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まる66
10月18日から10月24日までに届いたご意見から

異論、反論、共感、たくさんの意見をいただきました。
引き続き、たくさんのご意見、お待ちしています。
reon さん(39歳・女性・千葉県)
●今週のキイ について
【周辺事態となる前に】
「周辺事態」とは、あいまいな言葉をよくも法律化したものだ。
イラクで自衛隊が他国の軍隊の守備に頼ったのも、自衛隊の軍事行動の容認へ、世論を誘導する目論見? 国家や防衛庁のトップが最悪の事態に備えて内々に準備するのは、ある意味当然。でもまずは「北朝鮮の狂乱ぶり」に惑わされず、冷静に観察することが必要。 核なしの北朝鮮は「ただの最貧国」。経済の悪化で核開発も空中分解のところ、なんと北朝鮮は「南の太陽政策」で得た収入を、人民に資するどころか、核開発の復活に利用、パキスタンとはミサイルと核の技術交換。「悪の枢軸」と呼びたくもなるか。
国境(海)など、隣接する国々とは、資源を巡る争いは必至。だから、それ以外の交流強化が大切で、落ち着いて相手と長く付き合う覚悟が必要。ともかく北朝鮮を観察し(できれば内部に働きかけ)、金や物資の出入りを抑えるしかない。非軍事によるあらゆる手をつくすのが先決です。
原口朝美 さん(31歳・女性・埼玉県)
●今週のキイ について
【メルマガから飛んでくる気にさせてくれた箇所】
自分では認めたくないものですが、野次馬根性が爆発している私、都合によりチェックを怠っていたメルマガをまとめ読みしていて、10月4日号での「今週のキーワードコーナー」の紹介に、ひっかかりました。で、まことに申し訳ない限りですが、しばらくぶりに念入りにマガジン9条サイトを探索し、バックナンバーから該当記事をみつけ、とっても、面白かったです。面白いってやっぱ強いなあと思いました。
それにしても興味深い講座を、根気強く続ける森永さん、えらいですね。
つとむ さん(23歳・男性・神奈川県)
●今週のキイ について
【文章がおかしいですよ】
中川さんは議論があっていいといっているが、核は持つべきではないとも言っている。そのことを無視して話を進めてもしょうがないのではないですか? 閣内一致=つまり中川さんも核を持つべきではないというスタンスですよ。
そもそも議論がなくて、どうやって国を守るというのですか? 核を持たない → では代替案の議論を、というのがその趣旨ではないのですか?
平和を愛するキリスト者 さん(47歳・男性・東京都)
●今週のキイ について
【日本はいつか来た道に戻ろうとしています】
中川政調会長、麻生外相から「核武装論議必要論」が飛び出しました。
タカ派、核武装論者の本音が出たといった感じですが、一昔前なら大騒動になり、世論も反発し、辞任に追い込まれていたと思います。しかしいまや、たいした騒動にもならず、これを肯定する意見すらあります。
最近の日本を見ていると、終戦から61年たち、戦争体験が風化、戦争を知らない若い世代が台頭し、封じ込められていた大国主義、覇権主義がまた頭をもたげている。国の名誉欲、支配欲が首をもたげてきているように思い懸念されます。
かって日露戦争から韓国併合、対中21カ条要求、満州事変、日中戦争と軍国主義、帝国主義の道を歩んだ日本は、ナショナリズムが高揚する世論の強い支持が背景にあったことも事実なのですから。
このことを考えると、昨今の日本の風潮に大変危険の匂いを感じます。
H.H さん(22歳・男性)
●今週のキイ について
【キイワード1に関して言わせてもらいます】
周辺事態法の適用に関しては、北を抑える為の臨検を行うための法的根拠の一つとして言及しているに過ぎません。
