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みんなのこえ

vol.241

100623up

6月16日から22日に届いたご意見から

■森永卓郎の戦争と平和講座 について

ゴマメでも負けないさん(69才・男性・東京都)

同感!

著名人のなかに、近年私が「感じていること・思っていること」と全く同様のことを言っている人がいることが判り、嬉しく読ませてもらいました。とは言え、自分でも何か行動をしなくては、と反省させられます。
連立崩壊後の民主党は、菅直人が変心した今日、自民党とうりふたつの政党です。
自民・民主以外の政党を勝たせないと、国民みんなが派遣労働者並みの身分にされてしまう。

■B級記者どん・わんたろう について

tantanさん(23才)

2人区

「投票には嫌な候補者を落選させる目的もある」という引用がある。人それぞれの投票目的があってよいだろうとは思う。
だが、民主主義が一体何を目的としているのかを考えた際に「市民にある多様な意見を汲み上げ議論し」(社会を)構築していく、ということが前提としてあるはずではないか。だとすると、そのための手段である選挙システムは「排除」の意図を持つべきではないし、むしろ「寛容」であることが必要ではないか。このことは同様に国会議員定数削減の流れにもいえることだろう。
国とは何なのか。議員とは何なのか。選挙とは何なのか。民主主義とは何なのか。改めてその目的を問い直すことから始める必要が、この社会にはあるのではないだろうか。

■雨宮処凛がゆく! について

KamaPapaさん(68才・男性・東京都)

菅総理の所信表明演説

先ず、6月14日生活保護の老齢加算廃止に対し福岡高裁が「違法」との判決を下したが、菅総理は15日共産党市田議員の質問に「復活させると判断する状況に無い」と否定した。
そもそも菅総理の閣僚の多くが、小泉・竹中の推し進めた新自由主義路線の信奉者であり、消費税増税・法人税減税を主張し、且つ菅総理自体が鳩山前総理の「普天間基地の辺野古移転」の日米合意を踏襲すると宣言している。このような内閣に市民目線での政治の変革が期待できるでしょうか? 雨宮さんの菅総理への評価がいささか高すぎるような気がしますが。

■雨宮処凛がゆく! について

sakusakuさん(41才・男性・北海道)

朝日新聞の世論調査

私がこの調査を見て感じたことは、雨宮さんと同じでした。
これまで、無駄のない「小さな政府」を望んでいる人達が多いだろうと感覚的に感じていたのが、そうではなく「大きな政府」を望んでいる人が多い。これは、選択肢の中にある「自己責任」という言葉が大きいのではないかと考えます。
さらに、朝日新聞はこの言葉を意図的に入れたように思います。「自己責任」という言葉がない「税負担は軽いが行政にはあまり頼れない『小さな政府』」という選択肢でも十分に意味は通じますし、選択肢の対をなします。つまり、この「自己責任」という言葉に対して、半数以上の人達が拒絶反応を示したのではないかと思うのです。
この国では、大きな政府になれば余計なお金を使うことは自明です。それでも、こちらを選んでいるということは、「自己責任」の拒絶です。もっと温か味のある人と人が結びつくことができるような政府を望んでいるのだと思いました。

■雨宮処凛がゆく! について

意味無し女さん(40才・女性)

生きる意味

生きる意味ってなんだ?
生きることに意味はあるのか?
私が小学生の時から考え頭を悩ませてきた難問。
そしてこの歳になってもまだ答えが出ない情けない自分・・
私にあるのは大きな不安と自己否定感
相手に伝わらない想い・・大きな壁
誰にも必要とされない自分に意味が見つからない
死んでも生きていても世は変わらず動く
死ぬのがいけないことなら余命が終わるまで待とう
心の中の不安や伝わらない想いや怒りは・・
自分の中くすぶる想いは・振り上げた拳は・・
死に際にはありがとうにかわるのか?

