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みんなのこえ

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070822up

8月8日から8月21日までに届いたご意見から

夏休みをはさんで、たくさんの意見をいただきました。
デスク日誌や新連載コラムへの感想も届いています。

●この人に聞きたい(新藤兼人さん)について

平和を愛するキリスト者さん(48歳・男性・東京都)

【戦後レジームを守りましょう】

新藤監督のお話を聞いて感銘を受けました。
さすがに、戦争の中身を体験して帰ってきているだけあって、戦争の実態を正確に把握しているように思います。
今年で終戦62年、戦争を知らない世代が台頭。戦争体験も風化しております。そのすきを捉えて安倍政権は、教育基本法の改悪、防衛庁の省への昇格、集団自衛権(自衛とは名ばかり集団侵略権です)の容認、平和憲法改悪のための国民投票法案の成立等にみられるように日本を再度戦争をする国に。
国家の名において、個を破壊する戦前レジームへの回帰を急ピッチで進めております。

新藤監督が体験した戦前のように国家の名において、個や家庭が破壊されるといったことが二度とあってはならないと思います。そのためにも安倍政権に抗して平和憲法下の戦後レジームを何としても守らなければならないと思います。

●この人に聞きたい(小林節さん)について

KazuakiWakuiさん(47歳・男性・新潟県)

【小林節(その1)〜平和の戦略】

ぼくは護憲です。ただ、小林先生がおっしゃるように、護憲派の集会に参加すると、確かに護憲念仏唱えてるだけだなぁと不安になるんですよね。
まず、護憲で行く道程は、改憲で行く道程以上に平坦ではないのだといういうことを肝に銘じておく必要があると思います。いつも身内ばっかりで念仏集会してるから、そのへんの自覚や論理や基本的な知識さえないんですね。そこには自民党改憲派と同じくらいの無知と傲慢があると思います。

具体的で有効な平和の戦略を継続的に実行することなしに、9条だけ唱えていても意味がないのだということにもっと思い当たらなければいけない。
護憲派は9条に伴ってくるであろう様々な困難から目をそらさずに、9条を実現するための平和の戦略を真剣に考え出していかなければならないのです。
ただ、道のりは当然、両方、平坦でないにしても、9条には未来への最終的な希望があるということは言えるのです。

●伊藤真のけんぽう手習い塾(第47回)について

KUMA0504さん(47歳・男性・岡山県)

【国民投票法の萎縮効果について】

しばらくぶりに訪問したので、旧記事に対するコメントで申し訳ない。
この「萎縮効果」について、じつはもうすでに出ています。
それどころか、公務員の就職問題とか、限定されたところではなく、広く国民の深層意識に植え付けられようとしています。政府に届いた書名が悪用されるのではないか、と心配しているのです。
なんとしてでも、あの行動を「違法ではない」と開き直った政府の発言をひっくり返さないとなりません。
詳しくは「名前の行方を守れ

●デスク日誌(vol.16)について

kenkenさん(男性・千葉県)

【デスク日記の記述について。アンフェアかな。】

>ただ、現在の社民党、共産党では、その第3極としての統合を望むのはムリでしょう。

いままで、政党どうしの、共産党と社会党の統合が問題になったことは一度もありません。

>けれど、それ以上に深刻なのは、やはり共産党の体質でしょう。

私は、憲法を守りたい気持ちでメールマガジンを読んでいます。共産党の体質についての記事を望んではいません。善処してください。

●デスク日誌(vol.16)について

新井拓洋さん(40歳・男性・神奈川県)

【小和田志郎さんの捩れ】

小和田さん、第3極の政党を作ることを願い、なおかつ既存政党にその願いが期待できないなら、ご自分でおやりになればいかがでしょうか?

「自民党内の護憲派」?

自由民主党の党是のひとつは、自主憲法の制定ですよ。

>思想性が捩れているのです。

>共産党は、その共産党という名称を、絶対に変えようとしません。これでは第3極として統合することなど、やはり難しいでしょう。

そもそもいち組織の名称について、なぜ外部からとやかく言われなければならないのでしょうか?
小和田さんは、結婚する時に相手に、名前が気に入らないから改名しろと要求しますか?
是非、ご自身の「思想性の捩れ」の検証をなすってはいかがでしょうか?

