マガジン9

憲法と社会問題を考えるオピニオンウェブマガジン。

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みんなのこえ

vol.305

111026up

10月19日から25日に届いたご意見から

■下北半島プロジェクト について

ハルハハさん(女性・長野県)

『ミツバチの羽音と地球の回転』上映会報告

下北半島プロジェクトの上映会報告、読みました。
わたしたちも昨年年末に長野県上田市でミツバチ上映会を開きましたので、A子さんY子さんの感想を読んでなんだか共感して涙しました〜。声をあげて伝わっての経験は、次へのエネルギーになりますよね。
本当にたいへんでそれでいて充実した4か月間、実行委員会の皆さんおつかれさまでした。

■雨宮処凛がゆく! について

ある所の区民Cさん(31才・男性・東京都)

生活保護制度の地域的改変!?

私の住むある23区(財政力というか、区の貯蓄がある)の住民ですが、友人が理不尽な首切り(イジメ解雇?)で意気消沈して、オマケに不眠気味になって遂に生活保護の支給金で暮らす羽目になりました。
当初は仕事も探せる態勢になれるだろう、と思っていましたが格段体調は悪くない様子ですが、フリーペーパーを見てもハロワに行っても仕事なんかないそうです‥。で最近聞いたらなんでも今まで年一回だった収入申告書の提出が、都の指導で月一回となった上に就業指導担当とも月一回会っているらしいのですが、この間職務経歴書を持ってこいと言った次の口から「チラシの裏にでも書いてこい」という、公務員特有の区民を卑下する態度をしたらしいとのことで、やはり現場はヒドイし、こいつらのやることはこれかい! と再確認しましたよ。

■雨宮処凛がゆく! について

KYDさん(40才・男性・神奈川県)

I am the 1%!

そんな意図が無いのは解りますが、改めて「1%は去れ/許さない」というメッセージを見て少なからず動揺してしまいました。
実は「同性愛者の割合」はおよそ人口比の1%くらい、というのはご存知でしたか?
あなたたちは【金持ち】に言います。
「お前達は社会の為に財産を諦めろ」と。
私たちは【世間様】から言われています。
「お前達は社会の為に恋愛を諦めろ」と。

99%に与しない者は好きに出来るという前例ができれば、後は「金持ち」という「ラベル」を貼り替えるだけ…ええ、恐らくコレは杞憂でしょう。
しかしニーメラー牧師ではありませんが「声を上げたら手遅れ」では困るので一言言わせてください。
「99%だからって1%を好きにできると思うな!」
お目汚し失礼いたしました。

■雨宮処凛がゆく! について

めらにーさん(39才・女性・千葉県)

OCUPPY TOKYOのデモ、参加したかったのに曜日を間違えていて参加できませんでした。それにしても世界中の若者たちが自分たちの生きる権利を求めて必死に活動する姿が、私にとってはうらやましかった。
ただし残念なのは年代が上に行けばいくほどこうした運動への関心はなくなり、デモをやっても何の意味もない、と思っている高齢者が多いことだ。とりあえず私はばばあになるまで(もうなっているのか)デモに参加してみようと思っている。
とにかく闘うこと、行動することが全てなのだから私も声を上げたい。今後のデモの予定をチェックしなくては。

■雨宮処凛がゆく! について

多賀恭一さん(43才・男性・新潟県)

デモと選挙と変革と

世界を変えよう。世界は変えられる。世界を変えるためには、選挙に影響を与えれば良いんだ。
ターゲットは、11月27日投開票の大阪府知事・大阪市長のダブル選。デモの一部を東京に残して、主力を大阪に投入しよう。大阪で勝利を。

■おしどりマコ・ケンの「脱ってみる?」 について

polikkkさん(52才・男性・千葉県)

質問ありがとう

いつもIWJで配信されている記者会見などでの質疑、大変参考になります。大マスコミ(電力会社等からの広告費や記者クラブの縛り)のある記者さん達の質問にイライラしているものです。おしどりさんやフリーの記者さんの質問より、良識を有する方がいる事で、少し安心。

■おしどりマコ・ケンの「脱ってみる?」 について

下平和夫さん(63才・男性・神奈川県)

統合会見

初めまして、統合会見を必ず視聴しております。おしどりさんのご活躍には頭が下がります。
本日、産経新聞の記者の発言をかわして、視聴者に、その傲慢さを晒して下さったこと溜飲が下がる思いです。日本は、残念ながら文化的に二流国でありますが、おしどりさんを始めフリーの皆様、そして報道してくださっているニコ生、IWJのご努力で救われております。団塊の世代、既にリタイアの年齢になった、しがらみが無い私達に、もっと、もっと、現実と、その問題点が伝わりますように、小生も努力を致す所存ですが、おしどりさんも将来の世代のために宜しくお願いを致します。

