マガジン9

憲法と社会問題を考えるオピニオンウェブマガジン。

「マガジン9」トップページへ「みんなのこえ」バックナンバーへ

みんなのこえ

vol.365

130116up

1月9日から15日に届いたご意見から

■雨宮処凛がゆく! について

Lisaさん(53才・女性・東京都)

改めて、選挙結果に思うこと

郵政民営化選挙で自民党が圧勝したあと、後期高齢者医療制度が作られ、実施されると国民が猛反発した時、同じことを思いました。投票したのは誰? 無責任すぎると雨宮さんと同じように思いました。参院で否決されたから衆院解散というのも構造的問題で、国民投票で郵政民営化を問えればいいと考えてました。
さらにマスコミは高齢者医療について厚生労働省叩きをするだけなので、自らの投票行動によって招かれた現実をわからなくしています。 
今後も自民党政治で良くないことがおこった時は行政を叩き、政治家を悪者にしていくのかと思うとうんざりです。主権者として私もしっかりしなくてはと、気持ちをしゃんとして頂いた、ありがたい記事でした。

■時々お散歩日記 について

森正樹さん(49才・男性・東京都)

「戦後レジームからの脱却」を支持します

安倍政権は護憲派には悪夢ですが、9条を守る限り日本は永久にアメリカの属国のままか、アメリカが財政難でアジアから手を引けば中国の軍門に下ります。集団的自衛権を認めたりするのは従米に見えますが、安倍氏の言う「戦後レジームからの脱却」は当然対米自立をも長期の射程に収めていて、それを戦前回帰とか見当違いの批判をする護憲派は、対米従属に無意識に手を貸しているのです。
「マガ9」で言うのもおかしいけれど、資本主義の発展に合わせて日本を大胆に変革してきたのは保守で、左翼はもっぱら批判に終始する「抵抗勢力」の役割を演じてきました。安保改定・炭鉱閉鎖・国鉄民営化等には左翼の側から大規模な反対運動が起きましたが、今ではこれらに反対する人は皆無に近いです。9条改正にも相当な反対が予想されますが、今後の国際情勢を考えると、10年後には改憲してよかったということになり、20年後には9条は昔話になるのではないでしょうか。

■鈴木邦男の「愛国問答」 について

ピースメーカーさん

辛辣で申し訳ないですが、マガ9幹部は情けない

まず日本が「独立」して米国と敵対するならばまだしも、日米同盟を堅持し続けるならば、日本国憲法成立の第一人者である米国が(9条改正ならば話は別だが)国民の自由権を侵害するような憲法改正を看過することはなく、必ず掣肘され改正は阻まれるだろう。
しかし万が一に21条が改正され憲法の後ろ盾が無くなったからといって、おめおめと「解散させられるかも」などと悲観するマガ9幹部は、はっきり言って情けなすぎる。
このような日本のリベラルの発言を、例えば政治犯として夫婦ともに投獄と軟禁の憂き目にあっているノーベル平和賞受賞の劉暁波夫婦や、親欧米派として中学校から帰宅中に銃撃されたパキスタンの人権運動家のマララ・ユサフザイさんが聞いたら、「甘ったれ」とか「腰抜け」と評することは間違いないだろう。
鈴木氏はマガ9幹部の発言を聞いて「一抹の不安はある」と述べられたが、一体何のどのあたりが「一抹の不安」なのだろうか?

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

鳴井勝敏さん(72才・男性・青森県)

みんなのこえ

新潟県・小林由美さんの御意見拝読致しました。今まさに市民に求められている教育に向き合う発想だと考えます。                  
「考える力」は民主主義の前提です。個人は全て一人一人異なった、自分なりの考えを持っている筈。それを尊重しようというのが民主主義だからです。この点、私は「戦後民主主義教育の失敗だ」というより「なかった」と視ています。         
そこで、「学力」から、「考える力」を高める教育方針へ転換を図るべきです。民主主義の観点からは勿論のこと、不確かな時代に加えて長寿社会の到来する今後は「考える力」が一層求められていると考えるからです。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

Pさん(21才・男性・宮城県)

今の日本には重要な内容

ここではあえて題名や人の名は明かさないでおきます。いくつかの記事を拝見させて頂きました。非常に重要な点を突かれていると思います。うちは貧乏なので苦しい日々ですが、最低な生活の中でもネットが娯楽になっています。私はあなた方の意見を拡散させて頂きます。私は家賃と最低限の生活費の金しか持っていないのでカンパニアを支払う事が出来ませんが、あなた方には誠意でお返しします。いつか日本を住みよい国にしましょう!

