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みんなのこえ

vol.162

081112up

11月5日から11日に届いたご意見から

■森永卓郎の戦争と平和講座 について

たんぽぽさん

世界の人々が幸せになる社会

最近、キューバ医療に関する本を読んだのだが、世界の人々が幸せになる社会作りに参考になると思った。GDPが低くても医療水準が高く、医療費は無料、震災等で困っている諸外国にも医療支援をするという、優しさにあふれた国キューバに興味が尽きない。

■森永卓郎の戦争と平和講座 について

みねやんさん(59才・男性)

投機資金の逃避先

毎回、分かり易く読ませていただいています。
第31回の「投機資金の逃避先がない」「投機マネーは消えてなくなってしまうのだ」が、どうしてそうなるのか分かりません。新しい投資先を見つける、あるいは、作り出すことは出来ないのでしょうか?
この辺の解説をお願いいたします。

■森永卓郎の戦争と平和講座 について

キャパさん(31才・男性・長野県)

いつも読ましていただいています。

私の大学時代経済学の授業で教官が、「経済学とはいかに社会の有限な資源と富を公平にかつ有効に分配して、人々の社会生活の向上に努めるかを考える学問です」と静かに語られていたのが印象に残っています。正直な話、大学での経済学が直接実生活に役に立ち、また身につくこともありませんでしたが、入学して最初の講義の日の最後の時間の言葉が僕にとって「経済学」の定義であるといまも信じています。
ですが就職氷河期を経験して社会に出て10年近くが立ち、実際見てきたことや社会で起きていることは多分真逆の、皮肉とも言えることでしかないかもしれません。
実感のない景気回復が終わり、多分不況になるのは間違いないでしょう。家計分野を痛めつけて雇用を破壊し、社会の最初の単位である家庭すら持ちにくくなっています。(子供もおちおち産めない!)
そして法人税率を下げ企業の国際競争力を高めた結果、輸出する先が恐慌になったのだからこれもまた皮肉です。社会福祉が限りなく怪しい今、内需期待なんて口するのもはばかられる。ここまでくると今までの規制緩和や改革は国を売り飛ばす行為だったのかも知れません。いわゆる失われた10年は、20年、30年と書き直される可能性すらあるとおもいます。正直なところ、諦観と怒りが渦巻くというのが(庶民の)ほんとのところではないでしょうか。
長くなって申し訳ありません。

■伊藤真のけんぽう手習い塾 について

武蔵祥吉さん(33才・男性・東京都)

ぜひ、裁判員制度について

伊藤さんのコラムを拝見しています。今度、新シリーズを連載されるそうですね。今日、最高栽のホームページを見ていましたら裁判員制度について掲載されていました。私は、裁判員制度そのものに反対です。もし、裁判員に選ばれたら評決をしなくてはいけないそうですが、有罪、無罪、死刑を判断する自信はないですし、裁きたくありません。ぜひ、裁判員制度をとりあげてください。

■雨宮処凛がゆく! について

佐野 鷹男さん(42才・男性・愛媛県)

そもそも、デモ申請が必要なのはおかしい

「件名」のことで日本の民主主義の後進性が指摘されることがあるくらい。三歩くらい譲って、交通障害の問題から若干の規制、および警察の協力が必要と考えても、だ、麻生のお宅拝見の「デモ」は、車道にも余り広がらず、デモとさえ言えないものである。単に歩いている人間が権力の気に要らないという理由だけで逮捕されるとは、まるで「共産国家」である。また、こういう恣意的な逮捕をする公務員を罷免できないことは、憲法15条の失効を意味する。国民に害をなす公務員(他には社保庁の少なからぬ「一部」公務員)とともに、憲法有効化の立場から罷免して欲しい。

まさに憲法をくらしに活かそうなのである。

■雨宮処凛がゆく! について

武蔵祥吉さん(33才・男性・東京都)

麻生首相邸訪問騒動

麻生邸訪問騒動で3人の逮捕者が出た。後日釈放されたことは雨宮さんをはじめとする一般市民、文化人賛同する国会議員らの尽力によるもの。これからもこのような雨宮さんたちの活動にエールを送りたい。
それにしても、雨宮さんたちの指摘する格差問題に対して相変わらず小手先の対応しかできない政府、そして政府が格差問題改善を役人、経済界にお願いしてもまったく役人、経済界は対応しない。役人、経済界の対応に疑問符がつく。

■雨宮処凛がゆく! について

あらしどくまむしさん(39才・男性・滋賀県)

まだまだ戦いはこれから

3人ともお帰りなさい。まずは疲れを癒してください。失われた尊厳を取り返す戦いがある。勝負はこれからかもしれない。支援者共々がんばろうぜ。
タモガミはん、アパグループの派手でバブリーなオバハンのとこに懸賞論文出したら、ほらオバハン共々目立ちまっせ。政府見解に背いた罰で辞めさせられたんやね。ほな不当解雇者ユニオンが待ってますさかい、ゴリゴリ軍国主義からの転向お待ちしてます。あの鈴木宗男氏の華麗なる転身を見習って、正義観の強すぎる暑苦しいタモさんの事やし何がほんまの正義かわかるはずやろ?わかんねえ〜だろうな〜。小室てっちゃんは、5億で捕まり専用車がパトカーになりましたけど、タモさん300万もろてもうれしないやろ。タモさん今、あんたに捧げるテーマソングは、小室のてっちゃん作曲の「マイレボリューション」やで。わかるかな?わかんね〜だろうな〜(苦笑)

■雨宮処凛がゆく! について

風の音さん(48才・男性・神奈川県)

