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まる89
4月11日から4月17日までに届いたご意見から
コンテンツを読んでの感想、批判、
国民投票法についてのご意見もいただきました。
G.O さん(26歳・男性・大阪府)
●伊藤真のけんぽう手習い塾 について
【環境破壊と憲法について】
はじめまして、私も伊藤先生と同じように、法教育を仕事とするものです。アル・ゴア氏が来日して温暖化対策を語ったのを機に、私も「憲法と環境の関係」について考えるようになりました。まず、憲法9条を環境との関連でいえば、私も伊藤先生と同じ意見です。特に、温暖化対策では待ったなしの危機的な状況の中で、戦争をして積極的に環境破壊することなど、もってのほかと思います。それを国民全体レベルで精神とする憲法9条は、まさに荒れ地に大きな森を作るぐらいすばらしいことだと思います。もっとも、ここからは私独自の意見ですが、憲法は先生ご指摘のとおり、あくまでも人間どうしの権利の調整を基礎としています。最終的には、二酸化炭素90%削減する必要がある中で、人間同士の権利調整だけで乗り切れるか、もし改正するなら、公共の福祉プラス地球の権利を設けるのはどうかなどと考えています。
十文字(衆愚代表) さん(31歳・男性・千葉県)
●森永卓郎の戦争と平和講座 について
【「責任戦争」への終止符を切望する】
現在において所謂「戦争責任」に対し、この問題にこだわり責任を追求し反省と賠償を要求する側と、それに反発する側の二派が存在する事は周知の通りだが、彼らには共通項がある。この両者は自らの行為を正しいという前提で行動し、相対する側の主張や指摘を全く聞こうとせず、言質の取り合いに執着し相互対話や妥協が成立せず、概して情念に囚われ易い。仮に「慰安婦問題」で「責任追及派」の望む様な結果が得られた時、今度は「反発派」が、「次はこちらの番だ!」と言わんばかりに「拉致問題」に対しての責任を、朝鮮人の連帯責任として追及することは想像に難くない。この両者には「許し」の概念は存在せず、あるのは「大義名分」と「報復」のみ。つまり一種の「戦争」と言えよう。彼らの「戦争」が加熱すればするほど、感情に支配され理性に基づく諸問題解決の機会を逸するので、BBC辺りがこの馬鹿さ加減を批判するなどして、即刻打ち止めにして欲しい。
田中晴夫 さん(79歳・男性・北海道)
●雨宮処凛がゆく! について
【100%同感】
孫ほど年下の人の言葉に、いちいちうなずけるものがありました。都民でもない者が,AMLというメーリングリストに、「石原都政で、北海道民の私たちまで迷惑している。何故あんな人物をいつまでも知事の座においておくのか。引きずりおろすために、どうして都民が協力できないのか」と書き込んだところ、たちまち何人かの人々が答えました。淺野史郎氏を担ぎ出すのには、このようなところからも働きかけがあったことをお伝えしておきます。私は有権者ではないので、火を付ければもうすることはなく、後は「洞ヶ峠」。足の引っ張り合いを、ただ眺めるばかりでした。
平和を愛するキリスト者 さん(48歳・男性・東京都)
●雨宮処凛がゆく! について
【ファシズムを許すな!】
石原東京都知事が三選をはたしました。石原都政の8年をふりかえると、数々の差別発言、自分の政策に反対する者は処分、弱者の切捨て等まさにファシストそのものです。また、公費による超高額な海外出張や飲食。都関連事業への四男の重用をはじめ、一族郎党を要職に据えるなど、私利私欲、貪欲のかたまり、人間的にも最低だと思います。にもかかわらず、大差で三選。高支持率も維持しております。そういうとファシストのヒトラーだって選挙で当選、国民の圧倒的な支持があった時もありました。プロパガンダがうまく、不安をあおるといったやり方も石原都知事に似ていたように思います。それに踊らされてしまうのですから人間というものは本当に悲しい。でもあきらめてしまったらおしまいです。今は少数派かもしれませんが、将来歴史が正しく書かれる日に、正しいことをしたといわれるように、反ファシズムの姿勢をつらぬきたいものです。ファシズムを許すな!
