今週の「マガジン9」

 レインボーカラーの美しいバンダナが、編集部に届きました。贈り主は、ブログ「明日も晴れ」で、平和のメッセージを発信し続けている大木晴子さん。マガジン9が、マガジン9条として立ち上がった2005年3月直後から、ずっと今まで、マガジン9を陰になり日向になり応援してくれている「マガ9ファン第1号」の方です。

 マガ9に関わり始めた当初は私自身、それまでがあまりにノンポリで政治状況にも疎く、社会的な運動とは無縁のところにいたものですから、「平和運動をやっている人って厳しそう、いつも難しい議論ばかりしていて意見の違うことを言ったら、怒られるんじゃないだろうか…」と正直思っていました。しかしそんな時に出会った大木さんは、私の「偏見」を鮮やかに取り払ってくれました。

 そして「マガジン9」をどうやって広めたらいいのか、カンパ集めはどうしたらいいのか、と悩んでいたところ、市民運動の大先輩である大木さんは、すぐに相談にのってくれ動いてくださいました。私たちの活動も10年が経ち、新しい人との出会いもあり、読者も増えてきたと思います。扱うテーマも9条のことだけでなく、貧困や環境、ジェンダーバランスなど、広がってきました。イシューによっては、マガ9内でいろいろと意見が分かれるところもあります。しかし大木さんのように、根っこの部分「平和と自由が大事」は、ゆるがなく持っていたい、といつも思っています。 

 先日掲載された「天声人語」に、「“政治的”なものの忌避と見える事例が続く。政治学者の山口二郎氏は、『(社会の中の)横からの同調圧力』に注意を促した。」とありました。恐ろしい傾向ですが、思い当たることが少なくありません。横からの同調圧力に人が屈しないためには、何が必要なのか…そんなことも、今度大木さんにたずねてみたいと思います。

 平和のバンダナに添えられているカードには、こんな言葉があります。
「平和を守る戦いは、政治活動ではありません。人間やすべての生存を守る、
もっとも基本的な権利を守る戦いです。」
 そんな大木さんの思いが込められた、平和のバンダナを、みなさんにお分けしてくださっています。持っていると、心が強く明るくなる、すてきなお守りのような一品です。バンダナのお申し込みは、こちらからできます。

(水島さつき)

 

  

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