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みんなのこえ

vol.348

120912up

9月5日から11日に届いたご意見から

■森永卓郎の戦争と平和講座 について

df200さん(43才・女性・埼玉県)

第50回を読んで

同感です。文化や芸術、福祉は行政の支援無くては成立しないものが殆どです。それらの恩恵を受けることも、国民が文化的な生活を享受できる権利の一部です。すぐに採算やエンターテイメント性が無くとも100年後に誇れる財産となる可能性があるものだからこそ、行政の支援が欠かせません。ヨーロッパの都市では、費用の側面からは赤字の芸術イベントや赤字のバス鉄道路線を支援していることが、街のステータスで、市民の権利と考えられています。
住みやすい街だから結果的に納税人口が増加する、となる方法を考えるべき。大阪には障害者の支援施設や、子供とその家庭を守る子どもの家など見本にすべき点も多いと聞きます。財源を削ることばかりに話が進むのは簡単ですが危険です。それより、文化や福祉のレベルを上げるように各方面に働きかける方が良いと思います。

■伊勢崎賢治さんの記事 について

ピースメーカーさん

伊勢崎賢治先生のご質問、「セキュリタイゼーション(Securitization)」に対する「一般受けする訳語」を考察する

セキュリタイゼーション(Securitization)の構築プロセスにはディスコース(Discourse)が重要な役割を果していることに着目し、「安全信仰化」という訳語を提案する。
例えば、今回の伊勢崎先生の文章を読んだ人の中には、反原発や反オスプレイ運動はそのままに、憲法9条の旗を掲げ、橋下市長や石原都知事を排除する運動を同時に展開すれば、反体制運動と脱セキュリタイゼーション(De securitization)を同時に達成できるという類の短絡的思考に陥る人間が大多数だろう。
しかしながらそのような排他主義を正当化できる「一つの思想」を信奉するプロセスこそが、安全を「信仰」するSecuritizationの構築プロセスそのものであると自他共に客観視し、自制や抑止をし易くすることに「安全信仰化」という訳語は貢献するのではないだろうか。

■柴田鉄治のメディア時評 について

くろとりさん(42才・男性・兵庫県)

「竹島・尖閣、メディアは熱くなるな」その態度が今の状況を招いた

柴田氏は「竹島・尖閣、メディアは熱くなるな」と言っていますが、これまで日本は周辺国家との関係を重視するといって弱気としかいえない対応を行ってきました。メディアの報道などその際たるものです。
その結果、「やり返されないから日本には何をやってもいい」と周辺国家に思われて、このような状況となっているのです。殴られたなら適切に殴り返すべきなのです。それが出来ないから周辺国家の行動がエスカレートしているのです。
周辺国家との関係は大切かもしれません。しかし、あくまでも対等であるべきで、今のように下に見られている状況が正常とはとても思えません。
周辺国家は日本と違い、一歩引けばあわせて引いてくれる国ではありません。一歩引けば二歩、三歩踏み込んでくる国なのです。そのような国に対しては関係の悪化を恐れず、「殴られたら適切に殴り返す」事が大切なのです。

■時々お散歩日記 について

TY生さん(72才・男性・三重県)

国民の願いは、不合理なものではない

(朝日新聞8月21日)
節電効果、ピークも余裕
9電力、7月の販売減
「融通で足りた」の声 関電管内
(東京新聞8月29日)
関電「原発なしでも余力」
節電8週間 最大時に火力1基休止
(毎日新聞9月3日夕刊)
必要だったのかなぁ 再稼働
「根拠」操作の疑念噴出
私も鈴木耕さんの紹介した朝日新聞の記事は読んでいてスクラップしてありました。
政府検証会合は「国民、原発ゼロを望む」と総括しました。この国民の願いは、今夏の電力需要の状況を見れば不合理なものではないと言えます。

■みんなのこえ について

多摩散人さん(65才・男性・神奈川県)

戦争不放棄だから平和が守れる(その2)

「vol.346」の私の意見を、分かりやすく書き直します。TY生さんは「国家間の対立問題を戦争という手段で解決しようとすれば双方に大きな損害をこうむる」と書いているが、それは、双方が戦力を持ち、戦争という手段に訴えるからだ。日本が「戦争を放棄」し、「戦力を保持しない」で、「日米安保」も持たなければ、日本との間の「対立問題を戦争という手段で解決しようとす」る国は、「戦争という手段に訴えて」、あるいは実際には戦争をしなくても、武器で脅迫するだけで、「それを上回る利益を生み出」す事が出来る。だからこそ、護憲派も改憲派も9条に違反する内閣法制局見解を、嘘を承知で「尊重」しているのだ。また、TY生さんは外国が日本を侵略した時、どんな利益を得るか知らないらしい。それは、日本の領土・領海・領空・資源・国民の生命および財産を、何の犠牲も払わずに手に入れるという利益だ。護憲派の人たちは、そんな常識も知らないのだろうか。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

宮坂亨さん(44才・男性・長野県)

辺野古の友人と話して

オスプレイ配備反対県民大会に参加した名護市在住の友人に電話して辺野古の様子を聞いてみた。
「地元の地元」である辺野古区の住民の基地受け入れ要求が高まっているという。
基地建設阻止の象徴だった「命を守る会」の金城祐治さん死後、「命を守る会」は性質が変ってしまった。辺野古テント村の撤去を訴えているという。
辺野古基地受け入れ阻止の稲嶺進名護市長だが、市議会での与野党議席数は2議席差しかないそうで、選挙が無くても態度を変える与党議員が出てきてもおかしくはないという。カネで態度を変えるということだ。
数十人のおじい・おばあたちの座り込みから始まった辺野古新基地建設阻止の運動。顔の見える関係の中で様々な軋轢があるようだ。
それでもぼくは遠く信州にいながらも辺野古新基地建設阻止の想いは捨てない。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

たんぽぽさん

自然破壊どうすれば防げるのでしょうか

愛知県設楽町の鍛冶屋さんの記事を中日新聞でみました。鍛冶屋さんの土地はダム建設予定地のため廃業されるようです。日本の自然や伝統がまた破壊されるのかと思うと悲しいです。ダムはやめると民主党は言っていたような…。
去年、四万十へ行ったとき、そこのおばあさんがお嫁に来たころは、四万十川にはうなぎが黒い塊でいっぱいいたという話を聞きました。自然破壊はどんどんすすんでいます。うなぎは太平洋の広い範囲をすみかとしているそうです。軍事演習や核実験、原発の排水もどれだけ海を汚染し生き物の命を奪っていることでしょう。
日本の企業もどんどん海外へ行っています。工場を作るということは自然をつぶしていることが多いでしょう。こんなことをやり続けていいのでしょうか。こどもたちの未来がなくなるようで心配です。

昨日は、東日本大震災から1年半。
いまも沿岸部では行方不明者の捜索が続き、
自宅を離れて避難生活を続ける人は30万人以上。
仮設住宅などでの仮住まいは13万6千戸にのぼるといいます。
もう1年半。けれど、まだ1年半なのです。

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