マガジン9

憲法と社会問題を考えるオピニオンウェブマガジン。

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みんなのこえ

vol.321

120222up

2月15日から21日に届いたご意見から

■雨宮処凛がゆく! について

アリの一穴主義さん(42才・男性・大分県)

今こそ

「雨宮処凜がゆく!」の第216回に「これからの世界を思い描き、それに向けて実際に動いていく1年。それはきっと大変だけど、ゾクゾクするほど楽しい取り組みでもあるはずだ」ということが書いてありました。それを読んだ自分も「脱原発にむけて動き出した人々が、原発メーカーや御用学者や利権に群がる政治家や役人、とにかく原子力村の住人をじわじわと追い詰めていく」と想像したら、ゾクゾクするほど楽しい取り組みであることを実感しました。微力ながらも声をあげていきたいと思います。

■雨宮処凛がゆく! について

めらにーさん(39才・女性・千葉県)

笑える話としか思えない

実際に被災地で放射能よけにビールやらその他の飲み物が有効だと思われている、と読んだとき、以前新聞でチェルノブイリの原発事故の際、放射能から身をを守るにはウォッカが効果的とされて老若男女が酒屋へ押し寄せたという話を読んであまりの馬鹿ばかしさに笑ってしまったことを思い出した。しかし、原発に対してほとんど知られていない当時のソ連と唯一の被爆国である日本がここまで同じ発想であるというのは、どうにも(日本側)のほうが悪い冗談を信じているように思えて本当にバカバカしい。自分の頭で状況を把握して、どう考えてもあり得ないことだと思うことができないのだろうか。

■雨宮処凛がゆく! について

かいかく2012さん(36才・男性・東京都)

新卒、第二新卒でも中高齢者でもない〜中間年齢層にマトモな恒常的雇用を!!

今、新卒〜第二新卒対策や高齢者(最年少で55歳以上〜)対策雇用は、それなりにされているようである。しかし、その年齢層以外の者は、あたかも即再就職可能であるかのような強力な「一般常識」がまかり通っている。だが、現実はパート主婦向けであったり、「20代多数在籍」みたいな広告内容が実に多い!使われている写真まで「若い女性」だ!!
従来の自然法則的かつ無秩序な労働市場から、今は、公共的支援的な個別的労働市場への転換期だと思えてならない。基礎的な所得保障も含めた、あらたな労働編成が必要だ。

■雨宮処凛がゆく! について

marimoさん(29才・女性・東京都)

「福島で見た『分断』の巻」 感想

はじめまして。いつも記事拝見してます。
パチンコやアルコールがバッシングの対象になることについて「もし、自分だったら」と当事者の身になって考える、雨宮さんの想像力。そして自分の目で現実を見て確かめる、行動力。私も見習いたいと思いました。私は、自分が苦しいときに自分より得をしてそうな人をバッシングする声を聞くと、それに乗っかってしまいそうになるので気をつけたいと思いました。

■中島岳志の希望は商店街 について

ホンシツカさん(27才・男性・京都府)

言論テクニックに関する記述について

橋下さんの堺屋さんとの対論は私も読みましたが、中島さんが捉えるレトリックの記述は、あの著作の枝葉であり、全く本質的な問題ではない部分です。
私が読んだ印象は、橋下さんは「大阪都」のような大阪市と大阪府とのニ元行政を解消し、広域行政と基礎自治体とに分離する体制を整備することで、これから生じてくる個別的課題に立ち向かう体制を整えようしているだけであり、特段幻想は抱きませんが。その結果、今よりはマシになろう、ぐらいに思いますが、どういう幻想を中島さんは抱けますか。選挙民の感性については、マキャべリが指摘している通りの場合もありますし。

■中島岳志の希望は商店街 について

mieさん(55才・女性・大阪府)

すごい橋下分析

とても理論的に橋下分析をされていて、為になりました。今まで、「むかつくやつ」のような感情的な受け止めから、彼の手法を知れてもっと冷静に見られるようになりました。このように細かいところまで分析されている方がいるということに、日本の民主主義の健全さを感じました。

■B級記者どん・わんたろう について

hidamariさん

ひどいと思います。

「秘密保全法」なんて作っている場合なのでしょうか。これから、国民の知りたい情報が制限されていくのではないかと心配です。日本がどんどん非民主的な国になっていくような気がします。