「差し迫った脅威を日本に与えているのか」と言いますが、相手に核武装の意思があり、運搬に利用できそうなミサイル技術を持っている時点で、戦略上は十分に脅威と考えるべきです。「“狂気の国”というのは理由にならない」というのには同意出来ません。
彼の国は金正日個人の意思で何でもやる国だからです。
過去にも、気違いじみた独裁者の政策で重大な事態を巻き起こした国は珍しくありません。
「インドやパキスタンは見逃している」と仰いますが、印・パ両国はNPTに加盟しておらず、両国の核武装を止めたり制裁を加える法的根拠が存在しません。
しかし北朝鮮はNPTに加盟しておきながら、裏で核開発、03年に脱退した挙句の核実験強行なので、制裁の対象となったのです。「NPT自体不平等だ」と言うのなら「なら最初から加盟すんな」と。
また、自分自身は核武装に反対ですが(リスクの割りにリターンが少ない)、中川氏の発言を批判するキイ氏を始めとするリベラル派の態度には、違和感を感じます。
「犠牲者は犬死か」とか色々仰っておられますが、ハッキリ言って感傷論以外の何者でも無く、説得力は皆無だと考えます。核武装論議のみならず、日本のリベラルには論敵を悪魔化して異論を許さない傾向が感じられてしょうがありません。
キイワード1で「今の日本は異なる色を許さない」と批判されておりましたが、当のキイ氏でさえ自分と異なる色を認めていないではありませんか。貴方に人のことが言えますか?
十文字(衆愚代表) さん(31歳・男性・千葉県)
●今週のキイ について
【獅子と狐と河馬(カバ)】
中世の賢人は「君主(為政者)たるもの、獅子と狐の双方の性質を持つべきだ」という言葉を世に残した。獅子とは力の象徴、そして狐は法の有効活用など知性の象徴である。
日本の非核政策はいわば獅子を捨て、狐の性質のみで国際社会を渡り歩く宣言であるといえよう。
しかし、キイ氏の発言は、日本の核保有に対する強烈な拒絶感だけは伝わるのだが、私の教養を満たすものではなかった。平和主義は知性のみが勝負の分かれ目ゆえ、これでは拙い。
ここで、私の興味を引いた日本非核論を紹介しよう。
http://www.nikkei.co.jp/neteye5/tamura/index.html
この田村秀男氏こそ優れた狐の性質を持ち、またキイ氏が求める「冷静」な発言者であろう。河馬は普段は安穏と日々草を食む生活を繰り返し、いざ事が起こると激高し暴れ回る。保守であれ何であれ、その様な河馬の性質を持つことは、庶民にとってただ迷惑なだけである。平和主義者は特に河馬の性質を持ってはならない。
林忠男 さん(73歳・男性・神奈川県)
●今週のキイ について
【北朝鮮の核実験】
熱しやすく冷めやすいのが日本民族の特性なのだろうか。
北朝鮮の核実験、それも失敗の可能性が高いというのに騒ぎ立てて、我が国も核武装しなければならないといっているタカ派の言動に乗せられてはならない。国連決議で国連憲章台1条の基づく非軍事的強制措置を講じることとなっているので、冷静に北朝鮮の今後の動きを注視していくことが必要だと思う。
佐々木 聡 さん(37歳・男性・東京都)
●森永卓郎の戦争と平和講座 について
今まで、経済と平和を絡めた理論は聴いたことがなかったので、とても興味深く拝読しております。また、森永氏の解説は経済に疎い私にも、大変分かり易く、同時に説得力があります。
戦争と平和を論じるときに、いたずらに水掛け論に陥りやすいですが、森永氏の理論は為政者たちを問いただしていくための良い武器(もちろん言論の)となります。
急速に右に傾いてバランスを崩している政府にストップをかけるには、世論の力が必要です。これからも、是非、多くのメディアで氏のお話を広めていただけたらなあと感じています。
A.W さん(68歳・男性・埼玉県)
●森永卓郎の戦争と平和講座 について
【心理のエスカレート】
「9条」は、国民の命に直接関わることを安易に考えているのでは無いか?