●デスク日誌(vol.16)について

改さん(25歳・男性・東京都)

【共産党をぶっ壊そう!】

「比例は共産(社民も?)に!」という人って、「与党になって欲しいとまでは思わんけど(なれるとは思わんけど)もっと強い野党になって欲しい」って人、多いんじゃないだろうか?
「確かな野党」。そう、それ。

…だが、「我々は正しく、我々だけが正しい」って感じで(民主党批判、たとえ言ってることは正しくても…)、そーゆーのが宗教的に見えて引いちゃう人も多いと思う。選挙前だけやたらフレンドリ〜に「あなた選挙権はある?K明党に入れてね」なんて話しかけてくる人たち以上に。

共産党って、物凄く真面目なんだと思う(委員長の顔とか)。でも、真面目なだけじゃモテない世の中でしょ(委員長の顔とか!)。不真面目な僕もモテないけど…
それは置いといて、今回のデスク日誌や7日の朝日新聞見て「そうそう、おいどんも前からそう思ってた!」って思う人、絶対多いはず!
大事なのは共産「党」なのか。それじゃ自民と変わらん。共産党をぶっ壊せ! それは「内ゲバ」ではない。

●デスク日誌(vol.16)について

くまさん(47歳・男性・岡山県)

【参議院選挙の結果について】

デスク氏は、第三極の政党を作るとか、政党の力関係をどうしろとか、まるで護憲の為には政界再編しか道はないように書いていらっしゃいますが、そういうゲーム的な感覚だからダメなんだと思います。
今度の国民投票は、小選挙区制も関係しません。
無論与党に有利な投票制度ではありますが、だからこそ危機感を持って大衆運動が出来るはずです。
地道な大衆運動こそ憲法を生かす道への近道です。

●デスク日誌(vol.16)について

クレヨン伯爵さん

【今週のデスク日誌】

今週もデスク日誌面白かったです。山猫農園、雨宮処凛姐さんも。

現実解は「第2の道」(徹底的な政界再編)かなあ…。
第1の道(第3極の政党を作ること)はフランスでも欧州のどこでも出来てない感じですよね。
第2の道は財界に妨害されそうですが、財界人(除く辻井喬氏)て金儲けしか考えんのか?
政党助成金制度支持に最近転向しましたので、約束通り企業献金を廃止して財界の影響力から自由になり第2の道で行ってもらいたい。

>安倍首相の危険性に国民が気付き始めた

は、そうであれば良いなあと私も思いますが、確率の半分は単に何も考えていない方が世の中に多い、のだと見た。

●デスク日誌(vol.16)について

十文字(衆愚代表)さん(32歳・男性・千葉県)

【参院選での民主党と社民・共産党】

今月8日に小沢氏がシーファー駐日米大使と会談し、憲法9条をタテにテロ特措法延長に反対したのは周知の通りである。
護憲派の人々にとっては喝采であろうが、事はそう単純ではないと私は考える。

第一に、そもそも民主党が参院選で勝利しなければ、小沢氏がシーファー氏の前で啖呵を切るような場は存在しなかった。
つまり民主主義においては民意こそが最強の「力」であり、故に小沢代表は政治の場において憲法を使いこなす権限が与えられたと言えよう。

対して社民・共産は熱心に9条の大切さを訴えていたが、その彼らにシーファー氏が会談を申し込むことはない。民意なき彼らと会談することは、時間の無駄だからである。
どんなに護憲運動に熱心でも、現実は民意無くば憲法使用権はない。

次に、自民党の中川秀直氏はこのような指摘をした。
いずれにせよ、護憲派が熟慮すべき事柄は膨大であると言えよう。

●やまねこムラだより(第1回)について

松宮さん(67歳・男性・神奈川県)

【食糧自給率は安全保障率】

エッ? マガジン9条で農業の話? 違和感を持って読み始めました。

日本政府は60年前の敗戦で、なんら反省をしませんでした。
資源が無いのに、他国を侵略したから、封鎖され、石油も鉄もなくなり、ベニヤ板と障子紙で飛行機を作りました。
でも燃料が無いため飛ばすこともできません。

戦後、対米追従で食糧自給率を下げ続けました。
広大な土地や人件費の安い国から輸入を増やしました。
そのため「農業」では生活できない国になってしまいました。
こんな政治でいいのでしょうか。遺伝子組み換えのない、安全な食糧の確保も安全保障だと思います。

五反百姓ガンバレ。私も応援します。

●やまねこムラだより(第1回)について

はなのははさん(54歳・女性・神奈川県)

やまねこ農園だより、そうだそうだと思いながら読ませていただきました。昔でいう兵糧攻めで日本は簡単につぶれますね。

2年前に花巻から遠野に行きました。司馬遼太郎の「街道を行く」をよんだこともあって、「岩手」という字を見ると引き寄せられます。
これからも楽しみにしています。岩手の風を送ってください。

●やまねこムラだより(第1回)について

佐野鷹男さん(41歳・男性・愛媛県)

【そもそも安い農産物だが】

日本の米1膳分18円。国産小麦は確か1kg400円。しかし外国産は100円。確かに外国産は安いと思う。
さて、物事には光と影がある。
アメリカ合衆国は補助金漬けで農家を保護し、貧乏な国の農産物が競争に負けるようにされている。
貧乏な国の農民曰く「補助金漬けを止めてくれれば、我々の商品が売れるのに。」
多分彼らは日本で自分たちの商品が売れることを望むであろう。その声は不当と言えるだろうか?

