むしろ現役の自衛隊がやれないことを「民間人」の立場で実行したのですから、政府やマスコミの報道は「英雄」扱いです。
日本人の命も大事ですが、侵略と不法占領にさらされているイラク人の命も大事ではないでしょうか。
のりこさん(40歳・女性・東京都)
いま、公立小学校でPTAの役員をしています。保護者の現状を聞いて下さい。

私は、市民意識が高いといわれる東京都下の市に住んでいます。ここのPTAは長年にわたって、できるだけ保護者の意見を吸い上げ、教育行政に働きかけるという、学校のお手伝いだけではない、民主的なPTAを営んできました。

ところが、2000年を境に、現状は急変しました。学校がPTA活動に協力をしなくなり、配付物を配らせない、会場を貸さない、などが常態化しました。
さらに、そういったPTA活動に協力する保護者を、様々なうわさによるいやがらせ、無視などの方法で、排除する空気ができあがりました。
いま、教育基本法を改悪されようとしている時に、教育の現場ではそんな話題は口に出すことはできません。
それどころか、積極的に今の学校と、政府の流れに逆らうことのない人々が執行部を占め続け(議員もいます)、組織の全面改正さえして意見の言えない場にしているのです。

反対の声をあげるものは、1〜2名です。そんな圧力のかかった現場で、子どもたちは成長できるのでしょうか。
このままでは、憲法もあっという間に変えられてしまうでしょう。これは、本当に実感していることです。危機的状況だと思います。
牧野ゆりさん(38歳・女性・愛知県)
こんにちは。先日は私の稚拙な意見を掲載していただいて…
お恥ずかしい限りです。
正直言って、まさかHP上に掲載されるなんて思っていなかったのでビックリしました。

GW中ヒマだったのでいろんな本を読みました。
前防衛庁長官の石破さんの「国防」も読みました。大変勉強になりました。

そこで、この本を読む前の自分が書いた、あの稚拙な意見をもう一度HPで読んでみました。確かに今でも戦争はよくないと思っていますし、憲法9条は大切だと思います。

でも、ナニかが私の中で変わりました。理想に向けて現実を少しづつ変えていかなければならないんだということがわかりました。残念ながら無知なので変えていく方法はわかりません。

このマガジン9条のHPが好きです。デザインも内容も好きです。でも、理想と批判だけでは物足りないんです。是非、石破さんや黄文雄さんの意見も取材して載せてください。
「右」と「左」の真ん中で待っています。
泥さん(51歳・男性・奈良県)
ブッシュ大統領が、戦死手当を増額する法案に署名したそうです。
12,000ドルから100,000ドルへの大幅増額!
こうまでしなければ志願兵が集まらないんですね。
イラク戦争に大義がなく、新聞で報道される以上に現地の状況が悪いことを、
アメリカ市民は知っているのでしょう。
それにしてもネオコンたちは人命をなんだと思っているんだろう。
何でも金さえ出せばどうにかなると思ってるんですかね。
新しいコーナーも増えています。
各コーナーへのご意見、感想、希望などもおよせください。
匿名希望さんは、そのように明記してくださいね。
ご意見募集!
ぜひ、ご意見、ご感想をお寄せください。

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