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まる29
12月28日〜1月17日までに届いたご意見から

年末からたくさんの方が
「マガジン9条」にアクセスしてくださっているため、
さまざまなご意見をいただいております。
「マガ9版国民投票」に関するご意見や、
投票理由についてお書きくださったものについては、
後日まとめて別コーナーで紹介する予定です。

軍隊とは? さん(32歳・女性・東京都)
●世界から見た今のニッポン について
【徴兵制】
韓国の夫を持つ知人によると、IT分野など、政策的に奨励されている分野の仕事の従事者は、徴兵制を免除される制度があるそうです。ただし、免除される代わりに給与がほとんど出ない。実際に、兵役中もタバコ代程度の給与だとか。

で、それは企業にとっても、優秀な人材を破格の安価でこき使えるわけで、企業に喜ばれているそうです。文句を言った従業員に対しては「だったら徴兵にいきなさい」と言えるわけですから。

日本の今の自衛隊は志願制なので、地方ではむしろ安定して、そこそこの給与が入るわけですが、徴兵になるとそういうことも考えなくてはいけないのかと感じさせられました。
よいお年を さん(32歳・女性・東京都)
●伊藤真のけんぽう手習い塾 について
【テロに軍隊は有効か?】
パイロットの方の話では、規制緩和で飛行機の整備が安い海外に委託されるようになって、整備不良が多いとか。個別契約でエンジンしか見ないなど、トータル整備をしないので、危なくて、結局国内でチェックして再整備しているという。なんでも規制緩和すればいいというものではないという典型だと思った。

ちなみにテロ警戒と言って、手荷物検査が強化されているというが、そんな危険をおかさなくても、空港は短期アルバイトと派遣が多いので、そこに就職して入り込めてしまうそうである。これも規制緩和の弊害か。

旅行業界は平和であってこその産業。安心して海外旅行できる日本であってほしい。
日本IN戦争中毒 さん(32歳・女性・東京都)
● 憲法9条Q&A について
【メリットの提示】
改憲したらこの点がメリットというのは、確かに聞いたことがないなあとか思いました。
「普通の国」とか「ほかの国もやっている」という理由では、逆にあまりにも主体性がなさ過ぎます。
イラクやアフガニスタンをみていると、戦後よくなっているとはいいがたい。
戦争をしてもちっともよくならないし、軍隊があったけど国は守れなかった典型をみたばかりで、なぜに軍隊に固執するのか不思議です。
しげポン さん(女性)
【改憲意見に思うこと】
軍隊をもたなければ他国やテロリストに攻められてしまう、と主張する改憲派の方たちは、自国の為政者のことは100パーセント信頼しているのでしょうか。
私は、日本のトップが信用できません。国に軍事力を持たせたら、それを悪用して国民の権利を害する不安があるので、改憲に反対します。

それから、軍事的な自衛力を持つことが平和な世界をつくると考える方は、平和とはどのような状態のことだと考えているのでしょうか。軍事演習のために、基地の周りに住む人たちが日々騒音に悩まされていること、新たな核兵器の開発のために、環境が破壊されていることに目を向けたことがあるでしょうか。
坂佐満治 さん(30歳・熊本県・男性)
● 憲法9条Q&A きくちゆみさんについて
【中国について】
中国は支援して豊かになれば、民主主義国家になるだろうという期待があったのですが、現実には軍事費も高度成長してますね。
台湾に関しては、あからさまに軍事力の行使を口にしてますが。
ヒトラーがオーストリアを併合した時と全く同じ理屈を振りかざしてますよ。
あと、豊かになるのがテロを防ぐと言っても、現地政府が独裁政権だったりしたら、皆が豊かになれませんね。
イラク人民は、独裁と国連の経済制裁で最悪の状態だったと思いますが。まあ豊かになって民主化した例が、タイとかインドネシアでありますが、それは人民が食うに困らなくなってきて、政府の腐敗とかに目を回す余裕が出てきた為で、その結果暴動が起き、それまでの政権が倒れた結果であります。
中国でも同じく暴動が増えていますね。君主がいないし、宗教も否定してるので最後のまとめ役がいないのが凶ですが、あの国でも「万国の労働者の団結」により、真の「共産主義革命」が起きて民主化して欲しいです。
田村京子 さん(66歳・女性・神奈川県)
【国民の関心】
意外なことに、60代の人に関心が低いのでおどろいています。
若い人には、歴史を知らないからと納得できるし、説得もしやすいかなと思うのですが、60代には説得の仕方が思いつきませんね。
憲法9条を守りたいと思ったら、かなり忍耐力が必要になりそうです。 でも、あきらめないように頑張りましょう。
スカイブルー さん(24歳・男性・福岡県)
【政党に所属している若い世代として】
私は、ある政党で青年運動・護憲運動を行っている者です。
正直に言います。これまでこのサイトの存在を知りませんでした。
うーん、ここが政党の一番悪いところと日ごろから言っておきながら、結局、自分が悪いところの先頭を歩いているんだな、と猛省してしまいました。
草の根レベルのこういった活動に対して、私たちは本当に無頓着だし、その動きに学び運動をリニューアルすることもせずいたことに、改めて反省しなくてはなりません。