■時々お散歩日記 について

とある平和希求者さん

「けれど、なんとも切ないのだ…。 」では、リベラル・左派の老衰を看過することになる

12日の宜野湾市長選では先の防衛局長の選挙関与事件の追い風があったにも拘らず、「沖縄革新のエース」といわれた伊波洋一氏は佐喜真淳氏に敗北した。
「(伊波氏を中心とする過去27年間の革新市政では)普天間飛行場を1ミリも動かせなかった」との市民の批判が、「固定化阻止」を掲げた新人の佐喜真氏に「犠牲のシステム」の打倒への期待を集めたのである。
これは、「脱原発」を掲げる橋下徹大阪市長に古賀茂明氏や孫正義氏といった有能な人間が集い、彼らに大阪市民が「犠牲のシステム」の打倒への期待を寄せている事と同じだといえよう。
重要なのはリベラル・左派が掲げてきた「基地問題」や「原発問題」を、別の新しい存在が掲げ、それを日本の庶民が支持するという構図ができつつある事なのだ。御株を奪われたリベラル・左派に、庶民は存在意義を見出せていない。
この現状を看過しているのならば、数年以内でリベラル・左派は老衰を迎えるであろう。

■森永卓郎の戦争と平和講座 について

奥設楽棲息人さん(62才・男性・愛知県)

再稼働阻止より廃炉が先か?

森永さんの考えに反論するのにとても400字では無理ですが、気になった点を指摘します。
反・脱原発派が廃炉について云わないのは、国が脱原発に踏み切らないから廃炉の話までいけず、4月で総ての原発が止まるので、再稼働阻止が当面の要求になっているだけです。
原発止めてもメリットが無く電気料金が上がるだけ、3兆円ドブに捨てるようなものと言いますが、原発があったためにどれだけの損害、被害を私達は被ったのか? 200兆を超えるとも云われ、金に換算できない被害もあります。たかが3兆円のために恐怖と負の遺産を生む暮らしを続けるのですか? これから40年も60年も動かして新たな放射性廃棄物を生み出さず、絶対安全に稼働し続けられるとでも云うのですか?
日本はそんな悠長なことをいっていられる国ですか? 電気代のために時限爆弾と暮すなどもう御免です。

■森永卓郎の戦争と平和講座 について

風の三郎さん(男性・長野県)

森永さんの考えには賛成しかねる

氏は稼働できる原発を再稼働させて、生まれる財源で廃炉を進めるといいます。経済学的にはお金の計算がそれで成り立つのかも知れませんが、私にすればナンセンスです。
まず、安全に原発を稼働するという事自体ができません。大きな地震には耐えられません。福島がいい例です。
安全神話に基づいて稼働させてきた原発は、もはやその前提そのものが総崩れです。一度問題が起こったら莫大なお金がかかり、お金では済ませられないことが起こるのはすでに明白なのです。ですから、それをしてお金の計算うんぬんではないということなのです。さらに一番問題なのは使用済み核を処分できないということです。
国として、まず原発はやめるという方針を打ち立てることが大前提です。それをしないで、あれこれ言ったりやったりするから収拾がつかないのです。もう明らかなのです。
安全が保証されないものは、何はともかく使ってはいけないと思うのです。

■松本哉ののびのび大作戦 について

ドグラ☆マグラさん(28才・女性・東京都)

感想

若者とママさんと爺さんがいっしょになったら、最強ですね! 宣伝文句が松本さんらしくって素敵でした。

■おしどりマコ・ケンの「脱ってみる?」 について

静岡の小市民さん(48才・男性・静岡県)

“今”の福島についてお話をします。02

MXテレビで話されていた、「突然弁護士から(仮設住宅の)退去勧告が」という話を聞きました。上から目線で腹立ちます。
仮設のMさんは、退去しなくていいと思います。Mさんは、明細と領収書がほしいだけですので弁護士に内容証明郵便の反撃をするべきです。その際、第一に支払う気持ちがあること、次に要求物を明確に書き、この要求がなんら不当でなく正当性があることを主張することです。法律のプロですから同一の反撃を食らうときちっと対応してくるのではないでしょうか。何もしないと向こうの思う壺です。泣き寝入りはぜったいダメです!

■この人に聞きたい 肥田舜太郎さんに聞いた について

福島第一原発から30キロの住人さん(52才・女性・福島県)

肥田舜太郎さんに聞いた

原発は安全と洗脳されていた、自分の馬鹿さ加減が悔やまれます。「絶対」と言うことは無いことを知ったけど、遅すぎた。
電気を使っている関東の人達・政府・官僚は、福島県人を人間とも思っていないような、過酷な仕打ちをしているが、それでも福島で生活をしていることを、わかって下さい。

■みんなのこえ について

TY生さん(72才・男性・三重県)

