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みんなのこえ

vol.167

081217up

12月10日から16日に届いたご意見から

■この人に聞きたい 石内都さん について

TY生さん(68才・男性・三重県)

突然死と横須賀と空母の繋がりについて

石内都さんは広島での自然死ではなく、突然死について述べ、横須賀には違和感を抱く。
私は突然死と横須賀と空母が結びついた出来事を知っている。英国メディアの指摘によれば、2003年3月、横須賀を出た空母キティホークの艦載機はイラクにクラスター爆弾を投下。艦載機の放ったミサイルはイラクのマーケットを破壊して子供を含む住民60人以上を死亡させた。イラク人の死は理不尽な突然死であり、米軍に基地を貸与する日本の道義的責任は免れない。
アフガン戦争時も横須賀から空母が出撃。ベトナム戦争時も横須賀から出撃した空母「オリスカニ」はベトナムなどに核兵器の照準を合わせた。安保条約は日本を守ると宣伝されるが、具体的には現実の事象として掴み所がない。安保は現実で具体的な形で米国の戦争の為に機能している。
2008年11月27日イラク議会が承認した米軍駐留協定は、米軍はイラクからイランなど他国を攻撃出来ない。イラク人が抵抗して獲得したものだ。

■雨宮処凛がゆく! について

たっつんさん(34才・男性・富山県)

雨宮さんたちの活動は実を結びつつある

『日曜討論』出られたんですか...。
見逃した...。残念。

『日曜討論』で、こうした問題が取り上げられたのは、雨宮さんたちの訴えが、今の日本社会が抱える、代表的な問題の一つだと認知された証だと思います。

今後のますますのご活躍をお祈りいたします。
地位もお金もない、私には、こんな文章を書くことくらいしかできず、無念です。
でも書き続けます。

■雨宮処凛がゆく! について

平和を愛するキリスト者さん(49才・男性・東京都)

非道を許すな!

派遣労働者をはじめとする非正規労働者を解雇する動きが相次いでおります。
今まで劣悪な労働条件下で企業のために頑張ってきたのに、労働者の都合を全く考慮しない突然の首切りで、多くの人が稼ぎと住む場所を同時に失って、大量に野宿者化しています。
こういった弱い立場の非正規労働者を便利な調整弁として使い回すやり方は非道であり、血も涙もありません。
こういった非道なやり方に、非正規労働者が労組を結成、労組に加入するものが相次いでいます。そして解雇撤回を求めて闘い始めました。
頑張ってもらいたい。そして不当な首切りを撤回してもらいたいと思います。

■雨宮処凛がゆく! について

海月(漂流中)さん(24才・男性・愛媛県)

日曜討論拝見しました

日曜討論拝見しました。
僕の中で印象に残っているのは、
  雨宮さん 「こんなひどい話がある」
  奥谷氏  「そんなのばかりじゃない
        こんな人もいる」
  雨宮さん 「こんなひどい話もある」
  奥谷氏  「そんなのばかりじゃない
        こんな人もいる」
もう、討論じゃなく紹介合戦じゃないかと。
本当は、雨宮さんが紹介するような状態に対して、
どのようなフォローをすべきかを討論してほしかったのですが。

僕は、労働に関するいろいろな問題の根本原因は、
雇用する側のモラルハザードだと思います。
法の不備もありますが、それ以上に倫理観がない。
だから余計にたちが悪い。
そんな印象を受けてます。

■岡留安則の「癒しの島・沖縄の深層」 について

十文字(衆愚代表)さん(33才・男性・千葉県)

岡留氏の、「民間使節団をホワイトハウスに派遣して、沖縄の窮状の直訴してはどうか」という提言に賛同する

かつて左翼側の人々は、自らの積極的な外交により現状を打破するより、専ら政権や官僚に責任という名の圧力をかけ、体制側に現状打破を要求する手法を取っていたのだが、結局の所、これは体制側に依存した手法だったと私は考える。
だが岡留氏の、今の政権の無力さを挙げ、その上で民間側の主体的行動により現状打破を試みよという提言は、実現すれば左翼側に著しい進歩をもたらす可能性がある。

さて、オバマ大統領への直訴だが、成功すれば儲け物だが、門前払いを喰らう可能性のほうが遥かに高いだろう。
とはいえこれは、かつて日本が列強と結んだ不平等条約の改正に奔走した先人達と同じ立場であるといえよう。
先人達は多大な苦労をして条約の平等化を達成したのだが、その間「江戸幕府が悪い」という様な犯人探しなどの非生産的な活動に体力を消費してなかった。
失敗と現状を把握し、努力して結果を出した。それだけである。
民間使節団もそうあるべきだろう。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

