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2013-04-17up
下北半島プロジェクト
下プロは「六ラプagain」を応援します!
第29回
映画『六ヶ所村ラプソディー』の
上映会をしてみませんか?
「下北半島プロジェクト」誕生のきっかけとなった、映画『ミツバチの羽音と地球の回転』。それと同じ鎌仲ひとみ監督の作品である『六ヶ所村ラプソディー』を、全国で再上映しよう! というキャンペーンが始まっています。それを応援したい、というA子ちゃんが、むつ市での上映会の経験を振り返りつつ、映画への思いもあわせて綴ってくれました。
初めて『六ヶ所村ラプソディー』を観たのは3・11のあとでした。
原発について不安でたまらないとき、鎌仲ひとみ監督作品を連日上映していた渋谷アップリンクに出掛け、知らない人同士、肩を寄せ合ってスクリーンに見入ったことを昨日のように覚えています。懐かしいような切ないような津軽三味線の音楽が流れ、六ヶ所村で起きたことを伝える作品は、決して大げさでなく、押しつけがましくないのに、ずっしり心に残りました。友人らに勧めずにいられませんでした。
その『六ヶ所村ラプソディー』が全国で再上映されると聞きつけました。『六ラプagain』(「六ヶ所村ラプソディー」再上映ムーブメント!)と名付けられたこのキャンペーンは、全国100カ所を目指して上映会を行うアクションで、すでに70カ所前後での上映会が決まっているそうです。
『六ヶ所村ラプソディー』は、初公開から7年がたちますが、まったく色あせることはありません。むしろ、3・11以前の映像だからこそ、原発や核燃料サイクルについて語られる言葉は率直で、新鮮さを感じさせます。どうして核燃料サイクルセンターは六ヶ所村にできたの? 地元の人たちの本当の気持ちって? それを知るためのヒントがぎっしり詰まった映画です。
私たちは、2011年の10月に、鎌仲監督の別の作品『ミツバチの羽音と地球の回転』を青森県むつ市で上映しました。東京にいながら青森で上映会を開くのは、告知や会場の手配が難しくもありましたが、そうした苦労に代えがたいものを得ました。
開催を準備する過程では、原発問題についてあれこれ話し合える仲間ができました。上映後は、観客として来てくれた人と交流が生まれ、青森について考えるネットワークができました。世代も職業もバラバラの人たちとの出会いです。1本の映画を上映することは、なんだかとてもドラマチックでした。
もし、身近に原発やエネルギー問題を気軽に話せる人がいなかったり、もっと語りたい、共有したいとウズウズしている人がいたとしたら、「上映会を開くといいですよ!」とおすすめしたい気持ちでいっぱいです。その経験は、きっと誰かに話したくなり、またどこかで上映会を開催することに広がっていくことでしょう。
小さな上映会があちこちで開かれ、主催者や参加者同士がつながり、気づいたときにはみんな六ヶ所村のことをよく知っている。そんな社会が訪れることを思い描いています。
(A子)
募集期間:5月12日(日)まで ※申し込みは上映予定日の1月カ前まで。
上映料金:来場者ひとりあたり500円
申込み・問い合わせ:六ラプagain
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