名無しの権兵衛 さん(35歳・男性・岡山県)
●雨宮処凛がゆく! について
【都知事選終了の巻についての意見】
あくまで個人的意見です。私は地方に住む田舎者で「石原都政」がどう言った物か厳密には知らないですし、感じれませんが、本記事を拝見しての意見はなにやら「国が何かしてくれる」のが当たり前で「自分で何ができるか」と言った事が見当たらない記事のように思います。それと「危機意識の希薄さ」が感じられます。調査結果も「平和ボケ」のなせる数値としか思えません。私は石原支持ではないが、ここに挙げている「不安要素」は現実だと思います。それを現実だとは受け止められずに対岸の火事的に見ているから他人に煽られるのでは?と思います。今回の都知事選はそうした「平和ボケ」した人々の成せる結果でしょう。今の日本国民には主体性と危機意識が著しく欠如しているように思えます。
斎藤ひろむ さん(35歳・男性・愛知県)
●松崎菊也の笑うニュース・クイズ について
【当選直後のインタビューに石原氏の人間性があらわになってましたね】
松崎さんのご指摘の通り、どれも彼のホンネっぽいですね。私もインタビュー生で見ていましたが、本当に情けなくなりました。偏狭で、独りよがりで、意見の違う相手をいあつさせるという、彼の人間性がもろに現れていたとかんじました。
あっき〜 さん(26歳・男性・大分県)
●シリーズ国民投票を考える について
【誰のための国?】
最低投票数を設けないなどそんなに簡単に変えられる憲法でよいのでしょうか?国民の関心を高め、「今後の日本をどうしたいのかを国民に訴え国民の意思を問う」それが本来あるべき姿ではないのでしょうか?自分たちにとって都合よく数取ればいいという考えが見えてなりません。「自国への脅威を取り除くために相手を叩くのは〜」のような考えをもつ議員がいるのに、9条を変えてどのような解釈で武力国家になっていくかと思うと想像しただけでも嫌な日本しか思い浮かびません。改憲派は「現状でかなりの防衛費を計上し、かなりの装備を持っているから現状にそくしてない」とか「武力あっての平和」などの考えを主張し、「武力なしの世界平和など理想だ」と嘲笑してる感がありますが、発言力や影響力を持ち、戦争での被爆国日本が平和の理想を求めるからこそ価値があるのではないのでしょうか?軍隊を持った被爆国となるとその価値もなくなっていくでしょう。
岡本昌彦 さん(54歳・男性・京都府)
●誌上討論「国民投票法案」 について
【雑感】
高校教師です。平和民主主義を教えていると憲法を変えたり自衛隊海外派兵などという発想は持てないのです。軍隊を持ち、国家=政治権力を背負わせ武器を与えて殺し合いをさせるのは21世紀にもなって奇妙な光景です。諸政府首脳は金のかからない将棋でもさしていればいい。理想は仮想の現実に負け続けます。このまま9条より君が代が生きがいと教えることになるのでしょうか。笑えません。
TY生 さん(67歳・男性・三重県)
【デマゴギーとしての神通力】
雨宮処凛さんは《毎日毎日不安で仕方がなかった。そこで持ち出されたのは、やっぱり北朝鮮や中国、アメリカなどの外部からのもたらされる「巨大な不安」だった》と述べて、現在と将来が不安な若者の気持ちを代弁している。その不安な気持ちを紛らわす対象にされた「巨大な不安」の北朝鮮はだんだんとデマゴギーとしての神通力を失うだろう。テレビはかつて拉致一色だったが、現在は6者協議の進展のニュースを否応なく伝える。4月11日朝日新聞が《米、核放棄を最優先対北朝鮮全面譲歩》という見出しをつけたように、米国は「ならず者国家」としてきた北朝鮮に目に見張るような宥和政策を取り米朝国交正常化部会に参加する。安倍首相は中国と手を携えて「戦略的互恵関係」というアジアの平和と安定を目指す路線を取る。これは論理的には中国の脅威などは煽れない。むしろ私は改憲された場合の日米同盟が心配だ。
