マガジン9

憲法と社会問題を考えるオピニオンウェブマガジン。

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みんなのこえ

vol.242

100630up

6月23日から29日に届いたご意見から

■森永卓郎の戦争と平和講座 について

はりんさん(23才・女性・東京都)

政治とカネと私

私は政治のことがよくわかりません。誰が首相になろうと、どの政党が与党になろうと、私の生活に影響していないように思えます。
しかし、それはきっと私の勉強不足でしょう。この記事を読んで思ったのは、私の生活と政治とを結び付けているわかりやすい例の一つが「カネ」だということ。
米国と日本の利権ベースの結びつきは、新自由主義の氾濫で日本の若い人の安全な生活を奪っている。私自身は会社員として今年就職しました、こんな世の中で会社に人生を預けることなんて考えられず、自分自身が賢くなって生きる道を探さざるをえないと思います。

「カネ」が私と政治を結び付けていると感じたことが、本当は残念でなりません。例えば福祉とか、そういうことで政治の影響を感じたかった…。
でも、今日もらった小さなヒントでちょっと前に進み、また次のヒントを探しながら、自分が生きている世界のことを理解し、闘っていきたいと思いました。

■森永卓郎の戦争と平和講座 について

埼玉の一市民さん(56才・男性・埼玉県)

これは鳩山クーデターであり、小泉構造改革の再来だ

まさに、そのとおりだと思います。
私は、2007年施行の「会社法」に大いなる疑問を持っています。株主最優先のあの悪法は、日本の優良企業を外国資本に売り渡すために仕組まれた「罠」だと思っています。
日本解体のために、またぞろ、おかしな内閣が作られました。

■雨宮処凛がゆく! について

ドグラ☆マグラさん(27才・女性・東京都)

流されないためには

与党の支持率が急激に上がったり下がったりしているのを見ていてわかるのは、国民がいかに感情で動いていて、ものを考えていないかってこと。
そんなんだから政治家も、定額給付金をばら撒いてみたりタレントやスポーツ選手を出馬させたりと、マヌケなパフォーマンスをやるようになる。
日本人は昔から権威が好きな民族だったらしいけど、政治が堕落したというより、何でもお上任せにしてきたツケが回ってきただけとも言えるよな。
私も5年前の郵政選挙の時には自民・公明に入れちゃったけど、今考えると恥だよ。
自分の考えを持っていないと、自分でも気付かないうちに社会の奴隷にされてしまう。情報は偏って仕入れてはいけないし、感情でものを見てはいけないんだな。
やっぱり、何にも増して重要なのは知性だ。

■雨宮処凛がゆく! について

syamirerさん(49才・男性・東京都)

『若者奴隷時代』をご存知ですか?

近頃こんな本を読んだ。
高齢者が若者の未来を食い散らす。若者を苦しめているのは「パラサイトシルバー」である「高齢者」であると。作者は山野車輪。一読して、10数年前の小林よしのり『戦争論』」を思い出した。
誰かこの本について書いてくれませんか? 私はとてもじゃないが全面賛成とは思えないです。

■トークセッション「平和と和解 その困難と希望」 について

十文字(衆愚代表)さん(35才・男性・沖縄県)

まずは、拉致問題発覚以前に北東アジアでなされた「正義の追及」を考察すべきでは?

私は拉致問題の袋小路化には、拉致問題発覚以前の従軍慰安婦問題と、それにより実施された
「日本の日本軍性奴隷制を裁く女性国際戦犯法廷」
(http://www1.jca.apc.org/vaww-net-japan/womens_tribunal_2000/index.html)が重大な影響を与えていると考えます。
この法廷には賛否両論ありますが、「加害国である日本に対して正義を追及する」為になされたものであるというのは、同法廷の賛同者も否定できないでしょう。

とはいえこれらのことにより、「国家犯罪に対しては徹底して正義を追及すべき」という傾向が北東アジアで支配的になり、拉致問題や核・ミサイルなどの「国家犯罪」が起こると日本国民は強硬姿勢を政府に要求し、制裁以外の選択肢が取れないのではないでしょうか?
日朝国交正常化交渉にあたり、従軍慰安婦問題と「女性国際戦犯法廷」が議論の的になるのは火を見るより明らかですが、蓮池氏と伊勢崎氏はどのように考えられるのかお聞きしたいです。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

