戻る<<

みんなのこえ:バックナンバーへ

みんなのこえ

vol.223

100210up

2月3日から9日に届いたご意見から

■伊勢崎賢治: JAZZ HIKESHI レポート について

パンさん(39才・男性・東京都)

「シェアード・セキュリティ・ゾーン」の構築

【JAZZ HIKESHI レポート(その1)アフガニスタン問題は、今】を読ませていただきました。大変勉強になりました。

「シェアード・セキュリティ・ゾーン(支え合う安全な場)」を構築することが和平へのはじまりになることを知りました。
国連が非武装の軍事監視団を置いて、信頼醸成を行う。ここに日本の自衛隊も非武装で加わることに、護憲派である私は強く賛成します。

世界から日本に対し、仲介者としての大きな期待がある。その役割を果たさなければならない。「やらなきゃいけない」と私も思います。

タリバンの考えるシャリーアは、我々にとってはほとんど「非人権的行為」であることについて、どのように解決していけばよいのでしょうか。難問のひとつであるのかもしれませんね。

ところで、伊勢崎さんのトランペット、YouTubeで見ました。やりますね。かっこいい!

■伊勢崎賢治: JAZZ HIKESHI レポート について

ようじさん(33才・男性・東京都)

根本的な問題として

アフガン国内で行われているテロ行為について、そもそもの発端はタリバンを作ったアメリカの責任であり、他国の軍隊がアフガン国内に入ってタリバンを含めて軍事を行ってる事自体が間違い。タリバンと戦うのではなく、単純な意味での治安管理に徹するべき。まずアメリカ政府と軍が一番の問題という事を書かずに“テロリスト”と書くべきじゃないと思います。読んだ人が思考停止状態に陥る。

■伊勢崎賢治: JAZZ HIKESHI レポート について

乾喜美子さん(72才・女性・東京都)

アフガニスタンは今

伊勢崎賢治さんの頑張っているのがよくわかります。
先日、アジアプレスの白川徹さんのお話を聞く機会がありました。タリバンとはもともと学生の意味で今では定義が変わり戦士たちの意味で使われていて、新しいタリバンは民間人が集まってタリバンと名乗っているだけと聞きました。
9・11はやらせと言う人も居ますが真実はなかなかわかりませんね。イスラムの伝統は大事ですけれど、イスラム法(シャリーア)というのは止めてほしいです。日本が何か出来るといいでですね。

■伊勢崎賢治: JAZZ HIKESHI レポート について

TY生さん(70才・男性・三重県)

憲法9条で得ている日本の信用

伊勢崎賢治氏はアフガン問題の仲介者として《日本にその能力があるかどうかは別の話として、世界からの期待は非常に大きい。仲介をするためには、まずタリバンと話をしなきゃいけない。これはアメリカじゃだめだし、サウジアラビアでも無理。みんなそれぞれ対テロ戦に対しての既得権益がある。ある程度影響力がある国の中で、ないのは日本だけなんです。それに、アフガンでこれだけ信頼されている国はほかにない。人畜無害だというので、多分タリバンからもある程度は信頼を得ているでしょう。インド洋で給油活動はやっていたけど、それはまったく知られていないし、その意味では美しい誤解なんですが》と述べている。
タリバンはアフガニスタン駐留の外国軍隊を敵とみなしている。日本は憲法9条の縛りを受けてアフガニスタンに陸上自衛隊を派遣していない。「対テロ戦に対しての既得権益」の有無とは別にして、このことが評価されていることを私は強調したい。

■伊勢崎賢治: JAZZ HIKESHI レポート について

たんぽぽさん

心配です

アフガニスタンから、アメリカをはじめとする多国籍軍が撤退すればいいことなのに、撤退しない状況で、日本の自衛隊まで参加することは、日本の信頼を落とす事にならないでしょうか。
そもそも、アルカイダをかくまってるかもしれないという理由でアフガン攻撃をしたのがおかしいです。たとえ、タリバンが人権侵害していようとも、よその国がとやかくいうことではないと思います。それはアフガンの人たち自らが正すのを待つべきではないでしょうか。それをよその国がお節介をするから正せないままでいるのではないでしょうか。
アフガニスタンでの日本への信頼は、ほとんど中村哲さん率いるペシャワール会の人たちが培った信頼だといえると思います。中村哲さんは伊勢崎さんたちの行動をどう思っているでしょうか。意見をききたいです。

