マガジン9

憲法と社会問題を考えるオピニオンウェブマガジン。

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みんなのこえ

vol.377

130410up

4月3日から9日に届いたご意見から

■おしどりマコ・ケンの「脱ってみる?」 について

ハゴロモさん(36才・女性・千葉県)

複合汚染

高1の時に、古本で買って読んでました。
すべてがここに書かれているなって当時も思っていました。そしてこの2年間。ホットスポットに住んでいるので、がっつり被ばく中。毎日、毎秒。子どもを育てながら、被ばくだけじゃないあらゆる命を脅かすものに対して子どもと一緒に考え、確認してる、ようなところがあります。私たちは本当に危険きわまりない世界に住んでいるのを実感します。
おしどりさんお二人の行動力には、本当に頭が下がります。心を尽くして行っていらっしゃることのいちいちが響きます。私の周りで育てているお野菜を食べてもらえたらなぁって強く思います。食べ物は身体です。眠るのもそのように私たちは作られているんだなぁと思います。
すべきこと=したいことでいっぱいとは思いますが、どうかご自愛ください。

■時々お散歩日記 について

鳴井勝敏さん(72才・男性・青森県)

安倍晋三という人物と新しいメディアの誕生そして、・・・

「誰がやったって同じ」「選挙なんてやっている暇はない」「関心がない」「自分の暮らしで精一杯」「政治なんかやりたいヤツにやらせておけばいい」「オレには関係ない」「どうせ何も変わりゃしない」                          
なぜこうなってしまったのだろうか。3・11があっても判断基準は景気で、全く変わらない国民の政治意識。私は問題の根源は教育現場で主権者を養成する取り組みを疎かにしてきたことだと考えている。そもそも民主主義とは何か。なぜ民主主義を採用したのか。を徹底して教えてこなかった。そのツケが見事に花開いたのだ。
権力者側から眺めれば心地良い風景だろう。しかしこの風景は国民の幸福度を高めない。なぜなら、民意の反映を国民の側から拒絶しているからだ。この道の選択はとても楽なのだ。そこで、冒頭に既述した言葉は、私には単なる能書きにしか聞こえない。

■柴田鉄治のメディア時評 について

マングースさん(男性)

「憲法96条改正」の危険性を報じぬマスコミ

先日のNHK世論調査によると、憲法96条を「改正すべき」「どちらかというと改正すべき」合わせた意見が過半数だという。しかし、96条を改正して国会議員の(2/3でなく)過半数で憲法改正できるようにしたら、国の基本ルールが国会で多数派となった時の政権の都合のいいように変えられてしまうだろう。たとえば
(1)国民の基本的人権への制限、(2)国民の法の下の平等の見直し(たとえば納税額により差をつける)、(3)集会、結社、表現の自由への制限、検閲禁止の撤廃、(4)25条生存権条項の廃止、(5)勤労者の団結権条項の削除、(6)裁判を受ける権利→制限、(7)憲法改正に国民投票を不要とする、 さらに1票の格差もあったっていい等…まさにやりたい放題の改変がまかりとおる。マスコミはこの危険性をもっと報じるべきだ。護憲をいって「左翼」のレッテルを貼られ、部数を減らしたくないとでも思っているのか。

■鈴木邦男の「愛国問答」 について

平和を愛するゲーム・アニメおたくさん

日本社会の「森恒夫化」が「理想主義」を滅ぼし「在特会」を生んだ

「評論文の極限の姿がここにあるような気がした。気をつけないといけない」と言われた森恒夫的な手法は、所謂「権謀術数(マキャヴェリズム)」という現実主義の極端な一側面である。
問題は森恒夫自身も「理想主義者」であり、また多くの日本の理想主義者もそうだったのだが、結果として体制側を攻撃する手法として、現実主義の醜悪な側面を採用してしまった事にあるだろう。東アジアにおける歴史認識論争は森恒夫的手法によって争われ、日本人は侮蔑され、在特会のような存在を生み出した。
在特会は朝鮮・中国人を公然と侮蔑し、日本社会から排除するデモを起こし、そのカウンターデモを行う(殆どが護憲派であろう)人々もまた在特会を侮蔑し、刑務所に送り、日本社会から排除することを主張している。
在特会のデモを見て「悲しい」と言った人がいた。悲しむのは桜や日の丸といった「物」ではなく、他人を侮蔑する事が常態化した社会を憂う「人間」であろう。

