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まる40
6月7日から6月13日までに寄せられたご意見から

コラムやテレビ番組を見てのご意見がありました。
素朴な疑問や時に怒りや悲しみについて、
訴え続けることの大切さを感じます。

かおぞう さん(43歳・女性・福岡県)
●みんなのこえ
「日本のこれから米軍再編」(NHK)をみてー。
沖縄の女性が語った、13才の少女が3人の米兵に暴行された事件を改めて聞き、目も口も手足もガムテープで縛られてたこと、その後少女自身が、警察に行かなければこのようなことがまた起こると言ったこと、 本当に、体が震えるような思いがしました。
なぜ、米兵が事件を起こすのか。
殺さなければ殺される戦争に近い場所にいることも大きいと思う。
そういうアメリカと手を組むなんて、絶対止めなければいけない。
斉藤貴男さんが、「額賀庁官の家の隣に基地を作ったらいいじゃないか」と言った時、個人攻撃は止めなさいと言いました。
個人の視点において考える気はない庁官には、少女のことは、自分に関係ない、国防に比べれば小さなこと、というように聞こえて、怒りがおさまりません。
非戦 さん(53歳・女性・岐阜県)
【変貌する日米同盟】
NHKで3夜連続で「変貌する日米同盟」という番組をやったので、期待して見たところ、米軍再編賛成が3人、反対というか疑問が1人というメンバーでの不当な討論をやっていた。
ブッシュの部下は、「自衛隊も米軍と一緒に軍事行動してほしい」、と言っていたが、政府高官は、「憲法の枠組みの中で、、、」「基地のあることのいい面も見て、、、」と言葉を濁していた。この人は基地を自分の家の前に持ってくる気持ちがあるのだろうか?
共同訓練した自衛隊員は、「海兵隊の意気込みを知ることができてよかった」と言った。そして、沖縄の人は、「自分たちの島から、イラクの人を殺している戦闘機や海兵隊を送り出していることに、加害者として痛みを感じる。それが基地阻止活動をする最大の理由」と言っている。
政府はこれにどう答えるのか?
よみがえりの島、波照間 さん(32歳・女性・東京都)
●今週のキイ
【忘れな石】
沖縄の西表島に「忘勿石ハテルマシキナ」の文字が刻まれた石があります。戦中、隣の波照間島の島民が日本軍の命によりマラリアが猛威を振るう場所に強制移住させられました。
食糧もなく、薬もなく、島民1590人中罹患者は1587人に上り、死者は477人にもなりました。
この石は当時団長であった識名校長が、死んでいった子ども達の事を思い、この事実を忘れないために、故郷波照間島が見渡せる海岸の岩肌に文字を刻みました。現在は近くに慰霊碑が立っています。砂をかけると文字が浮かび上がります。
この話をもとにした朗読詩もあると聞きます。
mie さん(27歳・女性・岐阜県)
●おまけ絵本
「雨が好き」を読んで、私も子どものころ戦争アニメや映画を観た夜に、飛行機のゴーっていう音や、雷鳴が怖くて眠れなかったのを思い出しました。血なまぐさい内容ではなく、こういった内容のほうが、現代日本の子どもたちには響くかもしれませんね。
コバ さん(48歳・男性・神奈川県)
●伊藤真のけんぽう手習い塾
興味深く読みました。
残念ながら言葉のテクニックを使いすぎて主張が怪しく見えます。もっと悪く言えば、詭弁が混じっているように思います。
一点指摘しますと、世論調査で改正派が多いように見ても、多くは憲法そのものに詳しくないから有効な調査とは言えない、という趣旨のことを述べておきながら、今現在国民は「この憲法を自分たちの生活の基礎として受け入れています。これは私たちの主体的な判断の結果」と言っています。一方では国民の無知を問題にしているのですから、よく知りもしない憲法を受け入れていることにも疑義を唱えなければ、主張にバランスを欠くことになります。
このような論の立て方はかえって主張への信頼を損ねることになるかと思います。
TY生 さん(66歳・男性・三重県)
●みんなのこえ
【軍事抑止論は相対的なもの】
先週の「みんなのこえ」に、(「世界から見た今のニッポン」のコラムで)班忠義氏の「中国の軍拡は国民の意思ではない」という記述を取上げ、これは抑止論者に格好の材料を与えると述べていた意見があった。日本政府も基地周辺の住民の反対を無視して米軍再編に手を貸し、自衛隊と米軍双方の司令部さえ隣り合わせにしようとする。

東京大学の高原明生教授は
「この米軍再編によって、日本側は中国との戦略的な対峙の最前線に立たされたような印象を持つ」と述べ、対峙するのではなく「和と共生」の道を選ぶべき、と述べている。

私たちが認識すべきは、軍事抑止論は相対的な性格を持ち、双方が際限のない軍拡競争に陥るだけということだ。
これと正反対に憲法前文「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」の道を歩むことが一番合理的で、国連憲章の精神でもある。
中国の軍拡は中国の一つの側面で、基本政策は経済による立国である。それゆえ日中の経済は相互依存の関係にある。
在日米軍基地再編は、基地移転の問題だけでなく、
日米同盟の内容が大きく変わろうとしている
その一端だとも言われています。
なぜ9条があるのに、戦争をするアメリカと共に
海外へ出かけていかなければならないのか。
疑問と不安が募ります。みなさんのご意見、お待ちしております。
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