■川口創弁護士の「憲法はこう使え!」 について

TY生さん(71才・男性・三重県)

憲法審査会の初会合に思う

衆参両院の憲法審査会が10月21日、設置後初めて開かれた。憲法審査会の構成は衆院は民主32、自民12、公明2、共産・みんな・国民新・社民各1。参院は民主19、自民16、公明4、みんな2、共産・たちあがれ・国民新・社民各1となっている。護憲の党と言えるのは共産党と社民党でその審査会所属議員は衆参両院とも1名しかおらず、もともと改憲のために設けられた憲法審査会だから議論の方向は改憲の方向へと流れていくに違いない。
憲法審査会始動までの民主党の動きを見てみると、2007年の改憲手続き法には野党であった民主党は反対して、2009年の総選挙で政権についたときは「憲法審査会は始動させない」と明言している。民主党は変節をしたのだ。
「マガジン9」では川口弁護士が「憲法をこう使え」で人間の尊厳と生存のために憲法25条と13条を結合させて運動していくことが大切と話されている。今日の社会状況は改憲ではなく憲法を活かす必要があるのだ。

■B級記者どん・わんたろう について

Koさん(28才・男性・京都府)

【第64回】 大都市での「原発・住民投票」に欠落している重要な視点 について

あまりに地方に対して甘すぎる論理展開で辟易する。権力は地方にこそあったコレまでの時代を理解しなさすぎる。どれだけの田舎議員が力を持って日本を誘導してきたか、また別に問題となっている一票の格差も思えば当然のことだ。
可能な限りに限定された田舎の権力者達によって物事を決め、都市部の市民の力を極力減退させてきた。それが国政の姿だ。どれだけ過疎になろうとあらゆる利益誘導手段をもって潤ってきた。農協、そしてなによりゼネコン。それらに関わる利害関係者のいかに多いことか。票のコントロールなどぞうさもない。
仮にこの記事の理論が正しいとしても、都会が地方に対して、いかにして原発を受け入れさせてきたか。というのであれば、その都市がまずは責任を感じて原発否認するというのはおかしなことではあるまい。筆者の理論は田舎の利益保護という観点でしかない、未だ古狸が好む古く腐った価値観のものだ。

■時々お散歩日記 について

ねがいとどけさん(40才・男性・福島県)

モルモットとして

4年前まで相馬や南相馬に8年住んでいて、現在は会津在住の者です。
世田谷や足立などで高い放射線量が出るとあっという間に検査や除染がなされますが、福島は7ヶ月間ずっと置き去りです。
福島県民もモルモットになっていることに気づき、いくら声を上げても無駄だという雰囲気になっています。
40歳以上の我々はどうなってもいいので、日本国のみならず全世界の英知を結集して、未来ある子供たちのために除染はもちろん今も毎時2億ベクレル放出している原発の早期収束を切に願います。

■リビアで今、起こっていること について

とりさん(30才・男性・京都府)

日本人です。正直どういった感情でリビアの方々が押さえ込まれていたかを察することはできません。
ただ今回のように、独裁者とはいえ一国の最高権力者を市中引き回しとはいかがなものでしょうか? あなたは日本で生まれたということもあり、どうなればうまくいくかということもある程度わかると思います。
ぜひ中心にたってください。今のままだとアフガニスタンのようになりかねません。

■みんなのこえ について

とある平和希求者さん(男性)

TY生さんの「中国が日本を攻撃して得られる利益を教えて欲しい。」に回答する

塩野七生氏は「戦争は悲惨で馬鹿げているからできうるかぎり回避されねばならないが、一つだけ利点がある。人間の欲求を単純化してくれるというメリットだ」と指摘する。
その「メリット」は貧困や差別、あるいは自由権の希求等が原因となり、その国の現行体制が崩壊の危機に直面したとき、その体制を維持させる方法として戦争が選択される可能性を示唆する。その国の国家体制の全体主義傾向が強まれば戦争が選択される蓋然性が高まり、逆に立憲主義等に裏打ちされた社会自由主義が堅持されているならば蓋然性は0に近い。
「国際社会の条理」による抑止効果も、全体主義が極限まで強まればマイナスに作用する。キーとなるのはナショナリズムの煽動であり、全体主義傾向を強化するには不可欠である。故に一例を挙げれば、日本の平和主義者は愛国心を高める教育思想に対して最大限の危機感を持ち、「とめよう戦争への道!」と批判してきたのである。