■原発のある地域から について

ロッキーさん(77才・男性・新潟県)

昨日地震大飯原発OK?=平成25年の安全神話の愚

浜岡も含めて日本全国の原発の再稼働を、いくら新規基準に合格したからといって、ためらわず、スイッチオンは困るのです。
日本は地震火山災害大国。東北の次に、必ず、東北も含めて全国のどこかで、近未来に大地震大噴火が襲うのです。そして、世界の歴史に残る放射能災害に日本人が苦しめられるのです。そのとき、また被害者がフクシマのような悲痛な叫びを上げても、時既に遅しなのです。判断した政治家や原発官僚は誰一人責任を負いません。ヒロシマ、ナガサキの惨禍の責任を果たさなかった過去と同じになります。
どこかの原発を再稼働したかったら、その原発の『巨大な鉛のドーム』被覆。安全基準を事前適用、関係する全住民・企業すべての『事前避難完了』が大前提です。それが可能な立地の原発は再稼働やむなし。よーく収支計算してみませんか。

■40歳からのガンダム について

チョビさん(40才・女性)

読ませていただいています

40歳からのガンダム、楽しく拝見させていただいております。
軍の食事の事とか、内部対立のこととか、なるほどーと腑におちつつ読んでおります。
BS11で、最近過去の様々なガンダムシリーズの放送がありまして、初めてOVA、「ポケットの中の戦争」を見ました。まさかこのような作品だったとは…。あなどっていました! すごいです。1989年という昔の作品なのですが…。
中立コロニーで、偶然ジオン兵をかくまった子供の話なのですが。ファーストも良いですが、これも…。すでに視聴済みだったらすみません。よろしければぜひ! ファーストの裏側で起きた物語、として見るのも面白いのですが、ガンダム興味ない、嫌い、というお母さんでも大丈夫のようです。
最近更新がないので淋しいです。できれば「ポケット〜」もこちらで記事にしていただけるといいなあ…と思ったりして。

■いま、山本周五郎が経営者だったら。 について

朝倉徹夫さん(64才・男性・大阪府)

斎藤駿さんへ

焼酎を飲みながらあなたの文章を読んでいました。警戒しながら読んでいましたが、共感してしまった自分がいました。聡明なテンポのいい文章です。
あなたのような「老害」でない老人経営者がいることに驚きを感じています。飲んだくれて無駄な日々を過ごしている64歳の私からすれば、なんと若き「老人」なのでしょうか。インターネットっていいですね。迷い込んだ結果、あなたの文章と、出会い頭でした。ご自愛ください。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

佐野一起さん(63才・男性・大阪府)

衆議院の選挙制度の改革について(2)

さっそく、ぼくの意見を取り上げていただきありがとうございます。今回は、ぼくがあのような選挙制度を考えた理由を述べたいと思います。
なんといっても、衆議院は出来る限り有権者の民意を反映するようにしなければならないと思うからです。かつてはぼく自身が共産党の支持者であったこともあって、比例代表制が一番民意を反映できると思っていました。しかし、有権者の中には政党の名前を書くよりも、候補者の名前を書きたいという人が少なからず居ます。
もう一つ、共産党や公明党は組織がしっかりしているので、当選後の離党問題は生じることはほとんどありませんが、ほかの政党はこれを考慮する必要があります。比例で当選した議員が離党したとき、いまは議員の身分はそのままのようですが、そのことに疑問を持たない人は少ないのではないでしょうか。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

保守というほどでもなくさん

シンプルな質問

私は改憲論者ですが(9条についても)いわゆる9条支持護憲論の皆さんに短い質問を二つさせてください。
1.軍隊を持たないと明確に書いてありますから、自衛隊は違憲ですよね
2.交戦権を否定し武力も認めないのですから日米安保条約も違憲ですよね。
私は両方共違憲状態だと思いますが皆さんはどう思われますか。そしてもし違憲だと考えるのならどのような解決を望まれますか。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

TY生さん(73才・男性・三重県)

