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まる29
11月23日〜12月6日までに届いたご意見から

今回は長文のご意見をたくさんいただきました。
コンテンツの感想や要望のほか、
自分たちが憲法や9条をどう考えているか、
についてもお寄せくださいました。

かものはし さん(50歳・男性・兵庫県)
●この人に聞きたい 松本侑子さん について
実に判りやすい説得力あるご発言です。
だいたい国民の多くは、この質問、この疑問の中で逡巡していると思います。
私もそうです。お答えにあったように、憲法は国民じゃなくて国・行政等、今この国で権力を持っている側に遵守させるものであるというところが、一番理解されていないように思われます。

とくにマスコミが権力に迎合しているため、国民の声や憲法の精神が施政者に届いていない・届かないように仕組まれているように見えます。
憲法は権力を縛るものであるという一番肝心要を、マスコミは解っていながらか、無視軽視して改悪に加担しているといってもいいでしょう。
TVタックルのたけしの番組でも、その他の政治・憲法論議にも、松本さんや、9条の肝いりの方が出番していないのは本当に不自然ですもの。

我々はマスコミを徹底批判しないと、権力者の嘘に乗らされる恐れが大ですし、今進行中の形勢は、もう戦争前夜だと思います。ともにがんばりましょう。サンクス。
きくちゆみ さん(43歳)
●この人に聞きたい 松本侑子さん について
最初から最後まで、まったく共感しつつ読みました。彼女の作品は読んだことはないのですが、こういう人の作品は読みたくなりますね。ますます作家として、憲法をまもるためにも、活躍してほしいと思います。ありがとう。とてもいい企画。
鳥飼優一さん (22歳・男性・東京都)
【多様な意見を載せて】
最近貴サイトを発見し、たまに読ませていただいております。
私自身は9条については、まだ何も意見が定まって無い人間でございますが、そんな私から、一つ意見があります。
それは、改憲派の方を含めたもっと多様な意見を載せていただきたいということです。
おそらくこのサイトは9条について、あらゆる人に考えて貰いたいというコンセプトだと思いますが、一般の目から見ると、弁護人がいないブッシュの戦争犯罪市民法廷のように、一部の政治勢力の自己満足と決めつけられ、まともに届かないと思います。
ご検討よろしくお願いします。
TY生 さん(65歳・男性・三重県)
【改憲は日本を守る目的ではない】
自衛隊を持っていることで現在、政治問題化はしてはいない。
自民党が改憲を行う最大の目的は、内閣法制局が今の憲法では行使は出来ない、とする集団的自衛権の行使が出来る憲法である。
自民党の改憲案が自衛軍を持つとしたのは、軍隊は個別も集団的自衛権も行使できると国際的には考えられているからだ。
自民党が何故集団的自衛権にこだわるか、イラクに自衛隊派遣をするときの最大の難関は非戦闘地域の問題で、遂には自衛隊が居るところが非戦闘地域であるとさえ首相は答えるに至った。
米国の国防長官は、日米同盟は「血を流してこそ尊い」とさえ言明している。これをみれば、米国の要求に応えるという大きな側面をもっている。これらを考えれば、軍産複合体制で内部には戦争で利益を得ようとする勢力があり、21世紀に入ってからもアフガニスタン、イラクで戦争を行っている米国とは、専守防衛の一線を崩してはいけないことは明瞭である。
日本IN戦争中毒 さん(32歳・女性・東京都)
【 相手が求めていることを考える】
イラク国民和解会議で「外国軍の撤退」を要求する声明がなされました。
イラク大統領をはじめ、各宗派、民族などの代表約100名が集まりました。
自衛隊は9条のおかげで、他国の軍隊のようにイラクの現地の人に対して銃を向けるということがありません。
このため、占領軍の中では一番好意的に思われていますが、どちらにしても、外国軍はでていってほしいというのが本音です。
自衛隊の派遣には、1日1億、これまで約600億円というお金が使われています。そもそも自衛隊はイラクに行かずに医療支援や食糧支援を行ったほうが、よっぽど貢献できたと思います。水を供給するといっていたけど、結局フランスのNGOに下請けに出すなら、NGOや企業が行ったほうが、現地の雇用促進にも貢献できたろうになと思います。
しげポン さん(26歳・女性・長野県)
【 もっと話し合いを】
自民党が新憲法草案を打ち出したことは、「政治を政治家まかせにしていたら、知らないうちに憲法だって変えられてしまいますよ」という、私たち国民への警告だと受け止めてはどうでしょうか。
みんながもっと幸せに暮らせる国にしていくにはどうしたらよいか、家庭で、学校で、地域で活発に話し合いをしていくべきです。
国民がもっと政治に関心を持てば、政治家も緊張感とやる気を持って、私たちのために努力してくれるはずです。
佐野 さん(33歳・男性・愛知県)
改憲派です。ここで私が意見を言ったところで、議論が噛み合うことは無いと思います。まあ頑張ってください。
まぐみ さん(27歳・女性・東京都)
【Triangle】
SMAPの新曲『Triangle』(作詞・市川喜康)をきいて、憲法9条が変えられそうな今の世情を憂慮していた私は勇気付けられました。
〜〜〜
無口な祖父の想いが父へと時代(とき)を跨ぎ
一途に登り続けたひどく過酷な道