Lさん(神奈川県)

「今週のマガ9」について 

拘束名簿式には「応援する候補が名簿下位だと、投票してもその政党の票集めのダシにされるだけで当選の可能性も無い」「トンデモ候補が名簿上位だと、自分の投票がその候補の当選に使われ、支持する候補の当選に生きてこなくて馬鹿らしい」と言った重大な問題があり、制度を変えたのです。
「非拘束名簿式」では、その政党の当選順位を決める権利を有権者がもっています。「政党政治において全ての議員はしょせん陣笠、『個性』なんか馬鹿げた幻想で単なる抽象的・統計的な『数』に過ぎない」とか、「政党の偉い人は、衆愚たる有権者より物の道理がわかっているので当選する(タレント・世襲)人より当選させたい(無名だが優れた)人を上位に正しい順番で名簿に並べてくれるに決まってるもん」とでも考えていなければ、「非拘束名簿式」の方がマシなことは、原理的にも歴史的にも明らかです。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

ナカムラさん(女性)

菅総理は増税を言うけれど

消費税増税に対して、菅総理は「社会保障費が増えていくことを考えるとこの程度の財源が必要になる」と述べている。

小沢さんは3年前から増税はしないって言っている。民主党でも違う考えの人がいるのですよ。マスコミがさぼって教えてくれないけど。
小沢さんは菅さんに対して凄く怒っています。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

マングースさん(男性・東京都)

社民党は何を考えているのか

社民党は派遣法の改正(規制強化)を主張しており、それはぜひ実現してほしい法案のひとつである。しかし、政権から離脱してしまってはその実現の手段も遠のくばかりではないか。
それに民主党は参院選後の臨時国会には衆院比例定数の80削減を提出する、という。財政健全化に向けて国会が身を削る姿勢を示すためというが、比例だけを狙い打ちする理由はなく、単に大政党の党利党略ではないか。こんな法案を出させないためにも政権に残って発言すべきではなかったか。あまりに早く「離脱」カードを切りすぎだと思う。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

TY生さん(70才・男性・三重県)

米下院の感謝決議を考える

6月24日、米下院が沖縄県民をはじめとする日本国民が米軍の駐留を受け入れていることに感謝を表明する決議を採択した。

安保条約は片務条約である。憲法の規定により自衛隊は日本の領海外では、米軍が攻撃を受けても駆けつけて一緒に戦わなくても良いことになっている。このような安保条約だが、米下院が日本に感謝決議までするというのは、在日米軍が日本を守るためにあるのではない事を証明したようなものだ。在日米軍基地は、米国の都合で戦争をするための出撃基地なのだ。
事実、在日米軍が出動したのは、泥沼だったベトナム戦争、そのベトナム戦争より長引いた状態で、終了させる糸口が不透明なアフガニスタン戦争、そして世界の多くの人たちから批判されたイラク戦争であった。これらの戦争は直接的には日本の安全保障と関わりがなかった。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

にむさん

ケインズ的な政策は止めた方が良いと思います

日本はバブル崩壊以降、ケインズ的な政策に固執してきたことによって長期の停滞から抜け出せなかったのではないでしょうか。
――不景気なのは需要が足りないからなので、政府がお金を景気刺激策や公共事業に使えば雇用や需要が増えて景気が良くなる――。このような政策を何度も行ってきたことで、日本の財政と経済はボロボロになったのではないでしょうか。

現在の物価の下落は国民の不安の表れではないでしょうか。国民が国の財政や社会保障に対して強い不安を持っているために消費が抑制されて、「デフレ」になっているのではないでしょうか。この状況でケインズ的な財政・金融政策を繰り返しても逆効果になる可能性が大きいのではないでしょうか。財政はさらに悪化し、国民は政治への不信を強め、ますます消費を抑制するのではないでしょうか。
今の日本に必要なことは第二、第三の「ケインズ革命」ではなくて、ケインズの理論から離れることだと思うのです。

参院選が公示されました。
街のあちこちで、演説の声が聞こえます。
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