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まる53
7月19日から7月25日までに届いたご意見から

インタビュー、コラムへのご意見、ご要望などをいただきました。
考えさせられることの多いそれらの声を励みに、がんばります。

西いづみ さん(66歳・女性・滋賀県)
●この人に聞きたい 広河隆一さん について
広河さんがジャーナリストとしてそこに入り、目撃し、泣きながら歩いたといわれる〈虐殺現場の難民キャンプ〉などの「戦場」と、今、日本の80代の人々の多くが経験として語られる「戦場」の違いを、思います。
自らが戦闘員(攻撃者)であり、それゆえに「敵」からの被攻撃目標そのものであった人たちが語られる「戦場」は、ありうべからざる人間社会の一面というよりも、そこから奇跡の生還をなしえたという誇らかな経歴の舞台として、です。
それは、ときに、純粋な若者の心を躍らせる効果さえあります。
客観的に現場を伝えようとされるジャーナリストからの情報を、戦闘当事者が伝える主観的な戦場情報より、優位におかなければ、「戦場情報」は否戦への力にならないと感じます。
情報の受け手の感性や洞察力が問われているのだとは思いつつ。
虫明達夫 さん(56歳・男性・愛知県)
●この人に聞きたい 広河隆一さん について
【DAYSJAPANを応援しよう】
私は、「人々の意志が戦争を止める日が必ず来る」というキャッチフレーズにつられ、「DAYSJAPANと広河隆一を勝手に応援する会」を自称している、残念ながら20代でも30代女子でもない男子です。
この写真誌の読者が広まることが、そして廃刊されることなく続くことが、戦争のない世界につながると確信し,今後も読者であり続けたいと思っております。
DAYSJAPANを未だ購読されてない方々にお願いします。
一度手にとって見てください。21世紀を平和の世紀にするために。
山崎孝子 さん(49歳・女性・福岡県)
●この人に聞きたい
【感想】
広河さんの「戦争の現実を知らずに戦争を必要悪などとするな」の言葉を読んで、先日、生協主催の平和学習を思い出しました。「福岡大空襲の体験を聞く」というもので、今までこの手のものはなんとなくうそっぽい感じがして、聞いたことは無かったのです。
たくさんの人が死んでいる、死んでいくという光景を体験した人が、自分と同じ時代に生きている。そのことが信じられない感じがありました。
多くの戦争犠牲者の鎮魂とアジアに対する謝罪の元に作られた日本国憲法は、いままだ戦争を実体験した人々が多く生きているというのに、もうその理念を捨てようとする動きが大きくなっています。
戦争がフィクションでしか感じられない私たちは今、現実にある光景を探してでも見なければいけないと思いました。(残念ながらマスコミには流れないので)
ごんた さん(27歳・女性・広島県)
●今週のキイ について
【「差別は、されているものだけに存在する」について】
その通りだと思います。なぜなら、以前母が差別発言をした際、私がそれを指摘しても 「あ、そう?」と全く意に介していなかったことがあったからです。
そんなひどいことを言って、相手がどう感じると思うの? とたしなめても、「どうせ聞こえてやしないよ」、自分がそんな風に言われたらどうよ? と突っ込んでも「私はあの人たちと違うから、そんな風に言われる訳が無い」と、全く話になりませんでした。
ひるがえって、私もそういう親を見て育ったので、差別的な所がどこかにあるし、それを直したい、もっとましな人間になりたいと思って生きています。
ジダンの件から、そのようなことを考えました。
差別の問題がなかなか無くならないのは、差別する側が自分の非を全く認めようとせず、差別される方に全て非があると主張し続けるからではないでしょうか。
また、「だまされる者が悪い」「いじめられる方に原因がある」等の言い方も、根は同じだと思います。母に言わせれば「言われたくなければ、言われないように振舞えばいいのよ」だそうですが、弱肉強食もここまでくると本当に恐ろしいです。
そして私自身の中にも、時々そんな考えが浮かんできてゾッとすることがあります。
私は、そういう考えを怖いと思う感覚を大事にすることが、差別に抵抗する第一歩なのかなと思います。
三溝牧夫 さん(62歳・男性・神奈川県)
●今週のキイ について
【ジダン選手にエールを送る】
暴力はよくない。こんなことは当たり前のことです。
だがそれを百も承知の上で、あの行為に出ざるを得なかった彼の行為を単純に悪いと決め付けるだけではことは何も進展しないでしょう。
そして自己の名誉もチームの勝利の可能性さえも投げ捨てて、あえてあの行為に出たジダン選手の勇気をたたえるものです。実は私はどちらかといえばイタリアチームを応援していたのですから幾分複雑な心境です。
しかしジダン選手を怒らせここまで追い詰めたことによって、結果的にイタリアはトロフィーを手にしました。実に汚い優勝だったと思います。
FIFAが遅まきながらもこの自体を冷静に判断して公正で誰もが納得できる裁定を下すことと、自らの怠慢を厳しく反省することを強く望むものです。
健 さん(52歳・男性・海外)
●森永卓郎の戦争と平和講座 について
【国の交戦権を放棄する】
こんなに単純明快な平和原理が、どうして判ってもらえないのでしょうかねぇ、森永さん。
これからもお互いに、ひるまず、妥協無く(妥協とか解釈の余地なんて無いものネ)、正論を吐き続けてゆきましょう!
