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まる57
8月23日から8月29日までに届いたご意見から

安倍晋三氏の政権構想についての発言に、
たくさんの意見をいただきました。
今度も、彼の発言や行動には、要注目です。

平和を愛するキリスト者 さん(47歳・男性・東京都)
●今週のキイ について
【 集団的自衛権と安倍晋三氏】
集団的自衛権とは、何なのでしょうか?
過去に集団的自衛権の名のもとアメリカが引き起こした戦争に、ベトナム戦争がありますが、ベトナム戦争はアメリカの侵略戦争であったことは明白です。これに日本が集団的自衛権の名のもと参戦していたら、侵略国日本として、世界史上に名をとどめていたことでしょう。
人類の歴史を振り返ると、侵略戦争でも多くの戦争は自衛の名のもとで行われたというのが実情です。
安倍晋三氏は、平和憲法改悪、教育基本法改悪を主張しているように、戦後民主主義の否定、戦前の体制への回帰願望が強い政治家ですから、集団的自衛権解釈変更容認を突破口にして、日本を戦前のように戦争をする国にという願望が強いと思いますが、私は明らかに違憲である集団的自衛権行使に踏み込むことのないように、平和憲法の下、戦争をしない平和な日本を望みます。
かおぞう さん(43歳・女性・福岡県)
●今週のキイ について
【「憲法9条を世界遺産に」を読んで】
とてもスピード感、情熱にあふれていて、怒濤のように読みました。太田さんの言葉はなんだか感動的で。9条は矛盾していて不完全で、護憲派、改憲派両方が迷い、問いかけを続ける、そこに9条の豊かさがあるというお二人、そこにこそ9条の存在意義があるのかも、と気づかされました。
私は「ぶれない」という言葉をきくと、いつもイヤーな気持ちがする。迷ったり、反省したり、突っ走ったり、そんな人間を許さない世の中なんてごめんです。こわいです。