わずかな苦しみも 知らぬまま
後に生まれ 生きる僕ら
受け継ごう その想い
声の限りに 伝えるんだ

大国の英雄(ヒーロー)や戦火の少女
それぞれ重さの同じ
尊ぶべき生命だから
〜〜〜
確かに戦争はまったく知らない世代だけど、戦争はダメだとやはり声を限りに伝えていかなくては、と想いを新たにしました。皆さんもきいてみてください。
裏をよむ さん(32歳・女性・東京都)
● 伊藤真のけんぽう手習い塾 について
【これからも期待してます】
24条の話はとてもタイムリーだったと思います。個人的には、なぜいい大人の二人が散歩した程度のことがニュースとして扱われるのか、不思議でした。しかも質問がつまらない。例えば、皇族を離れての感想を聞くのなら、考え方の提示ですのでわかるのですが、新婚生活がどうかを聞くのは、一般人ならプライバシーの侵害じゃないのかと思うんです。
高島寿子 さん(61歳・女性・東京都)
● 伊藤真のけんぽう手習い塾 について
【若い人に紹介したい伊藤真先生の話】
四谷のホフマンホールではじめて伊藤先生の講演を聞き、先生のお名前も、そのとき知りました。
短時間で内容がみっちりだったので、先生はものすごい早口でしたが、現行憲法を愛する熱い思いが心に響いてきました。とても分かりやすいお話でした。
その後『高校生からわかる日本国憲法の論点』も買いました。読んだら人に回します。そしてどんどん紹介していきたいと思います。
この本を広げるのは、時間との競争のような気がします。憲法を変えたいという勢力に負けてはいられませんから。先生の講演会などの情報を見逃さないようにしていきたいと思います。
名探偵になろう! さん(32歳・女性・東京都)
【 暗号「自民党案」を読み解く】
先日、自民党の憲法草案が何をいわんとしているのかという学習会がありました。
例えば25条で「すべての生活部分」が「国民生活のあらゆる側面」に変わったのは、国民という言葉を入れることによって、在日の人を生存権から排除する意図が隠されているとか、 56条で両議院の「議事」を「議決」に変えたのは、議員が出席人数がどんなに少なくてもどんどん物事をすすめられるようにするためだとか。
1条ごと、1つの言葉ごとに、ものすごく深い意図が隠されていて、作った人は頭がいいなあと感心してしまいました。暗号みたいです。でも、これが見抜けないと、好き勝手に政府ができるので、権力って怖いなあと感じました。
はち さん(28歳・女性・東京都)
●おまけ絵本 について
【 おもしろいです!】
ウェブサイト全体が、明るくてかわいくておしゃれでとても好きです。
おまけ絵本は構最初からオチが読めてしまうけど、映像(絵の出るタイミングが抜群!)と絵のかわいさで、最後まで飽きませんでした。これからも、楽しい作品を期待してます。
カナコ さん(女性)
今年の夏に、たまたま核兵器をなくそう・世界青年のつどいというものに参加して、二度とヒロシマ・ナガサキをくり返さないために、日本だけでなく世界中で、さまざまな取り組みがあることを知って驚きました。
私はそれまで、平和ということはあまりにも大きなことだから、自分ひとりが変わったって、世の中はどうせ変わらないと思っていました。でも、そこに行って、はじめて自分のアクションが確実に世の中につながっていくことを、世界を動かす糧になることを知りました。

私は医学部の学生なのですが、医療系の学生の中には、平和について熱い人が多くいます。
先月12日に「医師・医学者の9条の会」の東京講演があり、それに行ってきました。
そこでジャン・ユンカーマン氏(マガ9にも出ていましたね!)が、「以前は憲法の話をすると変なふうに見られていた。でも今は普通の人が平和活動をしていたりする。人々の憲法に対する考えも変わってきている」と、お話されていました。それがとても嬉しかったんです。

私も自分の大学で、もう少し9条や平和について興味を持ってもらえればと思い、クラスの友達に話しかけるのですが、なかなかうまくいかないのです。まじめだねぇと言われたり、また政治的な話はやはりタブー視されている部分もあるようです。
今は話す時もいろいろ工夫をして、例えば、
「将来医師になったら、戦場に行かなくてはならないかもしれないんだよ」(有事法でありましたよね?)
などと、自分たちに関係するような切り口から話をしています。がんばっています。そして、アピールのカードも使っています。(これ使えます。とてもいいアイディアです。いろんなひとと交流する機会があるので、名刺と一緒に渡してます!)
日本の学生は世の中のことや政治に無頓着だと言いますが、まだまだ学生だって捨てたものじゃないです。頑張っています。
医学生のカナコさんから、
かなり長文ですがメールにていただきました。
編集部一同、とても励みになりましたので、
一部抜粋して掲載させていただきました。
ありがとうございました!
ご意見募集!
ぜひ、ご意見、ご感想をお寄せください。

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