ていうか、マガジン9条を見ていてこんなにスマートに憲法9条を守ろう、 なんて言えるって本当にすてきだと思いました。
これだったら、みんな一緒に楽しく、そして思いをもって行動ができるだろうな。
憲法改悪の流れの中で、この1年、政治の舞台でどのようにその流れを食い止めるのかも大きな焦点です。若い人も少なく、議席も少ない政党ですが、私たちも明るく楽しく政治の舞台で何十人分の働きをして、日本国憲法を守っていきます。
神谷隆行 さん(30歳・男性・愛知県)
● 森永卓郎の戦争と平和講座 について
【日中友好は幻想では?】
旧田中派が中国に譲歩した結果、両国の関係がどうなったかを見れば、その外交に問題があったのは明らかです。
日本が拠出した多額のODAは全く評価されず、大使館は襲撃され、外交官は脅迫に脅え自殺し、冷戦時代から今も、核搭載型を含む弾道ミサイル2000発が、日本の主要都市にその照準が向けられており、領海領空侵犯は日常茶飯事、軍拡を進め、反日抗日教育を徹底し、今も中国は日本を敵国と見ているといっても良いくらいです。
中国人のメンタリティを考慮すると、下手に出るのは下策です。
嘘でも何でもまずは吹っかけるのが、彼らの交渉術です。
こちらはおかしなものはおかしいとはっきり言わなければ、国益を大きく損ねます。
関優美 さん(62歳・女性・東京都)
【 国民皆無関心】
大事な憲法改悪問題は、国民それも若者が安定した職を持ち、安心して生きられる世の中を作らないと、刹那的で大局的な考え、選択が出来ないと思います。
今、私の住む家は、南隣と西(裏)に、施工期間半年で4階建てのワンルームマンションが建つので、ご近所に、姉歯問題と同じ粗製だし、町の雰囲気も変わるからと各戸訪問しますが、「建つんだったらしょうがないんじゃないの」と話になりません。これが年金、医療、消費税などへの無関心に繋がっていると思いました。
まみまみ さん(42歳・女性・山口県)
● みんなのこえ(31)のあるご意見について
「戦争は常に起こりうる前提の上で、諸国家はその国民の安全と安心を確保するために、軍備が不可欠」との意見ですが、どうして戦争や紛争が絶え間なく起きているのか、冷静に考えてみませんか? ほとんどは、武器の蔓延や貧困が改善されていないことに起因します。先進国といわれる国の軍事産業が、市場開拓や資源獲得のために開発途上国に 武器の輸出を行ってわざわざ紛争を起こさせているようなものです。
又、軍隊を持てば、それにまつわる人々を食べさせていくために、戦場は必要なのです。
こういったからくりを知れば、無防備地域宣言運動が即戦争を誘発するものとは思えません。
針ヶ谷雅子 さん(35歳・女性・東京都)
●みんなのこえ(31)のあるご意見について
この60年間、戦争をしていない8カ国に、日本が入っていたことが、まずもっとも重要で誇り高きことではないかな、と思います。世界中で起こっている戦争は、「武装しなかった」ことによるものではなく、「武装した」ことによるものだと思います。
もっと言うと、江戸時代でもなかろうに、暴力で国を制圧しようと考える人(国)がたくさん存在することによって起こっているのだと思うのですが、いかがですか?

