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みんなのこえ

vol.173

090204up

1月28日から2月3日に届いたご意見から

■松本哉ののびのび大作戦 について

緩めの音さん

面白い!

松本さんの本「貧乏人の逆襲」が好きなので連載が始まったら即読みました。松本さんの「笑い」が本当に好きです。脱力系の楽しい生き方もあこがれます。最近買った洗濯板やほうきも、松本さんのビンボーネタに触発されて買いました。毎週楽しみに待ってます。

■柴田鉄治のメディア時評 について

シネマ・ディストさん(60才・男性・千葉県)

“すさまじい黒人差別”の一例

敗戦直後と59年から60年ごろに日本に小児麻痺の大流行があった。その流行は黒人兵から持ち込まれたウィルスからで、米軍基地を中心に広まった。59年時点ではワクチンが開発され対応が進んでいたアメリカではあったが、黒人へのワクチン接種は行われなかったからだという。
ケネディは、大統領当選後この差別に言及し、黒人へのワクチン接種を積極的に進めた。その後すぐにアメリカは小児麻痺根絶を宣言する事ができた。
ウィルスは白人、黒人の差別なく人を襲う事はわかっているのに、まったくバカなことをアメリカはやっていたものです。
この話は、ポリオワクチン輸入運動を題材とした「未来への伝言」製作の際に、当時対策に活躍した日本の医師の方から聞いた話です。

■柴田鉄治のメディア時評 について

宮坂亨さん(40才・男性・長野県)

ヒロシマと辺野古

オバマ大統領は核廃絶を目指すそうだが、それならばぜひ、ヒロシマを訪れてほしい。核兵器と人類は共存できないことが平和資料館を見れば分かるはずだ。その上で核廃絶のための明確なメッセージを発信して欲しい。
もうひとつは沖縄の米軍基地だ。特に新基地建設にゆれる辺野古にも来て欲しい。
非暴力で基地建設を止めている辺野古の闘い。
基地建設撤回を決断するならば、環境の面でも平和の面でも民主主義の面でも経済の面でも「チェンジ」の象徴となるだろう。
2010年には名古屋で生物多様性条約締結国会議があるという。これは地球サミットになるだろう。
基地建設着工も2010年予定だ。
軍隊と暴力による支配だった人類の歴史をチェンジするためにもヒロシマと辺野古を訪れて欲しいものだ。

■鈴木邦男の「愛国問答」 について

十文字(衆愚代表)さん(33才・男性・沖縄県)

こんな未来はイカがでしょうか?

スミマセン、私もどちらかといえば、ネコ派です。
しかし、茶々を入れるようでさらに申し訳ございませんが、順法精神というものは、どちらかといえば犬族の所有物のような気が…。
対する猫族は、アナキズムですね。
犬族が「ダメったらダメっ! 憲法違反だよう!」と主張するのに対して、『猫に小判』な猫族…、あっ、こりゃ、現在私が書いている小説みたい。
まあ、そんなファンタジーな話はおいといて、リアリズムとサイエンスで、遥か未来をシュミレーションすると、こんな風になっちゃうそうです。

http://www.futureiswild.jp/

一億年後、哺乳類はクモの家畜になるそうで…。

逆にこういうのを見てしまうと、とりあえず哺乳類を一億年間存続させるために、霊長類のトップはみんなで協力してガンバリましょうって気になりませんか?

■雨宮処凛がゆく! について

らんさん(36才・女性・千葉県)

派遣労働者の苦悩

昨年から今年にかけて大量に解雇され、仕事と住む場所を失った人たち(通称年越し派遣村)へのバッシングに改めて驚いた。あるネットでは「あいつら乞食みたいなもんだよ」などという意見もあり、ただ個人の事情とは無関係に職場から放りだされてしまったというのに、何て冷たい社会だろう、と改めて思った。
また、年齢が上の人ほど派遣労働者に対する理解が薄くなり、自己責任的な論調や、また「彼らは好きでそういう仕事に就いたんでしょ」などど言うテレビの司会者まで現れたのを聞いて、余計に脱力した。大人しく犠牲になっている派遣労働者の身を考えると他人事ではない気がしてくる。フランスのように少なくとも暴動が起きる国に少しの希望を感じてしまう。

■雨宮処凛がゆく! について

iloveliverpoolさん(18才・男性)

記事とは直接関係無いけど...