■伊藤真の憲法Q&A について

関根かずみさん(女性・千葉県)

伊藤先生の本を読みました。

私は障害児施設で働く女医です。
伊藤真先生の『日本一わかりやすい憲法入門』をたまたま読ませて頂きました。
法律に興味を持ちはじめましたが、理解できる法律の入門書がなかったため、丸善でパラっと見て「わかりやすいかも?」と感じた伊藤先生の本を買って帰りました。私は理科系で法律は全く理解できないので「読んでも理解できない」と決めつけていたのですが、伊藤先生の本はそんな私でも理解が出来たのです。
福祉現場は法律でがんじがらめなのです。
役所は変な「いちゃもん」をつけては施設の「営業妨害」をしてくるのですが、法律の知識がないので、役人さんの言ってることが正しいのかどうかもわからないので、ひたすら言うなりになり、利用者さんの不都合に目を瞑るしかありません…。
障害者や病人の権利はないのか? 憲法には「基本的人権」があるようだし…法律を知りたい!と最近切に思うのです。

■鈴木邦男の「愛国問答」 について

徳岡宏一朗さん(47才・男性・兵庫県)

鈴木さんの柔軟さに脱帽します

朝青龍問題について、私もヒールがいるから大相撲も政治も面白いと思います。私も相撲ファンですが双葉山から説き起こす鈴木さんの該博な知識に脱帽です。
清水に魚すまず。潔癖症の社会は誰にとっても実は居心地が悪いですね。
これからも鈴木さんとマガジン9条、楽しみにしています。

■雨宮処凛がゆく! について

ドグラ☆マグラさん(26才・女性・東京都)

サラ金じゃねえか

返済能力のない人に金を貸し付けようというその心は一体…。せっかく消費者金融が取り締まられてきたというのに、政府がサラ金始めちゃった感じですね。
そんなに貧乏人を生かすのが嫌かい! つべこべ言わずに生活保護払え!! って言いたくなる。私ら貧乏人を搾取したお陰で企業がボロ儲けできたんだから、貸すんじゃなくてタダでくれんのが当然ですよ!
まあ何にしても、雨宮さんや湯浅さんが研究会に入った事はうれしい! ワープアの星ですよ。がんばって下さい!!

■雨宮処凛がゆく! について

そらちさん(42才・女性・東京都)

広義のホームレス

今回の記事を読み、自分がホームレスだと気付きました。
私はうつ病による数回の入退院により、家事育児の能力が低くなり、離婚となり、住む家がなくなりました。
姉夫婦の家の納戸に家賃を払って暮らしていますが、体調が悪い時、度々寝込んでいると、肩身が狭いので、ネットカフェや簡易温泉施設に週に二回ほど寝泊まりしています。

精神障害者の認定は三級。狭心症や喘息も患っていますが、障害者年金は受給条件を満たしてないので、受け取れません。通院と服薬を続けながら、契約社員で働いています。
収入は控えめなので、都営住宅に応募していますが、落選続きで自立できていません。契約切られたらまさにホームレスです。
公営住宅が少ない…身体やメンタルが弱い人間は本当に生きにくいです。

でも雨宮さんや湯浅さんの本や記事を読むと、お先真っ暗ではなく、一筋の光が見えます。ありがとうございます。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

元 武士さん(40才・男性・大阪府)

教育格差を、早急になくせ!

