マガジン9

憲法と社会問題を考えるオピニオンウェブマガジン。

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みんなのこえ

vol.257

101020up

10月13日から19日に届いたご意見から

■マガ9レビュー について

かぜさん(57才・男性・鳥取県)

「牛」は老夫婦のメタファである。

『牛の鈴音』をレンタル店で2週間前に借りて見た。作品の解説には韓国でヒットしたとあった。

「ドキュメンタリー」作品だそうですが、老夫婦の「牛をめぐる姿」は、愚痴さえ愛情の証だということが時間の経過と共に観客に理解できるようになる。
動物と人間の愛情が、不思議な感動を与えてくれる作品だ。ラストのシーンがよかった。

■みんなのレポート について

TY生さん(70才・男性・三重県)

不屈の精神の一例

「沖縄〜東京ピースカーニバル2010」を西村リユさんはレポート、大熊ワタルさんらの演奏を聴いて《中南米でのデモなどでよく演奏されるという「不屈の民」、軍事クーデターで虐殺されたチリの音楽家、ビクトル・ハラの「平和に生きる権利」…どれも個人的に大好きな曲で、嬉しくなってしまった》と書いた。私もビクトル・ハラの音楽は好きである。
「不屈の民」の精神と関連して、朝日新聞那覇総局長の後藤啓文記者の書いた記事を紹介する。5月末の日米合意後、「政権が代わっても変わらないとすればどうすればいいのか」という議論が繰り返され、体の力が抜けてしまう状態の「チルダイ」という言葉もしばしば耳にした。あきらめなのか。取材を重ねてみると、むしろ逆だった。基地の恩恵を受ける軍用地主の一人は「自分たちは自分たちの力でやっていく。そう思わなければ沖縄は変えられない。あきらめるわけにはいかないんです」と語った。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

エンセンさん

軍備は麻薬

軍備は国家の麻薬です。
何も生産できず破壊と人殺しの道具など、むしろ麻薬より有害です。そのような害のある軍備は無い方が良いに決まっています。しかし、一度手を付けた麻薬を止めるのは非常に困難です。そこには恐ろしい魅力があるのです。だから世界から軍備が無くなりません。
麻薬は地獄の苦しみを味わってやっと止められるのだと思います。それが戦後一時期の日本でしょう。
その麻薬を合法化する作業が改憲です。せっかく死ぬ思いで止めたのに、また麻薬を手にしてはいけません。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

保守派と言うほどでもなくさん

幻想からの脱皮(中国の現実)

今回の尖閣問題、護憲派の方々の言説は「中国は過渡期」「今回は軍事行動とはいえない」から「冷静に冷静に」といったあたりで、現実に向き合う努力を放棄しているように聞こえます。
その根底には全共闘世代に未だ残る「中国幻想」があるのでしょうね。かの国がどのような強引な手段で領土を拡大しているか。どんな思想言論弾圧が行われているか。その経済規模が巨大になっているだけに北朝鮮問題をはるかに超える難問を我々は突きつけられていると思います。
さて、一点だけ皆さんにお伺いしたい。クリントン国務長官は「尖閣諸島問題は安保条約の対象だ」と明言しました。中国へのけん制効果の意味も大きい。ただ9条の精神からすると「余計なお世話。我々は武力に拠らない外交で中国とも北朝鮮ともきちんと付き合ってみせる」のはずだと思いますが・・・・言えますか?

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

向かい火さん(41才・男性・東京都)

連帯について

ヨーロッパで数万人、或いは数十万人、或いは数百万人規模のデモが起きているというニュースをインターネットで見ると憂鬱な気分になってしまいます。

ヨーロッパでは、皆で連帯をして幸福になろうよ、といった隣人愛的な文化があります。
それに対して、我が日本はどうかというと、多くの人々は、他者を見下して(バカにして)足を引っ張ったり、少数派や弱い者の頭を押さえつけてばかりで連帯感というものが全くありません。
(日本でも、デモ自体はしばしば発生しますが、横の連携(連帯)がほとんど無いために、ヨーロッパでしばしば発生するような大規模なデモにはならないでしょう)
ヨーロッパ人も日本人も同じ人間でありながら、どうしてこうも(文化的民度が)違うのか、絶望的な気分になってしまいます。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

にむさん

労働者保護には副作用があるかもしれません

賃金と雇用は相対的な関係にあります。
企業が労働者を雇う為に必要な賃金水準が下がれば、企業は同じ人件費でより多くの労働者を雇えます。労働市場の需要と供給のバランスで賃金水準が形成されますが、例えば政府が法定最低賃金を日本全国で一律千円に引き上げると、企業(特に地方の中小零細企業)の人件費負担が増大して、倒産が増えたり、企業が倒産を避ける為に雇用を抑制したりすることで雇用の受け皿が減少してしまう可能性があります。企業が事業所を国外に移転する傾向も強まると思われます。

雇用規制についても同様で、雇用規制を強化することで企業が人を雇うことに伴うリスクが増え雇用が抑制され失業者が増加する可能性があります。派遣業への規制強化は、ぎりぎりの水準で生活している労働者をさらに低所得で不安定な状況へと追いつめてしまうのではないでしょうか。正規労働者の雇用保護を削減して非正規労働者の待遇を改善する必要があります。

森永卓郎さんを講師に迎え、
第3回マガ9学校がいよいよ開講。
参加いただいた方は、ぜひご感想などもお寄せください。

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