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みんなのこえ

vol.354

121024up

10月17日から23日に届いたご意見から

■時々お散歩日記 について

りんたさん(63才・女性・神奈川県)

ささやかな希望

「時々お散歩日記」は、いつも一番私の気持ちに近くて、うんうん頷きながら、カッカッと怒りながら読ませていただいています。本当に「堕ちるところまで堕ちなければ再生できない……」んでしょうか。でも、おっしゃる通り「ささやかな希望」が残っていますね。
昨日、2012.10.19に全国で行われる「金曜抗議」の一覧を見つけました(http://demojhks.seesaa.net/article/296349527.html)。 全国でこんなにもたくさんの人が意思表示していることに、びっくりすると同時に嬉しくなりました。

■伊藤真のけんぽう手習い塾リターンズ について

健次郎さん(60才・男性・千葉県)

違憲状態判決を無視した総選挙の差し止め。

十分な猶予期間を徒過して、衆議院が解散され、総選挙が行われる時、違憲な法律に基づいて総選挙が行われることは避けなければなりません。
そこで、違憲状態にある公職選挙法の定数配分規定を適用しないで、選挙人団による公務員の選任(選挙)を求める行政訴訟はできないものですか?
違憲違法な公権力の行使を座して待つことは耐えられません。具体的には選挙区選挙を排して、全国一区で投票数の多い当選者を定数分選任することです。

■伊勢崎賢治さんの記事 について

haradaさん(57才・女性・福岡県)

紛争予防学

たまたま目にした、TVの先生の紛争予防学。
ネット検索で、先生の活動等を知り、すごい人だなあ、と思いました。「日本が世界を救
う」とか「世界は日本という国の存在に感謝しないといけない」という言葉がよみがえり
ました。私には何の力もありませんが、知ることが最初の一歩と考えて、次回の記事を楽しみにしています。

■この人に聞きたい 孫崎享さん について

森正樹さん(49才・男性・東京都)

孫崎氏のようなリベラル派の言説への共感と疑問

アメリカ批判や外交では相手の利益も考えるべきだというのは正論ですが、中国の尖閣領有権の主張は盗人にも三分の理程度のものです。従って棚上げ論には共感できても共同開発には賛成できないし、日本も国際社会に自国の立場を訴える時期に来ています。
孫崎氏の主張は悪く言えば、戦争が怖いから中国の理不尽な要求に屈して、日本の領土や権益の半分を譲渡せよということにならないでしょうか? 戦う前から白旗を上げる人が出てくるのは中国の恫喝やプロパガンダが効いている証拠で、中国の思う壺です。
日本が軍事力がなくてもやってこれたのは安保のおかげだし、東アジア共同体は時期尚早です。日本と全く異質で規模も違い、反日が国是の国とEU型の共同体を作れば、大量の中国人が流入して社会が変質します。
昔吉本隆明が、日本では現実よりちょっとだけきれいな絵空事を言っているリベラル派が、言論界では最も受けがよいと言っていたのを思い出します。

■この人に聞きたい 孫崎享さん について

鳴井 勝敏さん(71才・男性・青森県)

「マスコミの影響というのは非常に強いと思います。良く言えば対米協力派、悪く言えば対米従属派の政治家を、マスコミは徹底的に持ち上げます。一方、そうでない人達はまったく報道しない」。憲法で報道の自由を保障され、国民の知る権利に貢献すべき公共性の強いマスコミがなぜ偏った報道をもくろむのか。その背景に何が潜んでいるのか。    
「一番は、事実を理解していくことです」とあるが、これが難しい。一般人は情報のほとんどをマスコミから入手するからだ。加えて、私達は幼少の頃から従順に生きるメリットをたたき込まれてきた。特に、後者については官民問わず骨の髄まで染みこんでいると言って良い。そこで、マスコミをチェックする「第三者機関」ができないものか。資金、人材、全てに色のつかない機関だ。
「日米同盟」を強化するとは、対米追従を強めることだとすれば、既述した構造は一段と進み、歪んだ社会構造からの脱却は程遠いと感じた。