人間の心理として、エスカレートする傾向がある。
例えば、現在の国家予算に欠かせない国債の発行高の推移、戦後最初に発行されたのは昭和の何年だったかは、失念したが……(戦前に発行された国債は敗戦で大失敗した)。
最初は戦前の失敗の記憶が有ったので、慎重だったが、「喉元すぎれば暑さ忘れる」の如く、その後は、ご存知のように増える一方である。
「9条」について、エスカレートすれば、どうなるか? 最初は、慎重にことを運ぶが、先が危惧される!
oumisachiko さん(女性)
●この人に聞きたい について
【共感】
本当に、軍人といわれる「もの」? 「職業」? がなくなるといいですね。
リスクの選択者 さん(34歳・男性・神奈川県)
●みんなのこえ について
【もう悪口だけではダメ】
私は、どうせリスクを背負うなら武力に頼らないリスクを選びたいと思っています。
さて、今週のキイの筆者達に言いたいです。政府・与党のアラ探しをして、悪口を言うだけで支持される時代は終わっています。悪口を言うだけでは対抗できませんよ!
「現実的な代替策」の提示とセットにした批判が求められるようになっています。民衆の支持を得られる代替策の考案こそが、最も重要で最も難しいのです。筆者達の愚痴を読みたいわけではありません。
森正樹〔アジア人同士戦わず〕 さん(43歳・男性・東京都)
●みんなのこえ について
【喧嘩と戦争は同じではない】
先週、在日の人たちの暴力を正当化するのかという投稿をなさった栄田さんには、1968年の京都を舞台に、日本人高校生と朝鮮高校の生徒たちの喧嘩・友情・恋愛を活き活きと描いた、井筒和幸監督の青春映画の傑作『パッチギ!』を是非ご覧になっていただきたく思います。
この映画に触れて井筒監督は、「時には思いきり殴り合いの喧嘩をすることがあっても良い、しかし殺しては絶対いけない」と語っています。一般論として暴力が良くないことは言うまでもありませんが、時には喧嘩がコミュニケーションの替わりになることもあり得るのではないでしょうか?
喧嘩と戦争は同じではないし、「この人に聞きたい 梁英姫さん」の「大切なのは答えの出ないものを考え続けること」という発言は、複雑な現実を単純化してはいけないと言っているのだと思います。
僕の持論に引きつければ、国民投票で問われるのは「非武装か自衛隊か」では決してなく、「自衛隊か自衛軍か」であることにも注意を促したいです。
大瀧由紀子 さん(61歳・女性・福井県)
【原発について】
福井県には15基の原発がありますが、そのわりに皆危機感がなく、学習会を開いても集まりません。友人(福井と月の輪熊と原発他著書有り)に20年以上研究(?)している人がいるので、いろいろ情報を教えてもらっています。北朝鮮からのミサイルよりも「地震国日本」の方が恐ろしいことも。
来年4月には「六ヶ所村ラプソディ」の自主上映会開催も決まりました。先日金沢へ試写を兼ねて一人で見に行ってきましたが、ぜひ一人でも沢山の方に見て欲しいと思います。彼いわく、北朝鮮よりもこちらの方がよっぽど怖いことをみんなにわかって欲しい! です。
何しろ交通事故が多発する陸上を、六ヶ所村に向かって原爆を輸送するみたいなものですから。自然破壊も含めてもう要りません。海の幸、山の幸、自然の美しさもあわせて子どもたちの未来のためにも!
ChizuKobayashi さん(女性・大阪府)
【こんなアイデアで。How?】
原爆の被災地(広島・長崎)では、子どもたちにもチャンと生活の中で「平和」「核爆弾」を問考える機会が有るようです。しかし、日本人の大半は被爆問題など「無縁」の60余年。
国会議事堂の出入り口に、当時の被爆者の方々や爆心地の様子の写真パネルを掛けましょう! 全議員がその前を通過する度に嫌でもパネルを見るように。
北朝鮮の核実験について書いた「今週のキイ」へのご意見、
たくさんありました。今週の「キイ」も再びこの話題について。
批判することの重要性についても、考えてみたいと思います。
ご意見募集!
ぜひ、ご意見、ご感想をお寄せください。

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