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まる53
7月11日から7月18日までに寄せられたご意見から

「みんなでディスカッション」への新テーマもいくつかいただきました。
メディアに対して受身ではなく、自分の頭で考えて、
議論を広めていきたいと思います。

憲法を学ぶ さん(32歳・女性・東京都)
●みんなでディスカッション について
【憲法を学ぶにはどうしたらよいと思われますか?】
教育基本法と憲法は兄弟なんて話を聞いているうちに、学校で憲法をどう習ったかなあと考えました。あまり記憶がない……。前文を朗読した覚えはありますが。
伊藤先生のコーナーで、アメリカではお土産物やで憲法の本が売っていたり、ホテルにもあると書いてあったのを読んで、日本で憲法をどう教えていくべきか、学んでいくべきかについても話し合ったほうがいいのではないかと思いました。
現在、授業ではあまり時間をとられていないとも聞いていますが、自分の権利と相手の権利をきちんと学ぶことは大切なことであると思います。
憲法は9条だけではなく、さまざまなことについても明記されています。世論調査では圧倒的に憲法を知らないという人が多いとの結果もあります。みなさんはどう思われますか?
萱原正大 さん(50歳・男性・香川県)
【憲法9条について】
日本を取り巻く環境は厳しくなっています。
9条の戦力を持たないとする項目は改め、自衛のための戦力のみ持つことを明記すべきだと考えます。海外に自衛隊を派遣するのはやめるべきだと思います。
自民党の既成事実となり、戦力を海外で行使するのは行き過ぎだと思います。
わけわかりません さん(32歳・女性・東京都)
【国民保護??計画】
ある日広報をみたら「国民保護計画案」が掲載されてました。
確かに法律決まりました。でも実感なかったんです。平和ボケです。
でもこう自分の日常にこられるとゾッとします。「茶色の朝」の世界です。
そして、ぶっ飛んだのが「核兵器が着弾したら爆心地から離れて、風下をさけて逃げてください」のくだり。これが日本政府の認識? 被爆国の日本がこんなんでいいのか! 眩暈がします。
そもそもこの計画の前提、海から(東京湾?)敵兵が上陸してきた場合に備える、ゲリラや特殊部隊に備える、弾道ミサイル、航空攻撃(東京大空襲?)です。市町村の役所で対処するそうです。計画では10分でくるミサイルの着弾地を予測して避難勧告だそうですが、どうやるんでしょう? しかも上記のことが東京で起こっていたら、制空権も制海権もとられて負けてるんじゃ?
とりあえずパブリックコメントを募集しているので、あまりに荒唐無稽なのは、意見するつもりです。
佐野鷹男 さん(40歳・男性・愛媛県)
【匕首(あいくち)を突きつけられた気分】
ノドンは精確に目標に落とされたという報道があります。これは、北朝鮮のミサイルの能力が十分脅威であることを示しています。これで不安にならない日本人は何かが欠落していると思います。
だが、対抗措置としてのミサイル防衛なんぞは、技術的に役に立たないという説が一番説得力があります。そうなると、外交で打開するしかないわけですが、各国の思惑から必ずしも脅威を除去するところまで行っていません。
ミサイル発射により、身近な問題として平和や外交、そして戦争を考え続けたいと思います。パワーポリティクスに拠らない外交はどのくらい可能か、あるいは国家を前提とした平和は可能か?(かのカントは「恒久平和のために」で、国家がある限り、究極的には平和は保障されないと書いていました。)それに同意しています。
コバ さん(48歳・男性・神奈川県)
●伊藤真のけんぽう手習い塾 について
【トリック】
毎度ながら伊藤氏の流れるような弁説には、ある意味感心します。
それにしてもアメリカのテロ対策としての「軍事力が、まったく機能していない」とは、飛躍のしすぎでしょう。
「反米テロリストをすべて殺害することも不可能」なのは当然ですが、かなりのテロリストを殺しているのも事実で、抑止力としての軍事力のお陰もあり9.11以降、アメリカと同盟国では大きなテロは起きていません。
