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みんなのこえ:バックナンバーへ

みんなのこえ

vol.220

100120up

1月13日から19日に届いたご意見から

■マガ9対談 小林節さん×伊藤真さん について

TY生さん(70才・男性・三重県)

日本は軍事的貢献より、国連「ミレニアム開発計画」の推進に取り組みの一層の努力を

伊藤真氏は《紛争の火種になるような部分のところのさまざまな要因、例えば貧困の解消ですとか、医療、教育などの支援をするべきでしょう》と述べた。この言葉に私は同感です。
国連は「ミレニアム開発計画」を策定し取り組んでいる。「極度の貧困と飢餓の撲滅」では1990年と比較して飢餓に苦しむ人口の割合を2015年迄に半減させる。
「普遍的初等教育の達成」では2015年迄に世界中の全ての子供が男女の区別なく初等教育の全課程を修了出来るようにする。
「乳幼児死亡率の削減」では、1990年と比較して5歳未満児の死亡率を2015年迄に4分の1までに半減させると、世界が目をそむけてはならない課題が設定されている。
日本のこの計画への拠出金は2003年の1位から、2008年は6位になっています。憲法を変えてまで国際貢献をしたいというのであれば、紛争の火種になるような要素の解消に一層努力することが先決で合理的、国際貢献の手段が軍事的では無意味だ。

■マガ9対談 小林節さん×伊藤真さん について

森正樹さん(46才・男性・東京都)

護憲派の矛盾

伊藤塾長は九条を支持し、自衛隊の軍事的な国際貢献は一切認めないとおっしゃる一方で、日米同盟は今後とも日本の基軸だと述べておられますが、ご自身の発言に矛盾を感じられないのでしょうか?
九条と安保がセットであることは大抵の人が認めるところであり、日本は自衛隊がインド洋で給油などしなくても、アメリカに国外最大の基地を提供することによって、世界のどの国よりもアメリカの戦争に加担しているのです。
僕は護憲派だけれども、軍事について少しかじるだけで、九条はアメリカに守ってもらって反戦平和を唱えている偽善としか思えなくなります。
安保を撤廃し、改憲して日本単独で自主防衛できる体制を整えたうえで、平和を訴える方が筋が通っているようにも僕には思えるのですが、塾長は九条と安保の関係をどのように考えておいでなのか、詳しい話を伺いたく思います。

■雨宮処凛がゆく! について

アンズとスモモさん(60才・女性・東京都)

公設派遣村バッシングについて

被害者が美しいとは限らない。
これは辛淑玉さんと野中広務さんの『差別と日本人』の中で見つけた言葉です。
私も路上生活者支援をしているので、あ〜あ、と、苦い思いを味わう事もありますし、また湯浅氏の言葉、「同じ人間として生まれてきて、どうしてこんな目に遭わされなきゃならないんだ」の言葉が実感として胸に迫ることもあります。
お金のある人もない人も、人間はいろいろです。
一握りの心ない人の為に、一生懸命生活を立て直そうとしている人までが、一緒にされるのは辛いです。
また石原都知事の言葉は本当に不愉快です。一体知事のお金の無駄遣いはどれほどのものなのか。およそこの人には人権意識というものが欠落していて、自分が都民である事が恥ずかしい。
ただ来年の年末年始を今から心配しています。

■雨宮処凛がゆく! について

ファイターさん(29才・男性・大阪府)

禿同です!!

この記事を見て、「そうそう!」って思いました。
「溜飲を下げる」と言うのはまさにこのことだと思います。

低所得者の僕にとっても「公設派遣村」バッシングは他人事ではなく、その反論をブログで書かせて頂きましたが、雨宮処凛さんの方が解りやすくて明快ですね。
これを機に連載を読ませて頂きます★

■雨宮処凛がゆく! について

ドグラ☆マグラさん(26才・女性・東京都)

さすが!

雨宮さん、ライブ行けて良かったですね!雨宮さんは仕事が忙しい上に人助けまでしてて大変だな、偉いなあ、ぶっ倒れたりしないんだろうか、と心配してたので、ライブ行きまくれてると知って安心しました。
私も人生で一番苦しかった時代、ラルク・アン・シエルやマリリン・マンソンの音楽に救われました。彼らは命の恩人です。が、今は鬼束ちひろが本命です。
私は純粋な音楽ファンなので、追っかけの心理はよくわかりませんが、ゴスロリもバンギャルもずっと貫いている雨宮さんはずごい!!!私も以前ゴスロリだったのですが、派遣の時毎日パンクな服装で通っていたら不審者扱いされていじめにあい、それからだんだんと下火になりました。こんなことでめげていてはいけませんね、雨宮さんを見習いたいです!

