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みんなのこえ

vol.179

090318up

3月11日から17日に届いたご意見から

■岡留安則の「癒しの島・沖縄の深層」 について

平和を愛するキリスト者さん(49才・男性・東京都)

怒れ沖縄県民!

今年は、沖縄にとって薩摩藩の沖縄侵攻から400年、明治政府による琉球処分から130年の筋目の年にあたります。
沖縄侵攻によって、搾取と抑圧を受け、琉球処分によって沖縄文化は徹底的に破壊されました。
第二次大戦中は、本土防衛の捨て石とされ、沖縄県民の3分の1が戦死しました。
現在も、在日米軍基地の75%を集中させられるという理不尽を受入れさせられています。
沖縄の人々は、内地の権力者によって本当に苦難を味わわされています。
麻生首相が初めて沖縄を訪れましたが、沖縄の問題を全く見ようとせずあきれるばかりです。
沖縄は返還時に、「独立する」の選択も出来たように思います。
しかし、「日本に返還」を選択したわけですが、日本政府のこういった態度が続くようであれば、「日本から独立するぞ!」位の心意気で、声を挙げる時期にきているのではないでしょうか。
そうしないと、日本政府のこういった態度は改まらないように思います。

■雨宮処凛がゆく! について

エイハブ船長さん(61才・男性・千葉県)

昔はデモは日常茶飯事でした。

雨宮さん、「もっと早くから多くの人たちがデモなんかをバンバン起こして声を上げていれば・・・」とのことですが、まだ雨宮さんが生まれる前、もう40年以上前デモは日常茶飯事でした。これは日本だけの現象ではなく世界中でスチューデント・パワーが爆発していたのです。
68年のフランス5月革命のスローガンは「想像力が権力を取る」でした。私たちを突き動かしていたものもアメリカの侵略にさらされているベトナム人の苦痛への想像力でした。今という時代も当時と同じように他者の痛みへの想像力が必要とされているのだと思います。

■雨宮処凛がゆく! について

匿名希望さん(女性)

拝見しました

色々な意見があるのは結構なことと思いますが、仮にも祖国の首相に対して「バカ」「くつなげOK」というのはいかがなものでしょう。
デモの最中に野次を投げられ、言語化してみろと思ったと、書いてありましたが、賛否あるとはいえ、今現在日本の顔をつとめている「総理」に対して集団で列になっていじめのようなことをなさっておいでだったからではないでしょうか。麻生首相がどういう風に仕事をし、成果を上げているかマスコミは報じませんが、是非ご自分でお調べになってみてはいかがでしょうか。パソコンはお持ちのようですし。
ネット配信された、ということですが、世界中にこんなお祭りみたいなデモが見られたかと思うと恥ずかしいです。

■雨宮処凛がゆく! について

十文字(衆愚代表)さん(33才・男性・沖縄県)

『ないかくだとうデモ!』は良いと思います

雨宮さんの「しかし、デモが当たり前の光景になれば、自暴自棄な犯罪よりも、『デモで叫びまくる』ことの方が、きっとリアリティがあることになる」という意見に、説得力を感じました。
確かに、安保闘争末期の一連の左翼テロの結果、一般市民のデモ参加が、沖縄以外では敬遠されてきたのですが、そろそろ諸外国並の大規模なデモが企画されても良い筈です。
デモは雨宮さんの仰る様に「祭り」の効用もありますし、かつ政権が政策を変更する可能性もあるのです。
秋葉原事件の加藤被告も、違った道を歩んでいたかもしれません。

とはいえ、やはり70年代の轍を踏まない為に、
・価値観の違う他者の意見を尊重する(民主主義の鉄則)
・デモで生計を立てる人を極力出さない(プロ市民化しない)
・暴力厳禁(あたりまえ)
ということが鉄則でしょう。

デモを企画する前に、まずは此方の映画を見られるのが良いかと思います。
http://www.wakamatsukoji.org/

■マガ9対談 森永卓郎さん×堤未果さん について

水野 崇さん(58才・男性・海外)

堤未果さんと森本卓郎さんの対談

米国に住んで19年になります。国民みながオバマ大統領がチェンジしてくれると思っているとのことですが、私のみるところはちがっていますね。
政府の政策とは別に、すでに個人、家族のレベルで家計のバランスをとる動きが始まっていると思います。1930年代の恐慌からの回復の時もそうだったとのことです。ただ、1950年代、60年代の繁栄は、1930年代、40年代の時に個人、家族が保有した戦時国債によるものだったと聞き、それを繰りかえさないようにと思っています。
オバマ大統領は、すべての戦争に反対はしないと最初から表明しているので、どうして日本で平和主義者とみられたのかわかりません。軍事産業に引っ張られていくのに、ブレーキをかけるのは私たちだと思っています。オバマ大統領の誕生は、社会全体で人種差別の減少をもたらしています。それを経験しています。これからの社会像にかんしては、森永さんのお考えに共感します。

■週間つぶやき日記 について

クラゲさん(24才・男性・愛媛県)

脅迫行為?

カルデロンさん一家の件での入管のやり方に
悪意を感じる。
なぜ、父親だけを収監したのか?
決定に忠実に行うのであれば、
母親も収監すべきだと思うし、
少し待つから家族で話し合えというのであれば、
誰も収監する必要はなかったのではないか?
父一人だけ人身御供で収監しておいて、
「次はお前らだ!」というような悪意を感じる。

■週間つぶやき日記 について

大野正朋さん(65才・男性・鳥取県)

今週のつぶやき日記を見て

つぶやき日記の大フアンです。
私はこのたびの小沢さんを見てはっきりいえばますます民主党党首でいて欲しい、そして次の総理大臣になって欲しいと思います。なぜなら論理がはっきりしています。そして逃げません。これまでの自民党の政治とは違います。民主党の危機をどうしたららいいのでしょう。
フィリピン人のカルデロンさんの件、これは国の恥だと思います。何も出来ないのが残念です

■週間つぶやき日記 について

マングースさん(男性)

国策捜査?