自分はとある私立高校に通う高校3年生だ。雨宮さんの連載だけは毎週拝見している。東京の大学を目指しているので合格したら4月からすぐにでもデモなどに積極的に参加したいと考えている。つらいのは、友達との会話の中で「派遣村の中に本当に苦しくて来てる人が何人いるのか」「仕事なんて探せば見つかるんじゃないのか」という発言を耳にすることだ。先入観か、他人事だからか、理解不足なのか分からないが、こういう見方をする人が少なからず存在する。でも自分は、理想は現実に確実に力を及ぼし続けるものだから、俺たちが理想を失わない限り、革命は必ず成功すると信じている。事実、友達の中にはチェ・ゲバラに感化されて革命を唱える奴もいる。大切なのは理想を持ち続けることだ。

■雨宮処凛がゆく! について

マングースさん(男性・東京都)

年金問題について

現在、年金収めた過去の記録が消失したというので「ねんきん特別便」が各戸に配られたりしているが、問題は違うところにあると思う。
なぜなら今、ワーキングプアで年金保険料を払う余裕のない人が多く、その人たちが将来無年金となる恐れがあるからである。今貧困で辛い上、将来もないとあっては大問題である。 一方、その基礎年金にしても一人6万円では低すぎて、厚生年金や共済年金がない人たちには助けにならない。
そこで、年金は現行方式をやめ、全部一本化し、全額税金を原資とし、その税金は消費税増しと(それだけでは逆進性ゆえ金持ち優遇となるので)所得税への累進税率のアップとでまかなう。そしてある年齢に達すれば皆一律同じ金額がもらえるようにする。(ただし同居の家族の場合は単純な人数分の掛け算よりは少なめで良い)その額は今の一人6万円では低すぎるので、税抜き20万円等とするのだ。

■雨宮処凛がゆく! について

Rの革命さん(18才・男性・神奈川県)

反抗期のままで

自分は大学で社会学を勉強して一年になる。

自分でもまだまだ勉強不足だとは思うが、年上の人が自分がいった意見を「まだまだ青いな」という目で見てきて、実際にそう言われたのが相当に悔しかった。

今回の雨宮さんの『人間、物わかりがよくなった時点で人生が相当諦めモードになる上、「しなくていい我慢」というものがこの世の中にはたくさんある。というか、「しない方がいい我慢」だ。』という言葉に励まされた。

もの分かりが良くなることが大人になることなら、なりたくはない。ものの仕組みを詳しく知った、反抗期の子供のままでいようと思う。

■週間つぶやき日記 について

平和を愛するキリスト者さん(49才・男性・東京都)

自衛隊のソマリア沖派兵は憲法違反

政府は、自衛隊のソマリア沖派兵を決定しました。
ソマリア沖に派兵されれば、海賊と交戦といったことが考えられ、これは、憲法9条が禁じる武力の行使にあたります。
自衛隊のソマリア沖派兵は、憲法9条に違反しています。
1992年にペルシャ湾への掃海艇派遣以来、自衛隊の活動範囲は年々拡大するばかりです。黙っていたらどこまで行くのか、空恐ろしい限りです。
イエメン沿岸警備隊のアルマフディ作戦局長は、自衛隊の派遣は、「高い効果は期待できず必要ない、むしろ我々の警備活動強化に支援してほしい」と述べています。
そもそも海賊問題の根柢は、内戦による政治混乱と貧因にあります。
海賊問題を解決するためには、ソマリアの内戦の終結と貧因を解決することで、そのために憲法9条を持つ日本がとるべき道は、自衛隊を派兵することではなく、財政的、政治的な支援を長期的に続けることだと思います。

■世界から見た今のニッポン について

KENJIさん(42才・男性・海外)

憲法9条改定に関する韓国人の見方について

ユン様へ。NZ在住の学者です。日本の自衛隊に関する容認コメントには驚きました。実際、今住んでいるNZにいる韓国人の中には領土問題も裁判すべき。韓国政府の歴史教育は間違っている。日本との本当の歴史を教えるべきという人達もいて驚いています。私の韓国に対するイメージも変わりました。ただ最近の日本人一般の韓国に対するイメージは、いつも反日で経済的に困った時だけ日本に擦り寄ってくる、都合の良い人達ということのようです。したがって軍備増強論も支持を得ています。やはり、日本大使館前の反日運動で身体に火をつけたり、きじの首を切ったりするのをニュースで見て、恐怖を感じているのです。「日本にもっと原爆を落とせば良い」などの韓国1市民の心無いコメントは、インターネットを通じて世界を駆け巡ります。だからユン様のような人達が、両国の立場に立って公平な視点から、本当の両国の姿を伝えて行くことが大切だと思います。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

エイハブ船長さん(61才・男性・千葉県)