格差社会における悲しき現実のひとつに、教育格差が挙げられる。
様々なサイトで知ったが、公立高校の統廃合及び定時制の廃止(教育の機会均等の侵害ともいえる)、学費の支払困難による高校生の中退等のニュースを知るたびに痛感させられる次第だ。
理由は如何なるものであれ、一旦高校中退となれば、フリーターやニート、ワーキングプアになる可能性が極めて高くなる為、教育格差は、今や青少年の未来までも脅かす事態を引き起こしているといえよう。
現政権は、公立高校の無償化、私立学校への正しい支援、定時制・単位制・通信制高校及びそのサポート校の充実(財政面等々での正しい援助など)、更には高等教育(大学教育など)の無償化等々により、教育を受ける権利=教育の機会均等の実現を早急に行うべきである。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

佐野 鷹男さん(44才・男性・愛媛県)

政治が縁遠くなった結果としての金権腐敗

かつてある自民党政治家に数万円カンパした。そこの秘書さんに「個人献金で日本の政治は回らないものですかね」と聞いたら、「あなたみたいな個人献金をしてくれる人は、日本中集めても一万人もいないでしょう。だから、無理です」というリアリズムに満ちたお返事を頂いた。

政治腐敗、特に企業献金を巡る報道を聞く度に思うのはこの秘書さんのこと。マスコミなどは腐敗を怒り、政敵である政党もわざとらしく怒る。クリーンなイメージを売り物にする革新政党にしたところで裏では非常に、否、保守政党よりも汚いことを知っている。白々しいのだ。その報道に怒ってTVに出る「庶民」(TBSではサクラ)も、白々しい。

革新政党が輝いていた頃、政治はもっと身近だったはずだ。気軽にカンパしていた話を聞く。80年代から、政治は一部の人たちのものになり、カンパも集まらなくなった。

ただ愚痴るだけでは面白くない。ちったあ支持できる政党の事務所を訪れ、百円でもいい、カンパしようではないか。小生はささやかながら、年間5万円を超えないように注意しながら、いくつかの政党にカンパしている。「汚い」政党にも。クリーンに直せるのはこういうカンパだと信じるからだ。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

四畳半主義者さん(27才・男性・神奈川県)

日本の場合、税率が高いために税収が減少している可能性がある

現在の日本の課題は、経済成長・財政再建・社会保障制度の再構築である。財政再建の為には大幅な消費増税が必要と言われているが、ここでは法人所得税と個人所得税の税率減について述べたい。

法人税を下げた場合の可能性
企業の負担が軽くなり人を雇い易くなる。
産業の空洞化の速度を緩和できる。
企業の国際的競争力が高まり業績が向上。
外国企業を呼び込める。
消費増税の際に法人税率が低い事で企業はモノやサービスの価格を下げることができ、増税による消費者の負担を軽減できる。

所得税を下げた場合の可能性
家計の所得が増え経済の規模が拡大し経済が活性化。
低い所得税率は起業家精神を高め、起業・事業が増えれば雇用と所得が増える。

以上の事柄が相互作用すれば雇用や所得が改善する可能性と、経済規模が拡大し法人税・所得税ともに税収が増える可能性がある。
日本の法人税・所得税は高率なので減税の効果は大きいと思う。まずは減税を行ってはどうか。 

今週は新連載が二つスタート。
ぜひご意見・ご感想をお寄せください。
もちろん、おなじみ連載コラムへの感想もお待ちしております!

ご意見フォームへ

ご意見募集

・この人に聞きたい ・伊藤真のけんぽう手習い塾 ・森永卓郎の戦争と平和講座

・伊勢崎賢治の平和構築ゼミ ・伊勢崎賢治の15歳からの国際平和学

・雨宮処凜がゆく! ・鈴木邦男の「愛国問答」 ・こども医者毛利子来の『狸穴から』 ・岡留安則の『癒しの島・沖縄の深層』

・どーなってるの?!米軍再編 ・マガ9対談

・週間つぶやき日記 ・やまねこムラだより ・マガ9レビュー

・シムピース ・おまけ絵本 ・アピール9 ・世界から見たニッポン ・みんなのこえ

・マガ9アーカイブス

マガジン9条