多摩散人さんの主張を読んで思う

外務省のPKOに関するホームページには、国連平和維持活動の業務としては、平和維持隊による停戦監視・兵力引き離し、停戦監視団(原則として非武装の軍人で構成)による停戦監視といったものが伝統的。文民警察活動や、選挙、復興・開発、組織・制度構築を含む行政的支援活動も行われることが多くなっていると書かれている。これがPKOの本来の有り様である。
憲法9条の禁ずる能動的な武力行使である「駆けつけ援護」が出来なくても日本のPKO活動の評価になんら影響は与えない。半田滋さんによれば、自衛隊員自身が武器使用基準は今のままでも、求められる活動は十分できる、と言っている。
米国は日本に対し繰り返し集団的自衛権行使を求めており9条の歯止めが外されていれば、多摩散人さんが駆けつけ援護を否定されたイラク戦争でも駆けつけ援護が行われていたと思われる。多摩散人さんの考える論理は矛盾している。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

大野比佐志さん(63才・男性・岐阜県)

原発ゼロへの願い

肥田舜太郎氏のインタビューを見て、本当に今も被爆者が増え続けているんだとわかりました。地元の多治見でもさよなら原発のイベントを3月11日にやりますが、多くの方に参加して頂きたいと思います。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

エイハブ船長さん(64才・男性・千葉県)

同じ失敗を繰り返してはいけない。

大阪維新の会が「船中八策」と称する公約集を発表した。最も驚いたのは3.11の被災者にどう対処するか一言も言及してないことである。今、最も援助を必要としている人々を無視している以上後は推して知るべしというべきである。
行間から透けて見えるのは、橋下代表自らの権力欲だけであり、この人物は坂本龍馬とは似ても似つかない人物であるということである。このような人物が人気を集める背景に既成政党への幻滅と失望があるのは理解できる。
しかし、思い出してもらいたいのはほんの数年前、「今までとは違った何か」を期待して小泉自民党を圧勝させ、市場原理主義に基づく「改革」を許した結果、格差社会が現出したという事実である。
今、世界中が金融危機の中、経済の立て直しに苦しんでいるが、これを一気に解決する魔法の杖など誰も持っていないのである。漠然と「今までと違った何か」を期待して投票したりすると、同じ失敗を繰り返すことになるだろう。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

マングースさん(男性・東京都)

船中八策

例の橋下氏が国政に出るにあたって、坂本竜馬を真似た「船中八策」なるものを出した。そこでは参議院の廃止、首相公選制の導入、憲法改正手続きを国会の2/3でなく1/2の賛成で可能にするなどと言っている。最近の世は中身はどうでも何か過激なことをいいさえすればウケるらしい。それでは、私も「船中八策」を述べよう。
○衆議院の小選挙区制を廃止し、中選挙区制に戻すか比例代表制とする。○参議院の政党化を阻止。すべて無所属議員でなければならないとする。○政党助成金を廃止する。○すべての国民に最低保障年金を確保する。○格差制限法で、最高と最低の所得差をある幅以内に制限する。(そのために累進課税を強化する)。 尚、憲法が改正しにくくなっているのは、これが民主主義の根幹のルールだからであり多数派の都合で勝手に変更してよいルールではないからである。この96条を変えようという意見に惑わされてはならない。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

騒音公害反対さん(46才・男性・東京都)

脱原発杉並デモ

脱原発には賛成。デモ行進もいいでしょう。
しかしサウンドカーはワルノリしすぎじゃないですか。あれが大音量で住宅地付近を通過していくのは耐えられませんでした。記事ではこれが大盛り上がりで賛同を得たとのこと。
賛成された方は右翼の街宣車が軍歌流して自宅前を通り過ぎるのは我慢できるのでしょうか? 私にとっては同じレベルの騒音“公害”でした。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

向かい火さん(42才・男性・東京都)

TPPについて(その13)

TPP交渉に参加する理由の一つとしてルールメイキングに加われるからと政府は説明しています。既にルールの大枠は決っているので日本はルールメイキングにはあまり加われないと思いますが、仮に日本がそれなりにルールメイキングに加われ、かつ日本の主張がそれなりに認められたとしても、日本政府が考える国益と国民益(公益、或は真の国益)が必ずしも一致するとは限りません。
例えば国益に適っていると判断されて大規模小売店舗法は廃止されましたが、果して大店法廃止は国民全体に利益を与えたのでしょうか? 近年の日本政府が考える国益とは大概は経団連など大資本の利益を意味します。
しかもTPPにラチェット規定が含まれていた場合、一度緩和された規制を元に戻す事が出来なくなってしまいます。ラチェット規定が含まれていなかったとしてもTPPの性格上、元に戻す事は困難だと思います。TPP参加は国民益にとって非常にリスクが高いと思います。

今週末は、今年最初の「マガ9学校」。
まだまだ申込も受け付けていますので、
ぜひお越しください!
3月のマガ9学校も募集開始しています。

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