■トークセッション・レポート「平和と和解 その困難と希望」 について

松宮 光興さん(70才・男性・神奈川県)

対話有ってこそ和解できる

もし私の家族が北朝鮮に拉致されていたら、一刻も早く帰ってきて欲しいと願うでしょう。それが無理なら、せめて、あの国で少しでも幸せに生きて欲しい。そう考えるのが普通ではないでしょうか。
拉致被害者だけでなく、北朝鮮国民も、安心して生活できる国であって欲しい。そのためには、制裁なんてしないで、できる限りの援助を求めると思います。
ところが家族会の方々は制裁を求めています。その心理は私には理解できません。かつて日本が、朝鮮や中国の人々にどんなことをしたのか、家族会の皆さんも知らないとは思えません。韓国や中国とは、戦時中の加害に対して謝罪し、賠償あるいはそれに変わる援助をしています。しかし、北朝鮮には何もしていません。まずは日本政府が謝罪することが、国家間の話し合いの発端ではないでしょうか。そのためにも、家族会の方々が理性を取り戻して欲しいと思います。

■トークセッション・レポート「平和と和解 その困難と希望」 について

ある日本人さん(男性)

蓮池透さんの戦略を知りたい

蓮池透さんは、「戦略なき制裁」からの脱却をした場合、どのような戦略を主張されているのでしょうか?

書かれている「まずは日本と北朝鮮、そして朝鮮半島の長い歴史をひもとき、俯瞰する。その中で拉致問題をどう位置づけ、どう扱うのかを真摯に考えなくては問題は動かないのではないかと思うんです」を考慮した場合、どのような戦略を立てているのでしょうか?

その2がまだ読めませんが、蓮池透さんの戦略を知りたいと思います。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

TY生さん(70才・男性・三重県)

政党の節操を観察する

社民党は普天間基地撤去の問題で鳩山前首相が「最低でも県外」という公約から逸脱した為連立政権から離脱し節操を守った。
6月17日朝日新聞「引退議員に聞く」は公明党の浜四津敏子氏の言葉が掲載されていた。その中で《自公政権では、多くの政策成果がある一方で、与党としての試練もあった。イラクへの自衛隊派遣で妥協せざるを得ない局面があったのは事実。「丁寧な理論構築は出来たのか」という反省は残る》と述べている。
公明党は護憲の立場の「平和の党」、庶民の立場に立つ「福祉の党」を自称して来た。ならば、憲法の国際紛争の解決に武力を使うなとした精神を貫き、イラク戦争に支持加担しないのが普通である。党の節操を守るためには政権離脱をしてしかるべき重要な事態であった。信念より与党という甘みを優先して変節したのだ。
また「福祉の党」を自称しながら、障害者団体が反対する障害者自立支援法を成立させた。これも変節だ。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

マングースさん(男性・東京都)

菅さんに望むこと

菅さんのいう「最小不幸社会」はよいと思う。よくいわれる「最大多数の最大幸福」のみでは少数の者は不幸でもよいということになりかねないからである。 
ところで、菅さんの税制改革の柱に消費税アップと格差是正のための累進課税強化(最高税率の見直し)があるが、どうも消費税アップの話ばかりが先行しているように思う。累進課税の強化(かつてに戻す)を先にしてから消費税アップの話が来るべきで、順序が逆ではないか。 
また、企業が日本に留まり、外からも来るようにという、成長戦略の一環として法人税も減らすそうだ。しかし、某ハードボイルド作家の小説中の有名な言葉に「男は強くなければ生きてゆけない。優しくなければ生きるに値しない」というのがある。企業も儲けているだけで国民に還元しない、すなわち人を少ししか雇わず税金も払わないようでは存在する価値がない。成長というときは成長する価値のある企業に有利な戦略であるべきだ。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

にむさん

生きづらさの原因は

日本社会における生きづらさの原因は何でしょうか。様々な要因があると思いますが、私は、企業や家庭に福祉機能を担わせる社会モデルが原因ではないかと考えています。

日本は男女の役割分担の傾向が強い国だと思います。
<男性は企業で正規労働者として働き、企業から所得と福利厚生を得る>
<女性は家庭で育児や介護を担い、社会保障費の抑制に貢献。また、パート労働等で労働市場の柔軟性確保に貢献>
日本はこのような性的な役割分担を前提として設計された社会ではないでしょうか。

また、日本の労働法は正規労働者を中心にできている為、企業は正規労働者の待遇の維持と、労働市場の柔軟性を確保する為に、非正規労働者や新規学卒者を「雇用の調整弁」とする傾向が強いのだと思います。
企業福祉と高所得のパートナーを得る為に熾烈な競争を行わなければならない仕組みが、生きづらさの原因であり、婚姻数、出生数を抑制する原因ではないでしょうか。

参院選、まもなく公示日です。
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