10人が円になって、みんな拳銃を持っていて、銃口を向け合っている時。真っ先にそれを捨てるのは、無謀な気がします。でも、そのままいても、お互いに殺し合って結局は全滅するのです。誰かが「やーめた」と言って捨てなければ。そして全員が助かる道へ進もう。そう思うのです。
masa さん(男性・神奈川県)
●この人に聞きたい 橋本治さんについて
はじめまして。橋本さんの『なんでかえなきゃならないの?』のお言葉は同感でした。
このホームページが、反対派なのか賛成派なのか判りませんが(たぶん反対派なんでしょうが)、下手にもりあがると『活発な議論である。ウヒヒ。』なんて利用されてしまうかもしれません。数年前は議論にさえあがらなかったのだから。どうも失礼しました。
かおぞう さん(43歳・女性・福岡県)
【根拠のない(?)希望を持ってるんです】
わたしが平和運動にかかわるようになったのは、香田さんの事件での小泉さんと世間の、反応がヘンだと思ったからでした。朝日新聞すら、人命は大事だが政府の対応は間違ってないというし。
それまで、新聞すら読まなかったわたしは、「軍産複合体」「グローバリズム」「メディアと政治」「フェアトレード」などを知り、戦争は色んな背景の中で起こり、平和を叫ぶ以外にも平和のためにできることがあること、沢山の世の中を変えようと頑張る人がいることを知りました。
そのたびに勇気が出て、こんなにステキな人達がいる日本はだいじょぶさ! と希望を持つんです。ピンチはチャンスだ! と。
9・11は、皮肉な事にわたしにとって、色んな事を考えるきっかけを くれました。わたしのように、平和に目覚めた人がたぶん沢山います。 ひとつひとつがんばろう!
神谷扶左子 さん(48歳・女性・神奈川県)
●この人に聞きたい 渡辺えり子さん について
もう2年11ヶ月になります。駅前で毎週日曜6時半から<ピースキャンドル>をやってます。「さとうきび畑」を反戦歌として祈りの気持ちで歌っています。
渡辺さんと思いはホント同じなので、読みながら涙が出てきて困りました。
いまどきの大人ってなんてだめなんだろう、と毎日痛感しているわけです。
イラク開戦前、米国大使館前に何度も行きました。「殺すな!」と叫ぶ中には、高校生・中学生が結構いました。一緒に泣きながら叫びました。
渡辺さんに是非伝えてください!! 今でもずっと行動してるし、思いは同じです、と。
盛井智彰 さん(22歳・男性・岐阜県)
【渡辺さん、ありがとう!!】
岐阜で大学生をしています。被爆者の方からのアイデアで、憲法9条の条文にメロディーをつけ、時々ピースライブをして歌っています。
「憲法9条は守らなあかん!! 戦争は絶対にあかん!!」
ピースライブでは、お客さんのほとんどが同じ思いを持つ人たちなので、胸を張って堂々といえるのですが、大学やそれ以外の場所では、ちょっと尻込みしてしまって。
でも、渡辺さんのインタビューを読んでいて気が付きました。
軍隊が必要でないことも、戦争をしないことも、それが明記されている条文は、過去でも未来でもない。この国の現行憲法なんだと。
教師を目指しているのですが、あんまり派手に活動すると、教育委員会に目をつけられるよ……なんて声も。おかしな話です。
渡辺さんの言葉に、勇気をもらいました。ありがとうございました。
K.Oさん(34歳・男性)
●今週のツッコミ について
【軍隊の使い道】
一言申し上げたく存じます。
「軍事ではなく外交で」とありましたが、外交に使われるカードの1つに軍事があるのではないでしょうか?「今週のツッコミ」を書かれた方は、外交=平和、軍事=戦争と誤認をされているようです。
外交の道具に、経済、軍事、国益、第三国との関係があるのでは?
それと、近年アメリカから日本に軍事的自立を求める声が大きくなってきました。
いつかは避けては通れない道です。しかし、アメリカから独立する以上、日本は非武装ではいけません。下手すると、韓国のように徴兵制が出来るかも知れません。
森田至 さん(73歳・男性・岡山県)
【改憲反対】
昨日、倉敷で小人数の定期歌会を持ちました。
憲法九条の会のことから、九条歌人の会があるという話になり、私たちのような、名も無い者のところまでは話が来ないけれど、最近の政治的改憲の動きに対しては、恐怖を感じ、私たちはどう対処して行けばよいのだろうと語り合ったことです。
九条の会の方々の呼びかけは知っているが、私たちもじっとしておれない焦燥感を抱いています。かといって、この年で何ができるというものはありません。
戦前の悲しい体験を持つ者として、戦前の政治の暗い空気のようなものを肌に感じます。
集団自衛権も、自衛隊を軍に改称することも、絶対に反対です。
これからの戦争で行き着くところは、核戦争しか考えられません。その先には人類の滅亡が待っているだけです。名も無い者の声を広く聴いて、どうぞ断固改憲反対の運動を 推し進めてください。私たちも支援しています。
かじか蛙さん(男性)
【品川正次さんのお話】
大変な厳冬ですねぇ。私の住む所もけっこう雪が降りました。
雪と寒さも困りますけど、この厳しさはこれから日本社会を暗示しているかのように思えて辛いです。
しかし先日、品川正次さん(経済同友会終身幹事・財団法人国際開発センター会長)の講演会でのお話に励まされました。講演の中で、「9条2項の旗はぼろぼろかもしれないが、多くの国民が、国内の改憲勢力だけでなく、アメリカからの改憲派へのてこ入れ等の攻撃を跳ね返し(国民投票でNOという結論をだせば)ベルリンの壁が崩れたのに匹敵する歴史的事件となる。 日本の経済も外交も根本的に変わってくる。アメリカとの関係も変わるし、中国の日本を見る目もまったく違ってくる。 東アジアの諸問題に日中韓三カ国で共同して取り組むことも可能な流れになってくる等。それが九条を守ることにより実現する。」というお話には希望が湧きました。がんばりましょう。
「マガ9的国民投票」について、
年末よりこれまで370通を超えるご意見が届いております。
みなさんが熱意を持って、9条をどうしたいのか、
そして何が平和なのか、
ということを考えていることが伝わってきました。
引き続き、みなさんと一緒に考えていきたいと思います。
ご意見お待ちしております!
ご意見募集!
ぜひ、ご意見、ご感想をお寄せください。
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