■雨宮処凛がゆく! について

にんじんままさん(33才・女性・埼玉県)

公設派遣村バッシングに関して

テレビにこの話題が出たとき、「ほら、出たバッシング」と思いこの期に及んで自己責任論を煽ろうとするメディアの意図が気持ち悪かったのですが、実際に現場を知る雨宮さんがマガ9で記事を書いてくれて、それを読めて良かったです。本当の事が知りたかったので。
実際の事情も分からずに悪者扱いする情報を流すのというのはどうなんでしょう…。困った時に頼れる社会にして行きたいものですね!私も頑張りますよ。

■雨宮処凛がゆく! について

下薗紀一郎さん(69才・男性・福岡県)

「2万円」で酒を買ってなぜいけないのか?

ホームレスになると、職探しなどのためにもらったカネで酒など呑むとケシカランのか?
そんなことはないだろう。多くの人は暖房の効いた暖かい部屋で、ミカンでも食べながら紅白歌合戦など見ながら大晦日を過ごしているのだ。元日ともなればおいしいご馳走も食べ、酒も呑む。
そういうことが一切できない人々が、もっとも恵まれた場合でもどこかの酒屋で立ち呑みぐらいしかできないのに、どうしてそれをバッシングされなければならないのか。
大体、そのカネを使って就活すれば職を見つけられるというならともかく、ほとんど見込み薄なのだ。
私など「ホームレス」になれば、盗みなどどんな犯罪も犯さずに過ごすという自信はない。
自分は「おとそ」が呑めるのに、ホームレスの人が呑んではいけないという法はないだろう。
 
 
 

■雨宮処凛がゆく! について

奥設楽棲息人さん(60才・男性・愛知県)

マスコミ、石原都知事の派遣村バッシング

石原さん、あんたが言うなよ!あんたには言われたくない! 
東京都の銀行にどれだけの不良債権を抱え、どれだけ都民の税金をつぎ込んだのか! オリンピック招致のためにどれだけの税金を費やしたのか! 数分の誘致ビデオ制作に数億の金を使い、現地宿泊ホテルに一泊数十万もかけて、その結末には何の責任も、謝罪もせず、そんなあんたが二万円を貰った失業者を「甘えている」と非難する。よう言うわである。
恥を知りなさい! 国民、都民にまず税金を全額弁償し、謝罪してからものを言いなさい!

■雨宮処凛がゆく! について

縁さん(23才・男性・東京都)

鋭い指摘に納得

>この国の多くの人は、「金持ち」とか「政治家」とかには「清く正しい」人物像なんて求めないのに、なぜか「貧しい人」にだけは「清く正しい」人物像を求める

この指摘には唸らされた。
金銭的に貧しくても、清く正しく生きていれば、報われると純粋に信じたいのかもしれないが(もしそうならばいいのだが)、その信念を自分ひとりで実行するならまだしも、他人に押し付けるのはおかしい。しかも、貧しい人に「だけ」なんて。

しかも、このような非難をする人達は、自分たちのことを棚に上げて発言している気がする。

■雨宮処凛がゆく! について

かぜさん(56才・男性・鳥取県)

社会の弱者を叩く快感

派遣村で40人くらいが生活費をもらってとんずらし、長妻厚生大臣は「一部のひとがこのような行動をし、残念です」とのコメントをだしているのを地方の新聞で知った。が、これらは予想されたことではないですか。
問題は社会的弱者を叩いてストレス解消している人や、愛のない人たちだ。
支えあう社会にするために、重箱の隅をつつく考え方は非難されるべきです。

マスコミも石原都知事に感想を求めれば、彼の考えがどのようなものか推測がつくのに。もっとも彼は注目されるのがうれしいのだろう。

■雨宮処凛がゆく! について

mocciさん(60才・女性・山梨県)

同感!

雨宮処凛さんに全く同感します。
メディアは個々の実情を把握したわけでもなく、しっかりと調べたわけでもなく、誤ったまたは誇張した情報を垂れ流してしまった、としか思えません。
2万円の一部で酒を買ったということに関しても、そういうことは多くの人の中にはあり得ると思うべきで、それをもって今回のような救済措置を採ることに支障をきたしてはならないと思います。

■雨宮処凛がゆく! について

ひとりぼっちの料理人さん

新聞はもうだめだね。

最近、大手新聞のニュースを書く力が落ちてるように感じます。
新聞に「え、これおかしくない?」と思った記事は、たいていマガジン9条やビッグイシュー、週刊金曜日などを見ると、その本当の情報が書いてあったりします。たいていは、弱者の方がバッシングを受けることが多いですが・・・。
雨宮さんが派遣村の情報を流してくれなかったら、みんな誤解したままだったでしょう。新聞社の力が落ちてるのか、それとも意図的に捻じ曲げて報道してるのか、本当のことを知りたいですね。

■雨宮処凛がゆく! について

サカイヒロさん(男性)

派遣村の住人について

なぜ汚く悪く、税金をかっさらう奴を助けなきゃいけないのですか?
そんな人を助けないなら、個人資産で行ってください。海外では普通のことです。
しかし日本の金持ちは貧民救済をしませんね。そして税金を出せと言う。我々貧乏人が汗水たらして治めた税金を、不逞の輩にばらまけと言う。