■鈴木邦男の「愛国問答」 について

ピースメーカーさん

「愛と正義感」が左右で燃え盛る今だからこそ

大切な「何か」を守ろうと、「日本の体制、米国、在日米軍、自衛隊、警察、ネット右翼」と敵対する姿勢をAとする。
大切な「何か」を守ろうと、「中国、北朝鮮、在日朝鮮・韓国人、進歩的知識人」と敵対する姿勢をBとする。
Aのスタンスの人々はBのスタンスの人々に対しても、「偏狭」「排外主義」と非難する。
Bのスタンスの人々はAのスタンスの人々に対しても、「売国奴」「媚中」と糾弾する。
マガジン9のライター及び読者の大半はAのスタンスに共感を持つだろう。
とはいえ互いに敵対するAとBの双方とも、相手を完全に滅ぼす事はできず、両者の争いは暴走の一途をたどっているといっても過言ではない。
そこで、愛をセーブするようになった淡白で冷たい男と自称される鈴木邦男氏にお聞きしたい。
AとBの両者が持つ「愛と正義感」を峻別する事は可能なのか? 沖縄で米兵の暴行事件が起こり、「沖縄独立」などと叫ばれる今だからこそ、問わねばならない。

■みんなのこえ について

TY生さん(72才・男性・三重県)

EUのノーベル平和賞受賞で検証

私は多摩散人さんとの論争で《EUの前身ECは、幾度かの戦争の原因となっていたフランスとドイツの国境地帯にある石炭と鉄鋼の生産を独立した国際機関にプール管理した石炭鉄鋼共同体、経済共同体などを1967年に統合したもので平和に寄与した。》と述べていた。(2012年8月1日掲載)
そのEUに今年のノーベル平和賞が授与された。ノーベル賞は人類の進歩に大きく貢献したと評価されると授与される。EUは欧州で戦争を起こさない環境を構築した。戦争という手段を放棄して平和をもたらしたのだ。
この事例を見た場合、多摩散人さんの述べる《戦争不放棄だから平和が守れる》という考え方は、人類の進歩と逆行する主張だと言える。
また、かつてアジア諸国を侵略した日本がこのような主張をした場合、警戒心を持たれ平和に寄与しない。そして、日本の軍拡を促進し逼迫している財政を圧迫し、国民生活をより困難なものにするだろう。

■みんなのこえ について

多摩散人さん(65才・男性・神奈川県)

戦争不放棄だから平和が守れる(その5)

TY生さんは、「戦争不放棄」「戦力保持」を唱える内閣法制局見解を尊重していると言いながら、同時に「戦争放棄」「戦力不保持」を唱える9条を尊重・支持していると言うが、これがどうして憲法を「政治情勢に基づき客観的に考える立場」だということになるのか。
TY生さんの主張だと、まったく相反する「戦争・戦力」に関する記述が矛盾なく両立しなければならないが、なぜ矛盾しないのか、その説明が全くない。そして私のような9条否定論者にはあれこれ言われる筋合いはないという。意見の違う相手には説明する必要がないというのは、独善であり、自己欺瞞であり、護憲論者の間でしか通用しない勝手な理屈である。
3度同じ質問をするが、もし私が嘘発見器の前で「内閣法制局の肯定する専守防衛の戦争は戦争ではなく、自衛隊の軍事力は戦力ではない」と言ったら、針はプラスの方向に大きく振れると思うが、TY生さんは、どうか。なぜ答えてくれないのか。

沖縄・普天間基地に配備されたオスプレイ、
集落の上空で、コンクリートブロックを釣り下げての飛行が目撃されたそう。
2006年には読谷村沖で、
米軍輸送ヘリが釣り下げていた車両の落下事故も発生している沖縄。
オスプレイそのものの安全性以前の問題です。

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