マガ9備忘録

9月9日、東京・神田駿河台の連合会館で「ホットケナイ、高江。ないちゃ〜大作戦会議 全員集合!」が開かれ、220人ほどが集まった。皆の思いは「高江に向けて、東京にいる自分たちに何ができるか」だったろう。

集会では、実際に高江に足を運んだ方々の報告が続いた。島崎ろでぃーさん、高橋直輝さん、横川圭希さん、満田夏花さんら。現地の状況や苦労から、今後高江に行く人へのアドバイスまで多岐にわたるものだった。

中でも特別報告者として登壇した、TBS系『報道特集』キャスター金平茂紀さんのスピーチを紹介したい。

「高江のような無法は見たことがない。吐き気がする」とまで語った金平さん。高級リゾートホテルに泊まる機動隊員、安倍首相夫人の高江訪問など話はさまざまだったが、印象に残ったのは、地元放送局である琉球朝日放送(QAB)の記者・大矢英代さんの行動についてだ。

彼女は3日、高江の抗議行動の現場でスピーチを行なった。沖縄マスコミ労協の副議長としてとはいえ、テレビ記者として異例のことだ。心ある人は既存メディアにも、大矢さんをはじめ、ちゃんといる。しかし、それが組織に絡め取られると重要な場面をオンエアできなかったりする。メディアもそうして分断されているのだ。金平さんのもどかしさは十分に伝わった。

まさに、そのもどかしさを少しでも埋めようと、この集会では高江への「市民特派員」を送ることが、のりこえねっと共同代表の辛淑玉さんから提案された。往復の飛行機代を支給する代わりに、高江で何が起きているかをSNSやツイキャスで発信し、さらに1000字程度の報告を課す「市民特派員」を募集しようというものだ。

警察と自衛隊の暴力が罷り通る高江において、その現状を見る「目」は、その暴力を少しでも和らげることになるのではないだろうか。実際に動ける人は現地へ、行けないがお金に余裕のある人はカンパへ。物心両面での皆さんの支援を、心からお願いしたい。

最後に、大矢さんのスピーチの一部を記す。

私たち(沖縄)マスコミ労協は、
あらゆる戦争につながる原稿は1本たりとも書かないことを約束します。
戦争のためにカメラを回しません。
戦争のためにペンを持ちません。
戦争のために輪転機を回しません。
71年以上前に、私たちの先輩の記者たちが犯してしまった過ちは2度と繰り返さない、
その思いで私たちマスコミ労協、そして沖縄の記者たちは、日々現場に立ち続けています。
そして、それを支えているのは沖縄の皆さんです。
沖縄のマスコミは、皆さん県民のものです。
“民(たみ)”のものです。
私たちには武器もありませんし、権力もありません。
でも、伝え続けることはできます。抗い続けることはできます。
その一歩一歩が、沖縄の歴史、そして本当の意味で
この国の、この日本の民主主義を勝ち得る手段と信じて、
これからも一生懸命、伝え続けていきたいと思っています。

(中津十三)

※ 「市民特派員」カンパ先は以下の通りです。
ゆうちょ銀行振替口座番号:00120-6-600701
加入者名:のりこえねっと
通信欄に「高江市民特派員カンパ」とお書きください。

※ 金平さんと、八重山民謡の第一人者である大工哲弘さんのトーク&ライブが、9月30日(金)にスクエア荏原 ひらつかホール(東京都品川区荏原4-5-28、東急目黒線武蔵小山駅・東急池上線戸越銀座駅・荏原中延駅徒歩10分)で行なわれます。18時開場・18時30分開演。参加費:一般1000円、大学生以下500円、障害者500円(介助者1名まで無料)。

 

  

※コメントは承認制です。
その145)「沖縄のマスコミは“民”のもの」
高江で語ったQAB大矢記者の心
」 に1件のコメント

  1. くろとり より:

    沖縄には賛成派も反対派も両方いるにも関わらず、賛成派の意見は抹殺され、反対派の声だけが「県民の声」として報道される現状がおかしいとどうして思えないのでしょうか。
    反対派の活動が常軌を逸している事も全くと言っていいほど報道されません。
    ネットの普及により、個人でも情報が発信できる今だからこそ反対派の異常ぶりを知ることができますが、ネットを利用しない人には今でも全く分からないでしょう。
    「警察と自衛隊の暴力が罷り通る高江」と言いますが、その暴力(?)を生んだのは反対派の暴力ですよ。
    言葉が通じず、警察すら脅迫する連中に対しては他府県から動員し、実力で排除するしか方法が無いからです。
    個人的には法律を守ろうとしない反対派は全員逮捕すればいいとすら思います。

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