法廷で決着を

麻生宅見学ツアー(主催者側の言い分)で逮捕者が出た件については、新聞・ネット上の記事のほか、You Tubeに投稿された映像も見ましたが、すべて主催者側の想定の範囲内で進んでいるとの印象を強く抱きました。デモ同様のアピールを、見学会名目で行う実験。警察に妨害されたらそれを根拠に権力の横暴を非難する。もちろん、わざと逮捕者を出した訳ではないでしょうが逮捕者が出た場合の対処は法廷闘争の資金繰りも含め、想定済みだったのではないかと思います。そうでなければ、今回の、一般市民の参加も募った企画は、とても無責任だと思います。

やった以上は、警察の行動に対して、きちんと訴訟を起こし、法廷で決着をつけてください。

■岡留安則の「癒しの島・沖縄の深層」 について

TY生さん(68才・男性・三重県)

自衛隊内に独善的な思想グループが生まれる可能性はなかったのか

田母神氏は統合幕僚学校長時代に「鵬友発行委員会」と「航空自衛隊幹部学校幹部会」が編集発行する『鵬友』に「航空自衛隊を元気にする10の提言」を掲載、日本の占領地統治を「慈愛に満ちたもの」と美化した論文などを発表していた。
「真の近現代史観」をテーマの懸賞論文に、50人を超える自衛隊員が投稿。田母神氏は「日本が国家として発展するには自虐史観から解放されないと政策に影響が出る」と論文発表の動機を語る。仮に田母神氏の論文が入賞していなかったら、上記のようなことが判明せず、自衛隊内に独善的な思想グループが形成される可能性があった。
歴史を見れば、1936年2・26事件を起こした陸軍内の派閥皇道派は、財界や政界を武力行動で変革し、天皇親政による国家を改造する昭和維新を目指した。維新思想は青年将校たちに広まっていた。自衛隊内の教育宣伝機関の歴史教育を日本の侵略と植民地支配を認めた村山談話から逸脱させてはならない。

■マガ9レビュー について

十文字(衆愚代表)さん(33才・男性・千葉県)

「政治的変革を実現させる為には、『政治的天才』という名を冠するカリスマの存在が不可欠である。」というのは歴史的事実である。

「わたしの1票の理由」にて鈴木邦男氏は「自民党VS社会党の本来の二大政党制に戻るべき」と仰り、岡留安則氏は「官僚が嫌がる統制力、指導力を持つ政党が必要不可欠」と述べられた。類似した考えを持つ人は多いであろう。

とはいえ、その種の「変革」を実現させる為には、カリスマの指導が不可欠である。
例えば、「武装しない指導者」としては、マハトマ・ガンディー、マーティン・ルーサー・キング・Jr、サルバドール・アジェンデが挙げられる。
対して、「武装する指導者」としては、毛沢東、フィデル・カストロ、ホー・チ・ミンが挙げられる。
彼らの指導を宣伝と判断するか、または煽動と看做すかは難しい所であるが、何れにせよ彼らのカリスマを核に、政治的変革が起こったという事は紛れも無い歴史的事実であろう。

今ある左派陣営のゴタゴタを統合し、保守陣営に対抗出来る政治的実力を持つ為には、それを指導できるカリスマを輩出できるか否かが鍵といえよう。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

ニニコさん(27才・女性)

田母神元自衛隊航空幕僚長のニュース

久々実家に帰省し、50代後半の父親とニュースで田母神元自衛隊航空幕僚長の件を見ていたところ、父親が「(日本は侵略戦争などしていないということは)みんなが思っていることを代弁しているだけ、世間が騒ぐのがあほらしい」という発言をしてびっくりしました。私の反駁も聞き入れません。
歴史認識は各々異なっていても仕方ないですが、今回の件は、政府要人が公式見解と異なる論文を公表して、それを悪びれもしない、ということが一番問題であると思います。「私」と「公」を分けない幼稚で身勝手な人物が政府要人であることの苛立たしさと、先の大戦を正当化したがる頭の固い年配男性とどうやって対話していいものやら、マガジン9条を読みながら方法を考えています。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

ナインマンさん(男性)

最近思うこと

田母神元空幕長の件、政府の対応は大変早かった。事の重大さを認識していたのだろう。私はこのニュースを聞いた時、今の自衛隊は戦前の日本軍と同じ思想を持っているのではないかと思った。防大出身のエリートがこのような考えだと、防大内にこの芽があるのではないか心配だ。田母神氏は名古屋地裁の判決に対しても、司法否定の発言をしている。このような人物を選んだ政府や防衛省のシステムを、私は認めることは出来ない。
それと日本の司法否定で思い出すのは、故三浦和義氏の件だ。私は法律に詳しくないので見当違いのことを言っているかもしれないが、日本の最高裁で無罪が確定した人を他国で有罪とされることに、日本の政府や司法やメディアは何もしなくていいのだろうか。もし米国で無罪になった人を日本で有罪にしたら、米国は黙っていないと思う。
自己責任の一言で、イラクで郵政総理に見殺しにされた青年を思い出した。

今週は、「この人に聞きたい」のインタビューが久しぶりに更新。
ぜひご意見・ご感想をお寄せください。

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ご意見募集

・この人に聞きたい ・伊藤真のけんぽう手習い塾 ・森永卓郎の戦争と平和講座

・伊勢崎賢治の平和構築ゼミ ・伊勢崎賢治の15歳からの国際平和学

・雨宮処凜がゆく! ・鈴木邦男の「愛国問答」 ・こども医者毛利子来の『狸穴から』 ・岡留安則の『癒しの島・沖縄の深層』

・どーなってるの?!米軍再編 ・マガ9対談

・週間つぶやき日記 ・やまねこムラだより ・マガ9レビュー

・シムピース ・おまけ絵本 ・アピール9 ・世界から見たニッポン ・みんなのこえ

・マガ9アーカイブス

マガジン9条