ぶれる、じゃなくて、「ゆれる」という映画では、兄への思いにゆれるオダギリジョーがとても魅力的でした(地方や格差についても考えさせられます!)。
ぶれない小泉さんや安倍さんなんて、ぜーんぜん、人としてつまんないと思うんですけどねー。ゆれながらも立ち向かい進化し続ける太田さんがこれからも楽しみです。
チャップリン さん(32歳・女性・東京都)
●今週のキイ について
【世論ってなんだろう】
チャップリンの「独裁者」みました。今週のキイの記事をみて、なんか思い出しました。
都合の悪いことをいうには勇気がいります。チャップリンもヒトラーを批判したことで大変だったそうですが、本質をみきわめるというのは大変なのですね。
小幡勉 さん(54歳・男性・千葉県)
●森永卓郎の戦争と平和講座 について
【 憲法第9条の意味は?】
憲法第9条は、国際紛争を解決する手段として戦争を永久に放棄、その代わりに非軍事的・平和的手段で解決すると明記。だから軍隊は博物館へ。軍事費を有効に活用を。国家の交戦権も否認。戦前の日本の交戦権は天皇の大権。天皇主権から国民主権の時代の現在、この意味は大。第9条は、国家主権の確立と国家・民族・人間間の対等平等の原則を明記。これぞ人類の進歩の証。世界に広げよう。
ごんた さん(27歳・女性・広島県)
【聞いてドキリとした話】
8月22日付けのNHKニュースによると、22日に開かれた自民党の南関東と北関東の合同ブロック大会で安倍晋三氏が「21世紀にふさわしい新しい日本を創造するためには私たちの手で、新しい憲法をつくるべきであり、新憲法の制定を政治日程に乗せていく リーダーシップを発揮しなければならない」と述べたとのこと。
すると……改憲でなく、創憲ということですか? では今の憲法は……。
自民党は新憲法草案と銘打ったものを出しているんだから、何を今更驚くのかと言われそうですが、公共の電波で堂々と流れると改めてドキリとしました。
上原健太 さん(30歳・男性・大阪府)
●みんなのレポート について
【核抑止力と人間】
戦争の実際を伝えることに意味があるとすれば、それは事実上、人間は戦争しない存在で、仲良く働き、生きていく社会的な存在だからだ。そうでなければ、人間は残虐シーンを見ても「それが人間なんだ」と悲観するだろう。
そもそも、人間は戦争なんか知らなくてもよい。醜悪な争いも知らなくてよい。純真無垢な存在だ。50年、100年先の人間は、きっと青空のように澄んだ目で働き、生きていることだろう。人間に対する正しい認識が、世界の平和・日本の平和を達成する力となる。
ともみ さん(14歳・女性・埼玉県)
【はじめまして。】
はじめまして。終戦60周年企画を読ませていただきました。
私の身近なところには全く戦争と関連する方がいなく、戦争を全く知りませんでした。中学生にもなって……。これは、お願いというか、許可を頂く為にメールさせていただきました。私の学校で、戦争をテーマとした課題がだされたのですが、私はさっき書いたように戦争を全く知りませんでした。なので、全然書けなく、資料探しにインターネットを開いてこのサイトにあたりました。そこでなのですが、ここに書いてあったお話しを資料として使わせていただいて宜しいでしょうか?
TY生 さん(男性・三重県)
【安倍官房長官の解釈改憲論を考える】
安倍官房長官は8月22日の記者会見で、改憲せずに集団的自衛権行使を可能に出来ないか検討すると述べた。この考え方を政治情勢との関連で考えてみる。
改憲派の民主・公明両党は、集団的自衛権をすんなりとは呑めない党内事情を抱えている。海外での武力行使を可能にした改憲案で、自民・公明・民主が一致するには時間がかかるだろう。しかし、自衛隊の活動は米空軍の公式HP6月28日付で「航空自衛隊は初めて、積極的に戦闘地域へ配備される」という記事を掲載。また防衛庁関係者は「空港という点と飛行経路という線だけを『非戦闘地域』とするのはフィクションだ」と考える状況まで米軍支援は拡大している。
この状況ではイラク特措法と憲法に違反する。このような状況を合法化するには、現行憲法の解釈改憲が一番の早道と考えたと思われる。解釈を継ぎ足しするような方法は、安倍氏の好みの美しい日本への姿ではないことは確かである。
福盛貞蔵 さん(56歳・男性・京都府)
●この人に聞きたい について
【佐高信さんに聞く】
佐高さんのブレない言論に心酔し、佐高さんの意見を読みたいだけで、毎週「サンデー毎日」を買っています。小泉以後歯止めのきかなくなった自民党の暴挙、良識の欠如に本当に危機を感じています。
護憲の一般の市民が集結できる政党が必要ですね。我々こそ国の行く末に思いを馳せる真の愛国者ですよね。「愛国・護憲」のような旧来の右翼の専売特許の言葉を奪い取ったスローガンをかかげる手もあります。2世、3世議員で世間知らず、思慮が深いとはとてもいえない単細胞の小泉・安倍につぶされる日本にならないようがんばらなくてはなりません。
佐高さんの言われるように彼らの陰の部分を炙りだす手が有効かも知れません。
個人では何もできないので、それを世間に訴える方法を、9条の会として考えてほしいものです。お願いします。
とくめーきぼー さん(女性・神奈川県)
【優先順位を考えよう】
次の総選挙で焦点になるのは、去年の選挙同様、格差是正であったり、年金や医療保険の問題等、私たちに身近な問題になるかと思う。与党と野党の求めるところがダブってしまったとしても、別に、無理して違いを出す必要はないと思うが、選挙後に何を優先するかは、かなり違うのではないか。
与党が圧勝することになれば、おそらくは、憲法の全面改訂にさっさと向かうような気がする。
それをする前に解決しなければならない問題は、国内に山積みになっていると、野党には訴えてもらいたい。私も訴えるけど。あちこちで。
匿名 さん(13歳・男性・奈良県)
【おまけ絵本】
第一弾と第二弾共に読ませていただきました。2はともかく1に関しては、あまりの荒唐無稽な内容にただただ呆れるばかりでした。
九条と丸刈り、もはや関連性など九と丸が良く似たかたちの漢字だということ以外なにがあるのでしょうか。

無理やりにでも九条改正と軍国主義を結び付けたくて仕方が無い気持ちは、ある意味で理解できます。しかし、十分議論の台に乗る価値のある国防軍と、よりによって丸刈りを結び付けるとはもはや哀れにさえ思えます。
もし本気で九条をかえたくないのなら、このような自らをバカだというような絵本を載せるのは辞めるべきではないでしょうか。
佐野鷹男 さん(40歳・男性)
【警戒せねばならないのは思考停止(の強制)】
十文字さん、こんにちは。いつも他の方とのやり取りを楽しく拝見しております。
さて、「理論の物神化」と言う言葉があるのですね。教条主義というほうが私には馴染みがあります。
私が受けた攻撃で一番多かったのは、部落解放同盟や朝鮮総連を批判したら、「差別を助長するので批判するな」という攻撃です。思考停止の強制です。
確かに、かかる運動体への批判は、差別主義者に根拠を与え、差別を助長します。
しかし、異常を異常と言わなければ、運動は腐敗します。最近の右傾化は、大衆の左派への不審を招いた結果だと理解しています。

幸い、この「マガジン9条」は、ネット世論調査の発表など、この手の腐敗とは無関係のようですし、十文字さんのようにこの場を適切に混ぜ返す論客がおられるので、安心です。
今週は、「マガ9」の記事を「夏休みの課題」の資料に
使いたいという、うれしいお申し出がありました!
(「資料提供/「マガジン9条」http://www.magazine9.jp/)
と入れていただければ、あとはどんどんご活用ください。
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