■みんなのこえ について

佐野 鷹男さん(45才・男性・愛媛県)

今の中国は平和を欲するけど・・・

TY生さんのご意見は現状正しいけど、将来は分からないと思いました。
現在、年率9%超えの経済成長で曲がりなりにも平和を欲しているであろう中国ですが、その限りにおいて、だと考えます。歴史的な戦争挑発者は、経済的な行き詰まりの中で戦争を仕掛けてきました。ナチスドイツしかり、大日本帝国しかり。中国が、その道を進まないという保証はありません。日本に矛先が向かわなければいい、というものでもありません。ちなみに日英同盟、そして日米関係が戦前長く良好であった歴史があります。
話を飛躍させますが、矛盾を解決するには「国家」死滅に向き合うプログラムが必要であり、そのためにこそ憲法9条は武器になると思います。というか、それでしか武器にならないでしょう。理論的に、軍事=圧倒的な暴力は国家の本質です。だから国家を前提に軍隊を否定する9条は存在し続けることは出来ません。あくまでも過渡的存在かと。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

向かい火さん(42才・男性・東京都)

ジャーナリズムについて(その4)

社会的影響力の大きい報道機関で嘘の情報や、いい加減な(客観的根拠の乏しい)情報や、かなり偏向した(物事の一つの側面のみを誇張・デフォルメした)情報が流されると、国民が適切な判断が出来なかったり、社会が誤った方向に進んだり、報道被害のように人々が不当な損害を被る事になります。
また、ネットの普及によって一般市民も言論・表現の機会が得られたとはいえ、ネットは基本的には大報道機関に比べると圧倒的に社会的影響力が小さいので、大報道機関は様々な社会的立場にある人々の視点から報道をする必要(或は義務)があると思います。
報道機関は原則的に国民に判断の材料を供給する事が社会的使命であり、是非の判断をする事が使命ではないと思います。権力の監視もジャーナリズムの重要な社会的使命なので、中立な報道というわけにはいかないとは思いますが。
ゆえに、社会的影響力の大きい報道機関は可能な限り公正な報道をすべきだと思います。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

怒りのガンタンクさん

アメリカはTPPと国債のデフォルトはセットで仕掛けてくると思います。

TPP参加当初はアメリカも「国民皆保険は変えなくていいよ〜。ただ混合診療をちょっとやってくれれば〜」みたいなノリで来ると思うんですよね。
で、何らかの形で日本の国債がデフォルト起こしたら、アメリカの息のかかったIMF委員が乗り込んできて「国民皆保険をやめて民間の保険会社が医療に参入できるようにしましょう」ってことになって、国民皆保険が破壊される。
アメリカはTPPとセットで、日本をあの手この手で国債をデフォルトさせようとしてくるでしょう。いくら民主党が「国民皆保険は審議しない」って言ってもあちらさんのほうが上手です。国民皆保険は崩壊します。
これからは自分の家族や友達を守るために、大企業や外資系企業、日本、アメリカ政府と個人レベルで戦わなくてはならなくなるでしょう。今から市民運動や労働組合や障碍者の作業所は、来るべき日に備えて人とお金と知恵を結集しなくてはいけませんね。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

にむさん

過剰に避けるとかえって危険

リスクを過剰に回避しようとすることで、かえってリスクが大きくなることがあります。微量放射線を過剰に回避しようとすることによる、健康リスクの高まり方を考えてみます。
(1)個人: 選択の制限、行動の不活発化、ストレスなどによってかえって健康リスクが高まる。過剰な回避行動に掛る費用によって家計が悪化して生活・健康水準が低下。
(2)国民全体:過剰な回避行動が広く取られることで、社会経済が正常に機能しなくなり、社会経済状態が悪化。国民の生活・健康水準が低下。
(3)行政や企業の行動によるもの:検査や除染などを過剰に行うと、消費者や納税者の負担が増え、国民の生活・健康水準が低下。

仮に個々人が微量放射線を避けることにある程度の便益がある場合でも、皆が同じ行動をとることで社会全体の厚生が大きく低下する可能性があります(合成の誤謬)。そのような悪影響の方が微量放射線よりも危険なのではないかと私は思います。

まもなく11月。
原発のこと、冬本番を迎える被災地のことはもちろんですが、
憲法審査会の始動、沖縄の辺野古や泡瀬干潟、OCCUPYデモのこと、
さらには大阪の府知事・市長ダブル選挙など、
見過ごすわけにはいかない、気になる問題は他にも多数。
「どさくさまぎれ」にさまざまなことが進められていくことだけは、
なんとしても止めなければ、と思います。

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