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みんなのこえ

vol.219

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1月6日から12日に届いたご意見から

■マガ9対談 伊藤真さん×小林節さん について

TY生さん(70才・男性・三重県)

憲法審査会で民主党は、改憲は賛成だが9条は変えないとする意見を重んずる役割を果たせるか? それとも国連決議があれば海外で武力行使可能とする小沢改憲論の促進か!

小林節氏は、自公政権下における憲法破壊というものを、どこかで審査しなきゃいかんでしょう、と述べ、憲法審査会をその場にすべき考えを示した。
伊藤真氏は、平野官房長官は野党時代には違憲だと述べていたイラク派遣の自衛隊の活動は「違憲だとは考えていない」と述べたこと、小沢幹事長も野党時代はインド洋での補給活動は「違憲だ」と言っていたが、今は「憲法違反ではないと認識している」ことを紹介し、自民党政策の追認を批判した。
自民党政権下で憲法理念の破壊政策の最たるものは、戦場と言えるインド洋とイラクへの自衛隊派遣だ。権力を手中にしたら変節して自民党の政策を追認した民主党の幹部連がいるのに、憲法審査会が小林節氏が述べる役割を果たすとは思えない。
小沢幹事長の自宅での新年会に166人もの党所属国会議員が詰め掛ける“小沢詣で”があり、親分におもねる体質を露呈。これら議員に小沢改憲論に異議を唱えることを期待出来そうもない。

■雨宮処凛がゆく! について

ドグラ☆マグラさん(26才・女性・東京都)

明けましておめでとうございます

雨宮さん、ボランティアお疲れ様でした!!
私も反貧困ネットのメール見て、派遣村手伝わなきゃ・・・と気になっていたのですが、年末年始仕事が忙しくて行かれんかった。
で、新聞で村民になる条件が厳しいとか、ろくに周知活動をしておらず国はなるべく来てほしくないと思ってる様子だとか書いてあるのを見て「やっぱ若くて利用価値のある人間しか助ける気はないんだろ」とか思っていたのですが、やっぱり現場で実際に人助けしていた人というのは偉いですね!私も自分なりにできることをやっていきたいです。
それにしても、ビッグイシュー販売員さんの写真がちょっとショックでした。まだこんなひ弱な男の子がホームレスになってるって・・・リアルに怖いです。

■雨宮処凛がゆく! について

sakusakuさん(41才・男性・北海道)

これからの10年

雨宮さんが言うように、今年の派遣村は昨年とは違い「都や国」が行ったことに大きな前進がある。
しかし、記事にもあるように、簡単に若年者がそのような状態に陥ってしまう今の日本社会の現状に強い危機感を感じてしまう。私が若い人と接する中でいつも感じていることは、若者が持っている力と現代日本が必要とする若い力のギャップである。それはすなわち、教育と実社会または会社との乖離である。
産業構造の変化やグローバリゼーション、労働の多様性と10年単位で大きく変わる今の日本社会では、今受けている教育が10年後の社会にどれだけ効果を発揮しているのかとても疑問に思う。働きたい若年者があふれている一方、人手不足で辟易している現場もある。このような現状を、私達一人一人ができることから変えていかないと、これから始まる2010年代がとんでもないことになるような予感がする。

■雨宮処凛がゆく! について

エイハブ船長さん(62才・男性・千葉県)

公設派遣村入居者2週間で延長せず

東京都の石原知事が公設派遣村入居者の受け入れを今月18日の2週間で延長しないと本日(8日)明言した。理由は「モラルに反する」からだそうである。
オリンピック招致に150億円もの無駄遣いをし、石原銀行とも呼ばれる新銀行東京では900億円もの赤字を出し、その上この銀行に400億円もの追加融資を決めた石原知事が「モラルに反する」とはまさに噴飯物である。
明日の寝場所も定まらない人々をこの寒空に追い出すとは、この人物のモラルは一体どうなっているのか。こんな人物には一日も早く政界を引退してもらいたい。

■雨宮処凛がゆく! について

ちゅらさんさん(41才・女性・埼玉県)

公設派遣村 ボランティアして、疑問におもったこと

年末、31日だけだったが、公設派遣村の受付場所になった「都健康プラザ ハイジア」近くの公園で、受付こそしなかったが、パンフの配布をしました。
その前に疑問に思ったのですが、まず、ハイジアという文字がビルに本当に小さく書いてある(公園の反対側から見ると)。東京都の生活相談場所がハイジアの中にはできなかったそうですが、ハイジアには、ほかにスポーツ施設が確かにあり、ダイビングショップがあり、そういった顧客のイメージを損なわないようにしたのではないかと思ったのですが、そこからも、都の考え方が見えているように思いました。
また、昨年から、東京都によるサポート機関「TOKYOチャレンジネット」があったにもかかわらず、一昨年は、ボランティアの手で年越し派遣村が開設された。そして、今年は、東京都も協力ということになったが、どうにも解せないのである。

■雨宮処凛がゆく! について

おおさわさん(28才・男性・北海道)

公設派遣村について

雨宮氏や湯浅氏の取り組みには共感をもっていたのですが、今回のコラムで公設派遣村の「就活費問題」に触れられなかったのが残念です。
報道にあるように公設派遣村の人たちが本当に支給されたお金を目的外で使っていたのなら、全国各地で本当に困っている人も「あの怠け者たちは!」と目で見られ、そういう世論が形成されかねない大きな問題だと思います。「自己責任」なんて言葉が大嫌いな自分みたいな人間でも今回の報道を知り、失望と憤りを感じているのが正直なところです。現場レベルでどのような状況であったのか事実が知りたいです。

■雨宮処凛がゆく! について

十文字(衆愚代表)さん(男性・沖縄県)

「公設派遣村」は「甘えた話」なのか、それとも「甘えられない話」なのか?