西松建設やそのダミー会社が小沢代表のところに献金をしてたのは過去の新進党、自由党のころからというではないか。それに自民党にも流れていた。そして談合が摘発されるようになったここ2年間は小沢代表のところには献金もされていないという。昔からやってることなら、なぜそのころに摘発しないのか。(おおいにやってもらいたかった)。
いまこの、政権交代が現実味を帯びてきた時期(それも最近2年間は献金されてないという)に摘発する、というのはやはり国策捜査と言わざるをえないのではないか。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

ナインマンさん(男性)

小沢氏の秘書逮捕。最初に売られたけんかを買った小沢氏は、最後まで戦ってほしい。検察も政権交代前の野党第一党の党首に、こんな時期に捜査をしたのだから、最後まで主張を貫くべきだ!

国策捜査の疑いはあるが、民主党にとって、今回の小沢氏に対する疑惑はダメージだろう。
選挙にも影響があると思われる。
しかし、そもそも今回の選挙は与党と野党の政策を競う選挙ではない。
どちらもまだその準備は出来ていない。
それでも私が今回は民主党に投票するのは、民主党を認めたのではなく、自民党が与党失格であることを、国民の声として、将来の日本のために叫ぶためだ。
高度成長が終わり、冷戦も終わり、新しい国の形を、自民党が示すことも出来ずに、政官財司の癒着や腐敗でどうにもならなくなっているからだ。
米国に追従するだけの外交も、戦後60年たっても周辺諸国と領土問題でもめなくてはならない事も、自民党の限界は目に見えている。
小沢氏の件がどのような結果になろうと、自民党には投票しない。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

TY生さん(69才・男性・三重県)

対話路線は憲法9条の精神

朝日新聞のアサド・シリア大統領との単独会見記事を読むと。米オバマ政権が対話路線を打ち出したことを評価して、米国との協調姿勢を強調した。《和平という共通の利害を見極めるため、まずは対話することだ。自国の利害しか考えなかったブッシュ政権には、それがなかった》と述べた。
画期的な対話路線は金大中氏の北朝鮮の頑なな態度を改めさせるためには圧力ではなく包容で、軍事力で統一するよりも人道的・経済的援助や文化的交流を深める方策で、北朝鮮を吸収する形態の統一はしない政策であった。この政策で「南北基本合意書」が交換できた。
このような南北関係を背景にして、イラク政策の失敗でブッシュ政権内のネオコン派が退潮し、北朝鮮との対話を重視する国務省の主導で米朝対話が進み6カ国協議の基本的な合意が出来た。中国と台湾は対話と交流路線を推進する。アフガニスタンでもタリバン勢力との対話の模索がある。9条の理念は有効性を持っている。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

森正樹〔アジア人同士戦わず〕さん(45才・男性・東京都)

民主主義の危機に声をあげよう

小沢民主党代表の公設秘書に対する国策捜査は、民主主義に対する攻撃・前代未聞の暴挙で、この成り行きは、十年後くらいに振り返ったときに、日本の政治の分岐点だったと判断されることになるのは間違いない。
思想・信条・立場の違いを超えて、小沢氏を支持するかどうかは、各人の政治的感度を測る試金石と言える。
マスコミの変節、良心が麻痺したかのように声をあげない著名言論人、景気の急激な悪化、北朝鮮のミサイル迎撃に疑問が呈されないような社会の右傾化、今回の国策調査など、七十年前に戦争になだれ込んでいったときも似たような雰囲気だったことは想像がつく。
小沢氏に期待せざるを得ないのは、左翼には辛いものがあるけれども、今は「日本を守るのに右も左もない」状況だし、この状況は今後ますます煮詰まっていくだろう。
敵を間違えてはいけないし、少なくとも敵の正体が明らかになったのは、この五年間の成果と言えるのではなかろうか。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

たんぽぽさん

ソマリア派遣

ある番組でソマリアの海賊対策についての特集があった。自衛隊の武器使用基準があいまいで、心もとない、緩和すべきという内容だった。
しかし、最後にゲストの一人が、「武力でやっつけることは一時的なことにすぎない。海賊が発生する背景、その環境を変えないと、何も解決しないのでは。日本はその環境を変える手助けができたらいいのでは。」というようなことを言っていた。
もっともだと思った。日本政府はどうして海賊が発生するのか、しっかり把握しているのだろうか。把握しているのなら国民にも知らせてほしい。どろぼうがいるから、やっつけましょうだけでは納得できない。また、武力介入は恨みの悪循環にはまる危険が伴うことや、日本はグローバル経済のもとで世界中の資源を取ってきて貧困を生み出している先進国という立場であることも、忘れてはならない。

いつの間にやら「マガ9」も200号。
ますます充実のコンテンツでお届けしたい!と思っていますので、
ご意見・ご感想もぜひぜひお寄せください。

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ご意見募集

・この人に聞きたい ・伊藤真のけんぽう手習い塾 ・森永卓郎の戦争と平和講座

・伊勢崎賢治の平和構築ゼミ ・伊勢崎賢治の15歳からの国際平和学

・雨宮処凜がゆく! ・鈴木邦男の「愛国問答」 ・こども医者毛利子来の『狸穴から』 ・岡留安則の『癒しの島・沖縄の深層』

・どーなってるの?!米軍再編 ・マガ9対談

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