オバマに失望

ブッシュが最悪だっただけに、オバマに対する私の期待は大きかった。しかし就任早々の彼の発言を聞いて期待は完全に失望に変わってしまった。「米国はイスラエルの自衛権を支持すると、はっきりさせておきたい」などという彼の発言はイスラエルのパレスチナ人虐殺にお墨付きを与えたに等しい。彼にはイスラエル軍に殺されるガザの子供たちのことなど視界に入らないらしい。まして「アフガニスタンとパキスタンは対テロ戦争の最前線」などという言い分は何をか言わんやである。故スーザン・ソンタグも言っていたことであるが、アメリカの政策がテロを生みだしているのだということを彼は全く理解していないらしい。私は彼が黒人の血をひく人物だということで期待が大きくなっていたのだが、よくよく考えてみれば、誰かの肌の色を理由に特別の期待をかけることは、肌の色を理由に誰かを差別するのと同じ位間違っていることに私は気がつかなかったらしい。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

TY生さん(69才・男性・三重県)

平和憲法に基づく日本外交の主体性が重要だ

1月23日、中曽根弘文外相とクリントン国務長官は電話会談し、在日米軍再編の着実な実施や日米同盟を一層強化していくことなどを確認した。
在日米軍再編の目的は米国が有事と見なした事態へ日米が即応できるよう米軍と自衛隊の運用の一体化をより一段と進める。在日米軍基地の機能強化のために、沖縄の辺野古に基地建設、岩国基地へ空母艦載機の移転などを行なうことであった。米国は日米同盟強化の最大の鍵は日本が集団的自衛権行使を可能にすることだと考えている。
一方では1月27日、マレン米統合参謀本部議長はアフガニスタンの安定化のためには「軍事力だけでは限界があり、それを認識する必要がある」と明言し、アフガニスタンは医療、経済、教育の支援が不足しており、支援は大歓迎で、民生分野での日本のさらなる貢献に期待を示した。硬軟が絡み合ったオバマ政権の対外政策には、平和憲法に基づく外交政策の主体性の確立が重要である。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

はなはなさん(36才・女性・東京都)

法治国家

ソマリア出兵は海外出兵になるわけだけど、自衛隊法はそもそも専守防衛で海外任務は想定していないはずでは?自衛隊法で禁止されているから、わざわざ特措法をつくったんじゃなかったっけ?首相とかの言動を聞いていると法を守るとかいう意志はないんじゃないかと思うのです。自分の利益を通すために都合よく法を変える。これって無法状態?名古屋高裁判決も政府の答弁にそって、それでも自分でいったことも守ってないじゃんと突きつけられたわけで、法治国家になろうよ〜と思います。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

稲城稲造さん(33才・男性・東京都)

派遣って?

そもそも派遣の存在意義すら理解できない。この世の中インターネット、職業安定所というインフラが十分整っている。企業は人材が必要であれば自社のホームページもしくは職安、求人雑誌等で募集すればいいだけ。企業は安く雇えるばかりか、派遣会社に責任転嫁できる。頻繁に退職者がでる会社はイメージダウンにも繋がる。派遣会社は派遣元に指示されたのでやむを得ないと弁解する。当の派遣社員は立場がないどころか、中間の派遣会社から手数料を取られ、低い賃金で労働することにもなる。結果派遣社員は二重、三重にも苦労を負うことになる。こんなのばっか増えていったらたまったもんじゃない。 s45〜s55世代は被害者と言っても過言ではない。派遣会社って何万社もできてしまったらしいが、この世の中甘い蜜を吸おうとバカ経営者がたくさんいるということ。大変悲しく思う。人をモノ扱いして心が痛まないのか? 企業も悪いが貴様らが一番悪い。 

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

ナインマンさん(男性)

最近思うこと

かんぽの70施設のオリックスへの一括売却が鳩山総務大臣によって凍結された。(死刑執行も凍結してくれたらよかったのに)
道義的な問題も含め、なぜこのような売却がどんな経緯で、誰の判断で行われたのか。そして誰が一番得しようとしていたのか。しっかり検証したい。
百年不安心の年金、高齢者切捨て保険、地方と弱者いじめ改革、雇う側にだけ都合のいい派遣法改正、投機家のための金融規制緩和。
国民に「改革には痛みが伴う」と言いながら、一方で一握りの勝ち組には甘い汁を吸わせていた小泉・竹中改革とは何だったのだろう。
私自身、最初に期待した馬鹿な国民の一人だったことを反省している。
今思えば、「お金儲けして何が悪いんですか」と言った堀エモンや村上さんと、「結果を出した人が報われる仕組みを作らなければならない」と言った小泉さんは同じ穴の狢だったのかもしれない。
たぶん御手洗さんや宮内さんや西川さんとかも居るのかな。

新連載コラムへの感想、応援の声など、ありがとうございます。
今回更新の「マガ9対談」などへも、ぜひご感想・ご意見をお寄せください。

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