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

向かい火さん(43才・男性・東京都)

日本の左派は政治的エートスを成熟させる必要があるのではないでしょうか

「ブログで不満や批判をぶちまける人、デモや集会を行う人たちの中には、それが奏功しなかった場合の結果責任の自覚がない人(【中略】主権者としての自覚がない人)がいます」
http://yuasamakoto.blogspot.jp/2012/03/blog-post_07.htmlより引用

先の衆院選の結果に関して、選挙制度が悪い、国民がバカだからだ、あいつが悪いこいつが悪いといった責任転嫁ばかりで、自分にとって都合の悪い結果はみな他者のせいにされる左派の方が非常に多いですが、左派は主権者としての自覚を持ち、結果責任【選挙結果が自分の願った通りにならなかったのは、自分の努力や工夫が足りなかったからである】を負う必要があるのではないでしょうか(100%結果責任を負うべきという意味ではありません)。それが良くも悪くも民主主義だと思うのですが。また、そうしないと左派は政治的に成長しないし、政治闘争で保守に勝てないと思います。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

TY生さん(73才・男性・三重県)

安倍首相は解釈改憲の段取りを取り始めた

安倍自民党総裁は衆院選挙結果について「自民党に信任が戻ったのではなく、民主党政治の混乱の終止符を打つべきだとする国民の判断」と述べた。この発言は安倍政権が政策的に大きな支持を得て誕生したとは言えないことを意味する。
しかし、安倍政権は集団的自衛権行使に関する懇談会を再び立ち上げる。また、安倍首相は首相就任直後「日米防衛協力のための指針」の再改定を指示し、1月に日米両政府は再改定作業を着手する。この作業は歴代政権が維持してきた憲法解釈を変更し、集団的自衛権の行使を容認することを視野に入れている。
解釈変更の一つに公海上で海上自衛隊艦船と併走する米艦が攻撃された場合、自衛隊が反撃することを認める、というものがある。アフガン報復戦争、イラク先制攻撃を行なった軍事超大国に先制攻撃する国がある可能性は低いが、米国が先制攻撃しその反撃の場合はありうる。解釈改憲を許せば日本は米国の戦争に巻き込まれる可能性が出てくる。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

とりさん(男性・栃木県)

衆院選雑感

リベラルや左翼・左派が、2009年の政権交代をアメリカやヨーロッパでの政権交代と同質のものとして捉えるという過ちを犯してしまったことが今日の状況を生んでしまったのではないでしょうか? “半世紀続いた政権からの交代”という面からあれは、旧共産圏の改革解放やソ連邦崩壊と同質のものだった筈です。
「民主党が自民党化した」とも言われましたが“自民党政権下で生まれ育った自民党政権的価値観しか知らない有権者が、生まれたばかりの政権を育てていったら自民党的になってしまった”というだけのことだったのではないでしょうか? “虐待の世代間連鎖”みたいなものですね。
私達は、自らの手によって時計の針を元に戻してしまったんです。これからは“非・自民”や“反・自民”だけでなく“脱・自民”をも目指さないと先に一歩も進めなくなってしまったんです。

早いもので、総選挙から1カ月。
来月に訪米を予定している安倍首相は、
「集団的自衛権行使を容認に向けた議論を加速させる」と、
米側に伝えるとしています。
アメリカへの説明よりも、
まずは国民に向けた説明と議論ではないのでしょうか?

ご意見はこちらから

googleサイト内検索
カスタム検索
マガ9のメルマガ
メルマガ9

↑メールアドレスを入力して、ぜひ『メルマガ9』にご登録ください。毎週、更新ニュースを送らせていただきます。/Powered by まぐまぐ

登録解除はこちらから↓

マガ9のブログパーツ
マガ9ブログパーツ

「マガジン9」の更新項目がまるわかり!ぜひ、あなたのブログにも設置してください。