日本が海外で武力行使をする国になればデンマークが経験したことは他人事でなくなる

アフガニスタンに派遣されたデンマーク軍を描いたドキュメンタリー映画『アルマジロ』の監督ヤヌス・メッツ氏へのインタビュー記事が4月5日、朝日新聞に掲載されていた。その中でヤヌス・メッツ監督は次のように述べている。抜粋すると《文明国デンマークの若者が、粗暴で残虐で野蛮な兵士になってアフガンで人を殺している。市民は戦闘によって家族を失い、家を壊され、家畜を殺され、畑を荒らされた。自由で民主的な国を作るはずの軍隊が市民の生活を悪く変えている。デンマーク国民は映画を通じて「よきこと」と信じていた国際貢献の現実を見たんだ》。
《よりよい世界を作るための軍事行動が逆に市民を苦しめ、新たな敵意、テロリストを生み出している》
自衛隊をインド洋に派遣したテロ対策特別措置法は、憲法9条の規制を受けて、対応措置の実施は武力による威嚇又は武力の行使に当たるものであってはならないと規定した。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

レタスさん(45才・女性・愛知県)

新聞に投書してみました

自民改憲草案について地元新聞に投書してみました。
内容は、ネットで調べた自民草案が民主主義でなくなっていてショックだったこと、そのことを知らない人が多いのにメディアがなかなか報道してくれず、心配であること、自民党は現在日本の代表する政党なのだから、細かく報道してほしい、などです。普段掲載されているのは日常的な穏やかな投書が多いので、政治的なことは取り上げてもらえないかと思いましたが、意外と採用してもらえました。
自民改憲草案について専門家の記事は時々新聞にでていますが、難しい用語もあるのでわかりにくいときもあります。かえって素人だからこそできるPRもあるのではないかと思いました。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

向かい火さん(43才・男性・東京都)

TPPについて(その31)

「歴史は繰り返す」(クルティウス・ルフス)
「歴史は繰り返す。最初は悲劇として、二度目は茶番劇として」(カール・マルクス)
戦前、世界では帝国主義が流行っていました。そして日本のマスコミは「バスに乗り遅れるな」的に帝国主義的な戦争を煽り、日本は「大東亜共栄圏」というスローガンを掲げ、勝目の無い太平洋戦争に突入し、日本は焼け野原になりました。
現在、世界では新自由主義【新帝国主義とも呼ばれています】が流行っています。そして日本の大手マスコミは「バスに乗り遅れるな」的に新帝国主義的なTPPへの参戦を煽り、日本は「アジアの成長を取り込む」というスローガンを掲げ、デメリットやリスクの大きいTPP【経済版太平洋戦争】に突入しようとしています。歴史は繰り返し、日本はTPPに参戦し、庶民の暮しは焼け野原になってしまうのでしょうか。

「歴史は何も教えない。ただ、学ばない者を罰するだけだ」(ヴァシリー・クリュチェフスキー)

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

ピースメーカーさん

日本の平和外交の成果でもある武器貿易条約(ATT)の国連採択に、なぜマガジン9は関心を示さないのか?

不備は色々とあるが、今月二日のATT採択は、最初からの提案国である日本の外交的勝利というべきであろう。
しかし歴史的な一歩であるATTに関し、先月末から話題になっていたにも拘らず、各紙社説などで取り上げるのみで、マガジン9は関心示さず、他の護憲運動団体なども同様である。
彼らは沖縄基地問題や原発問題、イラク戦争問題や反韓デモ問題といった「批判」できる事柄のみに執着し、平和の「構築」に執着しないように見える。
最近、日本政府が武器輸出三原則を見直する方針を打ち出し、福島瑞穂社民党党首は「日本製の武器が世界中の子どもたちを殺すことになってしまう」などと強烈な批判を展開しているが、彼女もまたATT採択に関心を示さず、これでは何のために様々な日本の平和条項を守りたいのかを疑われても仕方がないだろう。
体制批判のみに特化するのではなく、平和構築を本気で考えなければ、平和外交は自民党の専売特許になるだろう。

福島第一原発で、汚染水漏れなどのトラブルが相次いでいます。
週末にイレギュラー更新したおしどりのお2人によるコラム、
『脱ってみる?』でも詳しくレポートしてくれていますので、
ぜひお読みください。
ともすれば意識から抜け落ちてしまいそうになるけれど、
2年が経った今も、事故は継続中なのだと改めて痛感させられます。

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