石原慎太郎知事は8日、「仕事をあっせんしたら『それは嫌だ』と言い、とにかく生活保護をもらえれば結構だという人もずいぶんいる。甘えた話だと思います」と語ったそうです。
石原氏の発言には条件反射的に批判する人も少なくないでしょうが、私は生活が苦しい人ほど賛同する人も多いように思います。
私は沖縄で安給料で働いていますが、職場の同僚(沖縄人)が、「入所者1人当たり計2万2千円支給した就職活動費を酒代やたばこ代に使い、施設内で禁止された飲酒などをしていた」という報道に憤慨し、「仕事なんて選ばなければ幾らでもある。こんなのに税金を使うなんて、甘えだ」と言いました。仕事は真面目で、節約に節約を重ねて婚約資金を貯める彼にとって、派遣村入所者は怠惰に見えて同情できないのです。
失業者支援政策には、彼のような人々を狭量だと批判するのではなく、「甘えられない話」であるという理由を明確に示す必要があると思います。

■伊勢崎賢治の平和構築ゼミ について

龍国 孝さん(60才・男性・東京都)

読書感想

伊勢崎先生のご意見、いつも楽しく読まして頂いております

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

ナカムラさん

伊勢崎賢治さんの活躍は、漫画に出来ないでしょうか。

伊勢崎さんほどかっこいい活躍をしている人なら、充分漫画になりうると思うのですが。いかがでしょうか。
多くの若者や子供達にも彼の活躍に触れることを望むのなら、なんでもありでしょう。
決して軽薄な気持ちから言っているのではありません。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

森正樹さん(46才・男性・東京都)

リアリズムと防衛を学ぶ

護憲派も軍事の勉強をする必要がありますが、「日本軍事情報センター」と並んで、「リアリズムと防衛を学ぶ」というブログがこの目的にはよいと思います。
当然改憲派で我々とは意見を異にする場合もありますが、「絶対善の実現よりもむしろ、より少ない悪の実現を目指す」リアリズムの視座からは学ぶところが多々あります。
戦争・武力衝突は滅多に起きるものではないが、起きるときには起きるものです。
我々は船に乗るときにこの船が沈むとは考えないが、どの船にも救命用具が備えてあるように、北朝鮮・中国など周辺国との武力衝突の可能性が低いからといって、非武装でよいと考えるのは危機管理に関する誤った考え方です。
軍備がないと不測の事態に対応できないし、自衛隊の抑止力がある方が侵略を受ける確率自体を下げることができる点では、船の場合とは異なることなど、安全保障の常識についてこのブログから学べます。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

四畳半主義者さん(27才・男性・神奈川県)

軍備のパラドックスと同盟のパラドックス

このところ北朝鮮が大人しいと思うのだが気のせいだろうか。日米政府が普天間問題で揉めているのでミサイル等は発射せずに様子を見ているのだろうか。国内経済が混乱していてそれどころではないのかもしれないが。
状況によっては日米政府が適度に揉めていたほうが、北朝鮮のミサイル発射や瀬戸際外交の可能性が下がって安全かもしれない。「日米同盟が壊れてしまう」と危惧する声も上がっているが、より問題なのは米国が誤った場合でも日本がどこまでもその方針に付いて行ってしまうことではないか。
軍備は「もしもの時の備え」でもあるし、「抑止力」でもあるのだろう。一方で軍備そのものが国家間の緊張と危険性を高める側面もある。また大国との関係を優先するあまり、世界の安定と経済活動を損ねることに加担しては本末転倒だ。各国のイラク戦争への支持と加担は誤りだった。
日本が米国と適度な距離を置くことが却って米国の利益になるのかもしれない。

寒い日が続く中、まもなく1月も後半に突入。
滑り出した2010年は、どんな年になるのでしょうか。
今週まで3回連続でお送りした「マガ9対談」、
連載コラムで取り上げている普天間問題についてなど、
ますますたくさんのご意見・ご感想をお待ちしています!

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ご意見募集

・この人に聞きたい ・伊藤真のけんぽう手習い塾 ・森永卓郎の戦争と平和講座

・伊勢崎賢治の平和構築ゼミ ・伊勢崎賢治の15歳からの国際平和学

・雨宮処凜がゆく! ・鈴木邦男の「愛国問答」 ・こども医者毛利子来の『狸穴から』 ・岡留安則の『癒しの島・沖縄の深層』

・どーなってるの?!米軍再編 ・マガ9対談

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