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まる56
7月26日から8月8日までに届いたご意見から

「今週のキイ」で取り上げた
『美しい国へ』についてのご意見をたくさんいただきました。
異論、反論いろいろありますが、
さて、みなさんはどう思いますか?

宣伝方法 さん(32歳・女性・東京都)
●今週のキイ について
【話題になるための宣伝としての本】
今週のキイを読んでいて思ったのは、この本は「本の中身」を読んでほしいのではなくて、「本を出版した」ということだけを宣伝したくて、作られたんだなあということはよくわかりました。しかも自分の興味のあることしか書いてない。
本当に政治家なら、経済とか環境とか文化とか(仮にも美しいなんでしょ?) もう少しあってもいいのでは?
gg さん(30歳・男性・福岡県)
● 今週のキイ について
――えっ?マスコミに中傷されたって? マスコミを中傷し、NHKに圧力をかけて報道に介入したのはどちらだったのか?(先週の「今週のキイ」より) ん? 嘘言っちゃいかんな 朝日側は証拠すら提示してない。なに言ってるの?
斉藤貞二 さん(64歳・男性・東京都)
●今週のキイ について
【安部晋三「美しい国へ」】
戦犯岸の孫の著作が「美しい国へ」だから笑ってしまう。元々頭が悪そうなので、ゴーストライターが相当部分代筆したはずだが、端から自腹を切ってまで読むほどの無い内容であることは明々白々、今週のキイの内容紹介に感謝。
小泉人気も安部人気も、日本人の政治・文化レベルの象徴故、今更驚くに当たらない。
皮肉ではなく、安部が次期総理になることを祈る。なんとなれば、次期参院選で自・公が敗北すれば良し、万が一自・公の勝利となったとしても、頭の悪いプチファシスト・隠れ靖国参拝で見せた小心者の安部には、政権を維持するだけのマスコミ操縦力は小泉ほどには無く、遠からず破綻するだろうと確信する。
平和を愛するキリスト者 さん(47歳・男性・東京都)
●今週のキイ について
【「美しい国へ」(安部晋三)】
安部晋三氏の本『美しい国へ』が、バカ売れしているみたいですが、今週のキイでは、この本の矛盾点を鋭く指摘しているように思います。
安部晋三氏は、はっきりいって、戦前の日本の社会を、国家体制を理想としている人間だと思います。国民の人気は高いみたい
ですが、ナチスドイツのヒットラーだって選挙で選ばれ、国民的人気が高かった。 オーストリアを併合した時も、オーストリアの国民は大歓迎、映画サウンド・オブ・ミュージックのモデルとなったトラップ一家は、今では正しいことをしたということが証明されていますが、当時では彼のような人は少数派だったんですよね。
世論が、多数派が常に正しいとは限らない、将来歴史が正しく書かれる日に、正しいことをしたと言われるように、トラップ一家が反ヒトラーの立場をつらぬいたように、良心ある人は反安部晋三の立場をつらぬいてほしいと思います。
伊那のたっちゃん さん(52歳・男性・長野県)
●伊藤真のけんぽう手習い塾 について
【改憲派の諸君よ、塾長の話を読んでる?】
毎回毎回、溜飲が下がる思いでいっぱいになり、益々日本国憲法のすばらしさを実感します。
改憲派の皆さんは、塾長のお話を聞いても考えが変わらないのでしょうか?目先の事象にとらわれていると権力者にうまく利用されてしまう気がします。早く目を覚ましてほしいと思います。そうしないと『「いつか来たあの道」を軍靴が闊歩する』なんてことになりそうです。憲法も教育基本法も率先して実践しなければならなかったはずの歴代政府や政府高官が財界と癒着し、踏みにじって反対のことを推し進めてきた結果が、昨今の痛ましい事件の連続につながっています。
決して憲法や教育基本法が時代に合わなくなったわけでも、間違っていたわけではないことが、塾長の話からもわかるんじゃないかな?
十文字(愚民代表) さん(31歳・男性・千葉県)
●みんなのこえ について
【佐野鷹男さんの投稿【民主主義が本来持つ陥穽】に賛同します】
佐野さんの投稿には、いつも感銘を受けながら読ませて頂いてますが、今回の投稿は特に秀逸だと感じました。同様の指摘を、作家の塩野七生さんは『男の肖像』という本の中で、以下のように書かれていました。
「私は社会主義者ではないが、中国を民主主義の国でないとの理由で、あの国を拒絶することは反対である。ある国際シンポジウムで、私は、民主主義は欧米の輸出する最後の宗教か、とやって列席の欧米人から大反撃をくい、主催者側の日本人を恐縮させたことがあったが、百五十以上もある世界のすべての国に民主主義を押しつけるのは、欧米人の傲慢だと思っている。その国には、その国にふさわしい政体があってよいのだ。」佐野さんと塩野さんの指摘にある本質は『「理論の物神化」(故丸山真男氏)に対する懸念』だと私は思います。客観的な理論の体系化と、冷静な現実認識が無ければ、容易に「民主主義を採用しない奴が悪い」などと言い出す事となります。
今週の特集「夏のオススメ本」は、いかがでしたか?
まとまったお休みにじっくり読書という過ごし方も楽しいもの。
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