森正樹〔アジア人同士戦わず〕さん(45才・男性・東京都)

軍需より民需を

今後アメリカが衰退し、中国の軍拡が続くから改憲が必要という主張は十分説得力があるけれど、改憲派の多くがかつての軍事大国日本に郷愁を感じるような、アナクロなメンタリティーの持ち主であるのが気になる。
戦後日本の成功が、(冷戦期はアメリカの庇護もあって)軍需より民需に国力を傾注したことによるのは論を俟たないし、逆にソ連・アメリカ・北朝鮮など軍備に力を入れすぎた国は皆国がおかしくなっている。
反戦平和のイデオロギーとは別に、実利的な意味でも護憲のほうが望ましく、たとえ改憲しても、既に豊かとは言えなくなっている日本の資産を軍備に振り向ける余裕はあまりないだろう。
中国の改革開放路線は高度経済成長期の日本をモデルにしている面が大きいし、金融恐慌でどの国も国民の生活が苦しくなっているのだから、高い見地に立って中国に軍需より民需を優先するよう説得するような、そういう政治が日本にできないといけない。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

ナインマンさん(男性)

最近思うこと

労働者の首切りがひど過ぎる。派遣労働者は契約期間中でもほとんどNOペナルティで首が切れるそうだ。こんな制度が我国で許されてもいいのだろうか。こんな雇用側に都合のいい仕組みを作った国の責任は大きいと思う。
さらに内定取り消しや正社員の首切りも増えてきたようだ。あまりにも早すぎる対応を見ていると、大企業は早い段階で首切りを準備していたとしか思えない。
不況をこんな方法でしか乗り切れない企業の未来は明るくないと思う。
問題なのは、これは企業による社会システムの破壊だと言うことだ。政府は何らかの方法で社会システムの崩壊を止めなくては大変なことになるだろう。
政治の優先順位はまず「今、困っている人の救済」だ。
企業は潰れてもまた作れるが、死んだ人は二度と戻ってこないのだから。我々は敗戦で学んだはずだ。この世で一番尊いのは人の命であり、お金ではない。人類の目標はどんな時代でも、みんなで幸せになることだ。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

三十郎さん(30才・男性・東京都)

祝!湯浅誠さん

 湯浅誠さんが大佛次郎論壇賞を受賞しました。彼は、新聞のインタビューでも非常に謙虚なコメントを発表し、昨今の状況の深刻さと自分のスタンスを語っていました。今後も益々がんばって欲しいと思いました。
 さて最近は、テレビのニュースでも非正規雇用者の問題がトップを飾ることが多くなっているように感じます。しかしながら、このような状況を作り出した政策のオピニオンリーダー的経済学者は、退場するどころか自らの主張を変化させながら生き残っています。私たちは、彼らに二度と騙されないように世の中の動きをしっかりと観察する必要があると思います。ムードに流されることが一番危険です。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

武蔵祥吉さん(33才・男性・東京都)

自民党の勉強会で気になったこと

自民党は勉強会がブーム。議員の中には、今の日本に危機感を持っている議員もいるだろう。
ニュースで観てあれっと思ったのは、郵政民営化堅持、構造改革続行議員連盟の報道で多くの議員が集まった。メンバーを見て唖然。小泉チルドレン、去年病気で辞任した元首相、そして現幹事長、小泉元首相。
未だに、小泉首相におんぶにだっこの小泉チルドレン議員の政治家としての未熟さ、麻生首相を支えなくてはいけないはずなのに某派のパーティで「次のポスト麻生は○○さん」と麻生首相以上に言葉が軽い現幹事長、首相をやめたらとっとと議員辞職をし、後継者を次男に譲り、構造改革を正当化する小泉氏が永田町に影響力を行使している限り日本の政治は良くならないし、軽々しく政界再編を発言するなと思う。

今年の「マガジン9条」は来週が最終更新。
2008年に言い残したこと、言い忘れたこと、
「わたしの予想する世界 希望する世界」もあわせ、
駆け込み投稿大歓迎です。

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ご意見募集

・この人に聞きたい ・伊藤真のけんぽう手習い塾 ・森永卓郎の戦争と平和講座

・伊勢崎賢治の平和構築ゼミ ・伊勢崎賢治の15歳からの国際平和学

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