多分考えるべきは、貨幣で図れない価値をどのように捉え、それを経済に加味していくか、という回路であろう。
貧乏国の農民も先進国の農民も納得できるシステムとは何であろうか?

●シムピースについて

田村つげおさん(36歳・男性・静岡県)

【これからの未来】

シムピースいい企画だと思います。
これからも頑張ってください。
いずれにせよ、政治がどの方向に向かっても、戦争や徴兵に繋がらないといいですよね。

Pandaさん(51歳・男性・東京都)

【『みんなの9条』楽しく読みました。】

護憲派は少数派で私だけ変わっているのかと自信をなくしていましたが、『みんなの9条』を読んで、勇気づけられ自信を持って「9条を守ろう」と主張していけます。

私は、小学校の教師をしています。「学校では、現代史を教えていない。だから、戦争があったことも知らない子がいるじゃないか。」という批判を聞きますが、教師が歴史観を出すと「政治活動」として罰せられます。
以前は、保護者も寛容で問題ありませんでしたので、私も歴史や道徳の授業で取り上げ、12月8日と3月10日には必ず戦争について指導してきました。
しかし、最近では、憲法について考えさせただけで保護者から教育委員会に訴えられ、処分を受けてしまいます。『みんなの9条』にもありましたが、非常に危険な状態です。公務員という立場では、これ以上指導できません。
こういう状況だからこそ、何としても9条を守らなくてはいけません。みんなで力を合わせましょう。

marcosさん(57歳・男性・静岡県)

【またまたTVにやられた・・・】

民主多数は毎日TVで小沢氏と姫とやらが出ていたからに他ならない。
今参議院選は、今までの財界主導の小泉(竹中)改悪に国民がNOを初めて意思表示したのだが、やはり全ては民主に行ってしまった。
国民一人一人が家族をも含めて真剣に考えれば、社民、共産は、もっと支持されても良いのではないか。
一番の問題は、いまだに小泉の応援演説に国民が集まり、それをTVが追いかけてることだ。
国民は、何故、今の状況をつくった小泉を告訴しないのだろうか?

TY生さん(67歳・男性・三重県)

【爆弾があるのを厭わず歩もうとする道】

アジア太平洋地域の安全保障問題を話し合う「第14回東南アジア諸国連合地域フォーラム閣僚会議」が8月2日、マニラで開かれた。
議長声明は「対話と交渉を通じた核問題の平和的解決への支援」を表明。
議長国フィリピンのロムロ外相は北朝鮮の核と拉致問題に関し、
「重要なことは対話を続けることだ。道のりは遠いが、これが爆弾のない道であり、障害を乗り越える道だ」と強調した。

6カ国協議の合意には日朝正常化と北東アジアの平和・安全保障に取り組む作業部会がある。
ASEANプラス3(東南アジア諸国連合と日中韓)は、本年11月にシンガポールで開く予定の首脳会議に向けて、東アジア共同体構築という目標に取り組む意向だ。

これらの動向と全く整合性を欠いた自民党の改憲の方向は、朝鮮半島や中台の軍事衝突を想定、日米同盟強化のため集団的自衛権行使を目指す。
信頼醸成を後回しにして対立関係を続け、爆弾が(戦争が)あるのを厭わず歩もうとする道です。

雅虎さん(15歳・女性・千葉県)

【平和宣言】

秋葉忠利広島市長、あの平和宣言には本当ビックリしました。
テレビ画面越しの言葉から、勇気と強い意志がひしひし伝わってきました。
あれを真っ向から受けた総理は相当ガツリときたんじゃないでしょうか。
今の日本、右へ右へと性急に傾きつつある世の中に、一番「平和」というものを考え直させてくれた言葉だったと思います。

onlypeaceさん(39歳・男性・福岡県)

【8月15日の某局番組を見て】

私は9条改憲阻止の立場です。
この日の討論番組で感じたのは、改憲派は日本が独立した憲法判断をできぬ時期に米国の強制的な軍事政策によって自衛隊が創設され、その上になし崩しで日米安保が出来上がっている歴史をどう総括するのだろうかということです。
戦後の日米関係は、憲法と日米安保とが同列の二重基準としてあり極めていびつな国際関係だと思います。
そして日本の真の脅威は北朝鮮やその他誰でもなく、米国そのものではないでしょうか。
テロ特措法延長に反対する民主党への米国のけん制はそのことを明確に物語っています。
自衛権や国際関係を論議するにしても、それが改憲のための論議であってはならないと思います。
自国の歴史を総括できない、憲法前文に目をそむけるものにこそ、9条の縛りが必要だと思います。

戦後62年の夏、
「戦争」や「憲法」を考えるさまざまな番組が放映されました。
みなさんは、どんなことを考えた夏でしたか?
ご意見お待ちしております。

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