中学一年生 さん(12歳・女性・神奈川県)
【ただの中学生ですが】
私は憲法の事など今まで無知だった。ちょっと前に社会科の先生に「君達が成人する頃に9条が改正されていれば、君達は戦争に行かなきゃいけない」と知らされた。
戦争に行ったら生きられない。家族にも友にも、誰にも会えなくなってしまう。と思うと怖くなった。友達も皆同じ思いだった。
時間が経ってその想いも薄れ始めた頃、新聞を見ていたら、半面丸ごとに書いてある広告が目に付いた。そこには私と同じ想いの人々の名前がたくさん書いてあった。その近くに短歌のような文があった。
その短歌は、年老いたおばあさんおじいさんの意見があり「孫達の未来を守りたい」「戦火の中に今の子供達をさらしたくない」という意見がたくさんあった。その人たちは戦争に行かないのに、そう言うことがいえるなんて、とその人達のことを誇らしく思った。
だからこそ、アンチ9条改正派で、憲法改正を引き止めなければならないと思う。
アムロ さん(35歳・男性・東京都)
●みんなのこえ について
【コバ様へ・「トリック」なのはどちらか】
度々の反論ご容赦下さい。
コバ様は伊藤氏の主張を曲解されていると思います。
氏はあくまで軍事力のテロ「抑止力」への懐疑を主張しているのであってテロ「対策」一般ではありません。「抑止」とは「抑え止めること」です。しかし今なおテロが起こっている以上、軍事力は「抑止力」なしと言わざるをえないでしょう。「報復」はできても……。
また「9.11以降、アメリカと同盟国では大きなテロは起きていません」というコバ様の指摘も疑問です。スペインやロンドンの爆破事件は「大きな」テロではないのですか?
更に、イラク戦争以降アメリカや日本でもテロへの警戒が続いていますが明らかにアメリカの「軍事力」行使への報復を想定してのことでしょう。
「抑止力」あるハズの軍事力のためにテロの危険性が高まっている……矛盾でしょう。
コバ さん(48歳・男性・神奈川県)
●みんなのこえ について
【9条を軸に平和を考える愚】
なぜか9条がシンボリックになってしまったことによってわが国の国防、平和議論は捩れてしまいました。
護憲だろうと改憲だろうと平和を目指す方法論に過ぎないのに、改憲派は北朝のミサイル発射を喜んでいる好戦派だとかいうレッテル張りははいい加減やめにしませんか。
例のミサイル基地先制攻撃論に対しても、議論の内容も吟味しないで条件反射のように遮断。だれも「気分はもう戦争」なんて思ってませんよ。もちろん「護憲派はアカの手先」だなんていうのもつまらない。
9条を神棚に入れて拝むのをやめてこそ冷静で前向きな議論が出来ると思います。
もうすぐ夏休みですね。
みなさんから「おすすめ本」についての、
メールをいくつかいただきましたが、
夏の特大号は、「夏に読みたい本」の特集を
予定しております。
参考にさせていただきます! 
ありがとうございました。
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