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みんなのこえ

vol.174

090211up

2月4日から10日に届いたご意見から

■マガ9対談 堤未果さん×森永卓郎さん について

節約家族さん(36才・女性・東京都)

面白い!

堤さんと森永さんの対談第1回目ですが、面白いです。次回以降も期待です。最近、お金がないんで、リサイクルショップに行くんですけど、すごい持ち込みが多いんですよね。あと面白いのが、環境に配慮したみたいな生活している人の方が、たくさん使っている人よりも生活に対する満足度が高いの。物がある人の方が自分を豊かと思えないというのは面白いです。

■マガ9対談 堤未果さん×森永卓郎さん について

TY生さん(69才・男性・三重県)

大不況は地球環境にはプラスだけど

森永さんは堤さんとの対談で《本当に必要な環境政策っていうのは、みんながむしろ地味な生活をすること》と述べている。
地味な生活は生産・消費の規模縮小に繋がり、物資輸送の減少も起こり、化石燃料消費の減少に繋がる。したがって今日起きている世界的な不況は地球環境にとってはプラスとなる。しかし、不況は多くの働く人や中小業者に打撃を与えている。
これらを考えると大量生産・大量消費の経済システムでなくても、人々の共生のためには、剰余価値の公平な分配を行う必要がある。190ケ国とECが締結した環境保護のための「生物多様性条約」は、1.生物の多様性を保全する、2.地球資源の持続可能な利用を行なう、3.その利用から生まれる利益の公正な均衡のとれた分配を行なうとされ、世界の南北格差の是正を図る目的を持つ。憲法前文の専制と隷従の除去に貢献する理念は人類の共生精神と一致し、条項の個人の尊厳を尊ぶは社会の調和を目指す理念である。

■伊藤真のけんぽう手習い塾 について

小倉正平さん(23才・男性・山梨県)

憲法の理想を実現するためには…

教育基本法に「この(憲法の)理想の実現は、根本において教育の力にまつべきものである」とあるように、まず教育の現場から変えていく必要があると強く感じています。

具体的には、憲法教育・民主主義教育・人権教育・有権者(主権者)教育などを義務教育段階から推進していく必要があると思っています。

そしてこれらすべてをひっくるめて「平和教育」と言うことができると思います。

平和を実現するためには、国民が憲法の意義をしっかりと理解し、人権が保障され、民主主義がしっかりと社会に根付くことが大前提だと思うからです。

全国の先生方に心から期待します!

■鈴木邦男の「愛国問答」 について

宮坂亨さん(40才・男性・長野県)

九条を変えよう。

武力による個別的自衛権の放棄さえも明確に表現した非戦平和主義の憲法に変えよう。
自衛隊はいらない。
平和省国際貢献局は植林・農業指導・井戸掘り・地雷処理・難民支援・学校づくり・選挙監視など、平和省災害救助局は国内外の災害救助を通じて「感謝される国・日本」をアピールしよう。
日米安全保障条約を破棄し、日米平和友好条約を締結しよう。在日米軍基地はすべて返還。嘉手納基地は国連緊急平和サービス「UNEPS」の基地にしてもいいだろう。
日本丸ごと無防備地域として「殺さない国」をアピールしよう。
「感謝される国」「殺さない国」として国際社会を歩む国を目指したいです。

■鈴木邦男の「愛国問答」 について

十文字(衆愚代表)さん(33才・男性・沖縄県)

「戦争放棄」と「戦争について考えることの放棄」について

私の持っているリーダーズ英和辞典では、”renounce”は他動詞で、「(習慣などを)やめる、絶つ、宣誓して捨てる、拒絶する」とあります。
つまり、【国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを拒絶する】、と最初から書いていれば、問題はなかったかもしれませんね。
「拒絶」なんて、目茶苦茶重たい言葉ですし。
しかし、今それを変えてしまうと「改憲論」になってしまう為、護憲派の人々は絶対に受け容れられないアイディアでしょう。

しかしながら、「放棄」と憲法に書いてしまったばかりに、日本人は戦争そのものについて考えることも放棄してしまったのが、日本の戦後民主主義だったのかもしれません。
日本の平和主義者は、戦争をするのは、日本とドイツ、アメリカとイスラエルだけだと考えるのが関の山ではないのでしょうか。
しかし戦争の知識が無くて、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求する事は、難しいと思います。