私も時に強引なアメリカのやり方には賛成できない点も多々ありますが、世界の警察として、そして日本の後ろ盾としての米の軍事力の効果を評価しないわけにはいけません。
「マスコミやコメンテーターの発言に安易に左右されるようであってはなりません。」は、おっしゃるとおりだと思います。
かおぞう さん(43歳・女性・福岡県)
●伊藤真のけんぽう手習い塾 について
【怒りや憎しみから立ち直るには】
私も、最近メディアが「死刑、死刑」というのに違和感を感じてました。
報道では確かに、血も涙も反省もない被告には最高の罰を、と当然のように語られ、違和感を覚える私の方がヘンなのかとさえ思わされる。
でも、先日、ロンドンのテロの被害者の女性が現場に立ちながら、「なぜ、こんなことが起きたのか、それを知らなければ居てもたってもいられない、このようなことが二度と起きないように」と言ってました。
怒りを乗り越えてなぜなのか考えること、に答えはあるんじゃないでしょうか。
「人を殺すことはどんな理由があれ絶対ヤダ」というのは、人類として生き物として一番素直な気持ちだと思うんです。
TY生 さん(66歳・男性・三重県)
【他国の脅威なるものに気を奪われてばかりでは】
インドの政治心理学者アシス・ナンディ氏は「軍国主義的要素は民主主義国家でも存在し得る」「相手の軍国主義に対抗していく中で、自らの内にも軍国主義的なものが生まれるプロセスも忘れてはいけません」と述べている。
この言葉は、今日の日本によく当てはまる。
「論座」8月号のインタビュー記事で、自民党の山崎拓氏は、朝鮮半島の核武装との見合いで、日本の中にも核武装論が出てきています、と述べ警戒感を表している。
北朝鮮のミサイル発射実験に関連して「敵基地攻撃は可能、敵基地攻撃能力の保有」の発言があった。イラクに先制攻撃を行うような米軍と自衛隊との一体化の方向が、5月には 最終合意された。5月26日の国会質疑で、自民・民主の議員は、国民を戦争に動員した思想「教育勅語」に共感を寄せる意見を述べた。
私たちは、他国の脅威に目を奪われているばかりではいけない。
くぁz さん(23歳・男性・熊本県)
【あほですか?】
まあがんばって中国に核を放棄させてみてくださいな。
私には絶対不可能としか思えませんがね。
日本国内でわめいていても何も変わりませんよ。
お手並み拝見。
とるねーど さん(20歳・女性・静岡県)
●今週のキイ
【第11回について】
>これが現実化したら、それこそ全面戦争になってしまいます。
さすがに飛躍させすぎでしょう?
ミサイル防衛の前提にあるのは「専守防衛」ですが。
>げんにヨーロッパの各国は、EUという共同体をつくってミサイルの恐怖から解放されています。
初耳ですが。
平和を愛するキリスト者 さん(47歳・男性・東京都)
●今週のキイ
【最近の日本の社会恐ろしいものを感じます】
北朝鮮によるミサイル発射に対して日本は過剰と思える対応をしていますが、ミサイル発射は日本に対して行われたものではなく、もう少し冷静な対応を望みたいものです。ちなみに私はどこの国のミサイル発射であれ、ミサイル発射には反対です。ミサイル発射後、朝鮮学校の生徒等に対する嫌がらせ等卑劣な行為が相次いでいるみたいで、本当に心が痛みます。こういった行為は日本の恥以外の何ものでもないと思います。
日朝間には、北朝鮮による不審船等の問、日本による過去の侵略、植民地支配の問題等双方に問題がありますが、最近の日本は、自分のことは棚に上げ、北朝鮮の問題ばかりを騒ぎ立てる政治家、北朝鮮の影の部分ばかりクルーズアップして報道するマスコミ、北朝鮮たたき一色としか思えない今の日本の社会、戦前の鬼畜米英やナチスの反ユダヤキャンペーンが思い出され、本当に恐ろしいものを感じさせます。
テレビを見ていると、
「専制攻撃をしてもかまわない」
と答える人が少なくないということに驚きと疑問を感じます。
専制攻撃は、戦争への道であることは、
歴史が証明しています。
戦争の現実について、今回の「この人に聞きたい」
広河隆一さんのインタビューをじっくり読んで、
考えたいと思います。
ご意見、お待ちしております
ご意見募集!
ぜひ、ご意見、ご感想をお寄せください。

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