飯田翔文 さん(20歳・男性・宮城県)
【なんで「誇りを持って戦争から逃げろ!」(ちくま新書)をとりあげないの?】
なぜ「この人に聞きたい」のなかで、「誇りを持って戦争から逃げろ!」(ちくま新書)と、この本の著者で21世紀日本研究所の設立者でもある中山治氏を登場させないのかずっと気になっていました。この本ほど、9条改悪が引き起こす最悪の事態及び9条改悪の危険性を理論的に説明している本は他にはおそらくないのにもかかわらず、です。この本は、9条改正が本当に日本に安全と平和をもたらすのか、という議論を深めるのに多くの示唆を含む本であることは間違いないと思います。中山氏がメディアや言論誌に登場しないのは、この本の中で、「日本の親米保守知識人はアメリカ軍産複合体の宣伝屋」という事実を暴露してしまったせいで、アメリカの息のかかったメディアや知識人、右翼団体から脅迫でも受けているためなのでしょうか?そうであるならば、なおさらメディアや言論誌にもっと積極的に登場して発言してほしいのだけれども....。
T,N さん(34歳・男性・愛知県)
【私も知事選にはがっかりでした。】
ただ、反省を口にしながらの演説など、「戦略」はさすがでした。同じことが憲勃改正」の国民投票でも繰り返されます。アメリカの、voteforthechangesのようなことが、日本でも起こらないかな、と思うのですが。せめてそのくらいは、と。
森正樹〔アジア人同士戦わず〕 さん(43歳・男性・東京都)
【護憲派は多数派だ】
4月6日付の読売の世論調査ですら、9条改正に反対・不要が56%、賛成が36%だったそうだから、集団的自衛権の問題を中心に訴えていけば護憲派に十分勝ち目はあります。改憲派は護憲派を反日呼ばわりするが、過半数の国民が非国民だという理屈は成り立ちません。彼らは湾岸戦争不参加を国辱のように言うが、アメリカが負けていたら評価も変わっていたでしょう。正規戦以外の戦争には弱いアメリカの戦争に、日本は係らない方が賢明です。改憲派のブログ等を見ると、戦争を肯定する人、戦前と大差ない右翼的な思想の人、(中韓に対する)人種差別主義者が多いのに閉口させられます。太平洋戦争も、むしろ国民が政府の弱腰を突き上げた結果だと想像でき、先祖にそう同情する気にもなれません。中国の軍拡に対抗し、軍事力を強くしないと舐められるという旧弊な思考の持ち主に対し、平和・軍縮の先頭に立つほうがずっと評価されることを護憲派は訴えるべきでしょう。
ぐらっせ さん(31歳・男性・大阪府)
【こんばんは】
記事読ませてもらいました。感想としては9条改正が即戦争と決め付けるのは非常に浅はかであり、全く現在の世界情勢や歴史を理解しない自己中心的な考え方だと思いました。世界はきれいごとでは通用しないですよ。強力な軍隊あってこその平和です。これが現実です。
yoshi さん(32歳・男性・熊本県)
【感想】
中国人への迫害等、正直、学校でまったくといっていいほど(中国の方からしたらまったく)知らされていませんでした。そんな事実もよく知らず、知らないから罪の意識もない日本人に、果たして軽々しく平和を語ることが許されるのかとも思います。振り返れば、学校の歴史教育は一番大事な部分はあっさりと流して、むかしむかしのことばかりに目を向けさせていましたね。どれだけ中国の人々の血と涙が我々によって流されたかを知ることが、今後の日本に必要なことかと思います。日本自国の受けた痛みを語るのは、その次でいい。そんな気持ちになりました。
新聞やテレビでもようやく
「国民投票法」について取り上げるようになりました。
「マガ9」では、過去何度かこのテーマを取り上げてきました。
過去のコンテンツもご覧の上、考えてみましょう。
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