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まる74
12月13日から12月19日までに届いたご意見から

「教育基本法」関連のご意見は、
今週より「みんなのこえ」に掲載しています。
池田香代子さんのインタビュー(その2)でも、
これについて語っていますので、
ご覧ください。
田邊康孝 さん(58歳・男性・三重県)
●この人に聞きたい 池田香代子さん について
【教育基本法会正反対】
池田香代子さんのおっしゃるとおりです。
大内裕和さんは、「教育とは不当な支配に服することなく」(という文言)が180度変わってしまい、私たちは何も口出しできなくなるといっていました。
また作家の三浦朱門さんは、「エリート教育とは言いにくい時代だから、回りくどく言っただけの話だ」と言っています。麻生外相が「中学は義務教育でなくていいのではないか」といったとかの話は知っていました。でもほとんどの人が、無関心でこんな大切なことを知らないのではないでしょうか。
戦争中、日本がよその国にどんなことをしたのか無関心。無関心で知らないことは罪なんですねえ。採決する数日前に、騒いで書きたくる中央のマスコミ。知らせないことも罪なんですねえ。
でも国を愛することはもともと心が決めるもの。
教育基本法を変えなければならない理由がありません。
多摩散人 さん(60歳・男性・神奈川県)
●伊藤真のけんぽう手習い塾 について
【国際貢献と軍事力―伊藤塾長への反論(その三)】
塾長は「手習い塾」第七回で、軍事力による国際貢献を全面否定しているが、広い意味での軍事力による平和の実現や回復は、今のアメリカのイラク戦争のような失敗もあるが、成功した例も多いことは無視している。
その分かりやすい例は、アメリカが第二次世界大戦に参戦して、ヨーロッパをファシズムの支配から救ったことです。
その後、ソ連との軍拡競争に勝って、東欧を共産主義から解放したこともそうです。
また、朝鮮戦争でアメリカが国連軍として戦わなければ、今頃朝鮮半島は、全部金正日の国になっていたはずです。湾岸戦争やカンボジア和平も成功した部類に入ります。
これらが「非人道的な手段」だから「正当化されない」と言うなら、では、それをしなければ、世界はどうなっていたか。 軍事力を「非人道的でなく」使って平和を作ることは難しいが、その努力を初めから放棄して、戦争と軍隊反対を唱えていればそのうち世界は平和になる、というのは怠惰な思想です。
平和を愛するキリスト者 さん(47歳・男性・東京都)
【美しい国とは?そして新自由主義の末路】
「美しい国」とは何を基準にして美しいというのか、人それぞれで正解はないと思います。
ちなみに安倍首相が理想とする「美しい国」とは、戦前の国家主義、大国主義、覇権主義の日本であり、私の価値観では、美しい国でなく「きたない国」です。
安倍首相が推進している経済政策は、小さな政府(ただ軍隊だけは大きくしようとしています)を目指すといった、新自由主義の路線ですが、日本より10年も前に新自由主義の政策を用いた中南米では、貧困の格差の拡大等の失敗が明らかになり、もう少し格差を少なくし、国民全体が毎日満足に食べられる国にしようという政権が相次いで誕生しています。
新自由主義は、一部のずば抜けた金持ちと大量の貧しい人を生み出し、国民にとって幸せでも何でもありません。中南米の波が日本にも押し寄せてくれることを期待したいものです。
ST さん(19歳・男性・東京都)
【憲法を崇高な精神として活用しなかったこと】
戦後、日本は平和になりましたが、それでもアジアの中では、朝鮮戦争、チベット侵攻等、多くの人々が殺されました。しかし、日本は非暴力を発信する事は出来ず、「平和」を幻想で作ってしまった。
結果、世界各地で現在も起きている悲劇に共感することも出来ず、意見の多様性すら認めることも出来ない人間が多く生まれてしまったのではないでしょうか。
護憲派は、現在、アジアで起きている紛争に対して非暴力の精神を発揮し、その価値を広く証明するべきであったのではないのでしょうか。
日本国憲法の精神が日本を暴走させないから、アジアの平和が作られるのと同時に、日本国憲法の精神が他国の暴走を止めるから、アジアの平和が作られる……のならば、多くの共感を呼んだのではないでしょうか。
しかし、チベット侵攻や台湾の問題等を日本社会が受け入れ、非暴力・共存の精神に目覚めることは、もはや不可能でしょう。
たかはしかおり さん(32歳・女性・福島県)
【Tシャツはつくりませんか?】
カンパを2千円分しただけなのに、シールに加えてバッグまでいただいてしまって、何だか申し訳ないです。ありがとうございました!職場でしっかり使ってますよ。 ところで、これらのグッズと同様に良いデザインのTシャツもあったら欲しいと思うのですが、いかがでしょうか。 カンパのお礼というわけにはいかないけど、2500円くらいまでならみんな買わないかな…。岩波書店とコラボレーションなんてあったらすてき。ご一考願います!
田中晴夫 さん(78歳・男性・北海道)
【教育基本法の改定について】
高橋哲哉流で言えば、17歳で敗戦を迎えた私の地金は何で出来ているのだろうか。銅か鉄か真鍮か……いずれにせよ黄金でないだろう。
少数の例外を除いて、参議院特別委員会のメンバーを一人ずつひねりつぶしたい欲求に駆られるのは、地金のせいに違いない。
特別委員の入れ替えで、もとプロレスラーが任命された。強行採決の要員であることは一目瞭然だ。主権者国民はここまでなめられているのだ。
こんなのは爆弾でぶっ飛ばしてやりたい。 私は老いたテロリストなのか?
もともと民主主義的訓練を頭の柔らかい少年期に受けなかった必然の結果かも知れない。
こあらっこ さん(13歳・女性・神奈川県)
【改定はものすごく嫌です】
改定は私達子供へのいじめです。個より公を小さいうちから優先されると、自分の意見がいえない大人になってしまいます。 子供のうちは個性を認めて、地域全体が一つになって育てることが大切だと思います。
それと、愛国心を育てるより国家が国民を愛することが先です。大体強制された愛国心なんて少しのことで崩れるに決まってます。 政府は戦争があればみんなが兵として戦い、特攻隊になる大人達に育てたいんでしょうが、それは子供をなめています。
確かに私達は親がいなければ何もできませんが、きちんと意思はあります。
国会議員の人たちは、本当に私達子供のことを思っているなら現行法のままにするべきです。こんな変な法律で立派な大人が育つわけない。
このままでは日本という国はどんどん壊れていって、私が大人になるころには戦争をしているのではと思います。 そういうことにならないようにまともな人たちに頑張って欲しいです。
YOHEI さん(20歳・男性・京都府)
【私たちが今すべきこと】
とうとう教育基本法が改定されてしまいましたね。
12月16日(土)の朝日新聞の1面に反対デモに参加されていたと思われる女性が涙ぐむ写真があったと思うのですが、この涙をなんとも思っていない政府・与党に無理矢理、大事な法律が変えられてしまったことが、俺は本当に悔しくてなりません。 でも今は嘆いている場合ではなくて、まだ次に「教育」にとどまらず「国民全体」の思想を縛る「共謀罪」、そして「憲法改定」に直接つながる「国民投票法」が控えていることを考えると、一段と「日本を戦争させる国にしない努力」が必要なのではないかと思います。
来週は今年最後の「マガ9」です。
2006年を振り返ってのご意見など、お寄せください。
言いたいこと言って、すっきりしましょう!
ご意見募集!
ぜひ、ご意見、ご感想をお寄せください。

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