規則も守れない、常識も知らない、自分をわきまえず贅沢だけは一人前。そんなだから、職にあぶれるんだ。
2万円手にしたら、売店に並ぶ姿や、パチンコ屋へ向かう途中でマスコミに質問されたら逆ギレする。そんな奴らを助けたいなら、雨宮さんが助ければいい。

一納税者として、私はそんな人間に税金を支出することは断固として反対する。

■雨宮処凛がゆく! について

barutannさん(21才・男性・静岡県)

ないかくだとうデモについて

デモの記事おもしろかったです(たまたま見つけて読んだのでずいぶん遅いですが)。
デモは正しい権利でしょう、そこは大賛成、交通の邪魔になる・・・・微妙ですけどOK。だって邪魔じゃない所って人から見えないし、どっかいいとこあったら是非そっちでやるべきでしょうが思いつかないのでOKです。
でも、写真にあった靴投げOKとかマスク付けて人を揶揄するようなやり方はよくない。あそこは否定してほしいです。揶揄された本人もデモの内容を真摯に受け止めづらくなるでしょうし、デモ隊の訴えを陳腐な物にしてしまう、双方にいいことなしと思います。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

平和を求める一国民さん(67才・男性・三重県)

アメリカ軍は撤退を

戦後50年にわたり、外国軍隊が居座るのには絶対に反対である。
沖縄県民を盾に、ロシア、中国、北朝鮮へのアメリカの前線基地として、日本は米軍基地を継続している。ケシカラン事である。
日本から全てのアメリカ軍が撤退し、北朝鮮と平和条約を締結すれば、拉致問題は解決するが、韓国が最前線基地となるだろう。韓国からアメリカ軍が撤退すれば、南北朝鮮は統一し平和になる、と確信する。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

非戦さん(女性・岐阜県)

『米軍違憲 - 憲法上その存在を許すべからざるもの』を読んで

著者の平山基生さんは、

「沖縄県のあまりに異常な普天間基地閉鎖と、取り返しのつかない「ジュゴンの里」辺野古の海破壊の新基地建設をくいとめる憲法的根拠を示したい」

と書いておられます。以下、平山さんに出したメールです。

先日送っていただいた、「米軍違憲」を夢中になって読んでいます。面白いです。砂川闘争がどのように行われたか、「闘争資料」をもとに書かれた部分が当時の様子が目に浮かぶようで、大変興味ふかく感動して拝見しました。

まだ孫のいないわたしですが、初孫さんの誕生をもう死んでもいいとまで思い、喜ばれた平山さんが、ガザで奪われていく命に胸を痛められたことが、とてもよくわかります。

「米軍違憲」の伊達判決と砂川闘争が、辺野古に新基地をつくらせない運動だけでなく、日本から米軍基地をすべて撤去させることに確実に繋がると思いますし、つなげないといけないと思いました。そんな気持ちを強くする本ですね。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

マングースさん(男性)

キャピタリズム

マイケル・ムーア監督の映画「キャピタリズム」を見た。まさに雨宮処凛さん、堤未果さん、森永卓郎さんらが日ごろ告発している内容そのものだ。 
こういう映画がどんどんヒットして、米国民の意識がチェンジしてくれればいい。他人の生存権を排除して自己の利益の最大化を図る「自由」などあってはならない。そんな「自由」を守ることこそ「神の意思」だなどと信じこませる大資本のプロパガンダのインチキ性に早く気づいてほしいものだ。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

四畳半主義者さん(27才・男性・神奈川県)

宗教団体なのか、それとも宗教の体裁を取った団体なのか

ある人物がいるとしよう。その人物は金力と権力を強く欲している。彼は自身の野望のために宗教の体裁を取った団体を設立する。強引な勧誘と手法を用いて「信徒」をネズミ算式に増やし、資金を集め、政党を結成して政界と財界に接近していく。報道機関の有力な出資者になり社会への影響力を強めていく。
「宗教」を資金と票を集める道具に使うという政治参加の形が可能だと想定した場合、そのような手法は政治と民主主義の在り方として望ましいだろうか。精確な民意を汲み取れるだろうか。政教分離の議論以前に、政治に参加しようとする宗教団体がどのような経緯と目的の下に設立されたかについて留意する必要があるかもしれない。
とは言え、どのような政治的団体も利益の為に設立されている。また当然のことながら宗教的理念や倫理観に基づいて政治に参加することが悪い訳ではない。その場合は自身が所属する宗教団体を支持基盤とはしない方が良いのではないか。

民主党・小沢幹事長の政治資金問題が注目を集める中、
通常国会が開会しました。
日米安保改定から50年、阪神淡路大震災から15年と、
さまざまな「節目」も続きます。
ご意見、ご感想をお寄せください。

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