■毛利子来の「狸穴から」 について

カズさん(57才・女性・東京都)

インフルエンザは妖怪

毛利先生 インフルエンザについて
はっきりいっていただいてありがとうございます
私も医師ですが 先生のような考えの医師も
結構いると思います 私たち大人しすぎる
のではないかと思います

■週間つぶやき日記 について

森正樹〔アジア人同士戦わず〕さん(45才・男性・東京都)

死刑廃止には納得がいかない

死刑廃止は世界の潮流で、凶悪犯でも死刑にするのは気の進まないことだ。死刑廃止派には、人を殺すのは絶対によくなく、国家にも命を奪う権利はないという考えがある。
しかし、人間一人の命は地球より重いとはさすがに死刑廃止派でも言えないように、「絶対」というところに無理がある。
殆どの日本人は戦争反対だが、大半の護憲派も自衛隊や自衛戦争は認めている。
つまり我々は戦争絶対反対ではないのだ。
同様に社会正義を実現し、被害者の無念を晴らすために、死刑制度は必要悪ではないのか。
全国犯罪被害者の会が朝日に抗議したように殆どの遺族は犯人の極刑を望んでいるし、死刑より犯罪の起きない社会を作る努力が大事というが、死刑のある今でも殺人は大幅に減っている。
日本では年1300件前後の殺人があり、死刑判決は約30名、執行は約10名にすぎない。
悪質な殺人犯には死刑もやむを得ないとする、八割の国民の因果応報的な価値判断は正しいと思う。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

ナインマンさん(男性)

最近思うこと!もうすぐ裁判員制度が始まる。

被害者やその身内が犯人を憎む気持ちは当然だが、裁判員まで冷静さをなくし被告を憎み厳罰を望む傾向がないか。
犯罪の第一報はほとんどが警察発表であり、被告に不利な情報が裁判の公正さに影響しないか。
プロの意見に左右されないか。
障害者や外国人等に偏見を持っていないか。(この前も障害者が被告の裁判中に真犯人が出てきたし)
私見だが、日本国憲法の精神は死刑とは別のベクトルだと信じている。
確かに、目も当てられないような犯罪を前にすると、死刑も必要なのかと思う時もある。
でもやっぱり、日本国民は、人を裁くことに殺人を使うべきではないと思う。
どんなひどい犯罪者でも全否定はしないで、犯罪者と社会との接点を探すべきだ。
被害者とその身内、犯人とその身内。いろいろな立場に立った議論もするべきだ。
死刑廃止や責任能力の問題もあやふやな今、とにかく時期尚早だ。
法曹会の責任放棄になりかねない。
 

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

エイハブ船長さん(61才・男性・千葉県)

まだ小泉に期待するとは

読売新聞が1月31日〜2月1日に実施した世論調査によると、首相に最もふさわしいと思う国会議員は14.4%で小泉純一郎がトップになったそうだ。何とも驚くべき結果である。
現在の格差社会や派遣切りの元凶はこの男の「改革」とやらの結果である。ブッシュの子分として、ブッシュの機嫌をとりたいばかりに憲法9条を無視して戦地に武装した自衛隊を派兵したのもこの男である。靖国参拝に飽くまでもこだわり近隣諸国との関係をスポイルしたのもこの男である。社会福祉を徹底的に切り捨てたのもこの男である。
こんな男のどこが首相にふさわしいのか。日本にはそんなに大金持ちが多いのか、それともマゾヒストが多いのか。ここまで痛めつけられても懲りないこの男を支持する日本人とは一体全体どんな人間たちなのだ。あきれ果ててものも言えない。

森永さんと堤さんの「マガ9対談」、
今週は第2回をアップしました。
引き続き、ご意見・ご感想をお寄せください。

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ご意見募集

・この人に聞きたい ・伊藤真のけんぽう手習い塾 ・森永卓郎の戦争と平和講座

・伊勢崎賢治の平和構築ゼミ ・伊勢崎賢治の15歳からの国際平和学

・雨宮処凜がゆく! ・鈴木邦男の「愛国問答」 ・こども医者毛利子来の『狸穴から』 ・岡留安則の『癒しの島・沖縄の深層』

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