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憲法と社会問題を考えるオピニオンウェブマガジン。

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みんなのこえ

vol.382

130522up

5月15日から21日に届いたご意見から

■鈴木邦男の「愛国問答」 について

目黒駅は品川区さん(52才・男性・東京都)

一水会の憲法草案が知りたいな〜

憲法第九条の問題は、たぶん戦後に天皇制を残すということと不可分だと思うんですよ。天皇制維持するなら軍隊持つなってこと。逆にいえば、自衛隊を国防軍にするなら靖国参拝と天皇制をやめて、外に開かれた軍隊にしなきゃならないということ。
ここ誰もつっつかないのが不思議なんだけど、鈴木さんだったらどう処理する?

■鈴木邦男の「愛国問答」 について

上野俊一さん(62才・男性・福岡県)

右左でなく前

鈴木さんは自分を開いた人だ。相手の話を聞ける人だから、右翼の考え方を分かりやすく伝えることが出来る、前を向いた人だと思う。面白い。

■森永卓郎の戦争と平和講座 について

HappyHippyさん(50才・女性・群馬県)

メディアコントロールOK!

自民党がガンガン民をコントロールしにかかっている。テレビも新聞も他の事は、本当の事は書かない。でもあたしは原発の件があってから鵜呑みにはしないよ。ガソリンも物の値段も電気代も上がってきて、こんどは消費税です。あたしのまわりで給料上がったやつも景気が良いやつも一人もいない。色々が突然嘘くさくてたまんないや。

■森永卓郎の戦争と平和講座 について

ayaさん(31才・女性・千葉県)

教員です。母です。

このままでは、徴兵制、戦争になってしまいます。
テレビでは、偏った情報ばかりで、きちんと危険を伝えていないと感じます。フジは、ヒドイ。毎日の夕方のニュースでは、「アベノミクス」と必ず唱えています。今の政権を支持している人の多くは、「何かやってくれそう!」という基準で選んでいるように感じます。森永先生、そんな人たちにも分かりやすく情報を伝えて欲しいです! 教え子も我が子も、被害者にも加害者にもしたくありません。

■柴田鉄治のメディア時評 について

ピースメーカーさん

「見事なる裏切り」の安倍首相に、彼を支持する6割を超す日本人と、ぐうの音も出ない安倍批判者たち

「強硬なナショナリスト・対米従属・近隣諸国に敵対的」
これらの悪名で批判していた内外の論者は、今回の飯島勲内閣官房参与の電撃訪朝により見事に裏切られる事になり、ぐうの音が出ないか「言っている意味が分からない(菅義偉官房長官)」批判しかできていない。
順調な経済政策に加え、電撃訪朝は以前の民主党政権と次元の違いを見せつける「政治カード」の切り方であり、左派は「橋下祭り」に狂奔しながら「橋下も安倍も同じ」と非難し続けるのだろうが、件の様に安倍政権は左派が理想としている「対話を基調とした問題解決」を推し進め、左派の主張と現実との食い違いを国民に見せ続ける事になるだろう。
安倍首相は近年稀にみる「政治強者」だという事を、事実として認識すべきである。
そして6割を超す安倍支持を続ける日本人の前に、左派はどんな「参院選対策」をするのか。左派は「言いたい事」を言っているだけで、「すべき事」は何もしていないのだ。

■B級記者どん・わんたろう について

安東暁史さん(26才・男性・東京都)

すぐそこにある冤罪〜痴漢を否認する若き教師の闘い

この裁判、結局罰金刑の有罪判決が出ましたね。判決理由も「不可能とはいえない」という無罪の推定の原則を蔑ろにしたもので、自分が被疑者だったらと思うと本当にやりきれない気持ちです。
少しでも多くの人がこれを問題視し、日本の司法の現場があるべき姿に近づけばと思い、私自身が運営しているブログで思いを書きました。
http://enjoy-work.raindrop.jp/archives/932
【怒り心頭】痴漢事件の裁判ってなぜこんなにクソッタレなんだ!!!

■下北半島プロジェクト について

片山徳崇さん(32才・男性・青森県)

欲が招く人災

青森県は全自治体に原発関連の金銭がばらまかれるシステムであります。私の住む鶴田町も例外ではありません。交付金の他に、「むつ財団」に1億円以上を申請して、集会場・公園・資料館・火葬場の修繕・子ども交流・朝ごはん運動等で利用しているが、引換に「むつ財団」のシンボルマークを貼っています。あのリンゴを抱いたマークを見るたびに、「反対するな」と言われているようです。
福島県で放射能汚染された地蔵様、墓の遺骨。亡くなった先人は何を思い、何を願っているのだろうか。
人間は間違っていたと気づいたら、反省して生き直すことができます。欲とどう向き合って行くのかを青森県に住む我々は、考え直す時です。

■時々お散歩日記 について

平和を愛するゲーム・アニメおたくさん

「孤立と軽蔑」と「尊敬と賞賛」、真にそれらをもたらすのも受けるのも制度ではなく人間である

平和憲法が「尊敬と賞賛の対象」にさせてくれたという認識を日本国民の誰もが持っているのならば、安倍氏や橋下氏の様な改憲論を提起する余地は欠片もないだろう。
伊勢崎賢治氏は「『お前も同じことやっただろ』は戦略的にダメ。自らの過去の罪に一切申し開きせず、相手の現在の罪に踏み込む。ここを愛国の発露にしないと、大戦後、内戦・戦争で誰一人殺していないという稀な日本の資質が、外交的な国益にならない」とツイートしたが、「罪に一切申し開きせず」も「現在の罪に踏み込む」も、戦後、左右とも公平かつ戦略的に行われてなどは無い。「罪」は相手を非難する為の手段として使われ、「尊敬や賞賛」を受けたというのは幻想である。
だからこそ護憲派は伊勢崎氏の様な「戦略」を実践し、「尊敬と称賛」を真に現実のものとしなければならない。因みに伊勢崎氏曰く、「主張はどうあれ、一個人が総出で叩かれるときの『熱狂』は、いつ見ても醜いな」との事。

■みんなのこえ について

鳴井勝敏さん(72才・男性・青森県)

日本国憲法について

匿名さんさんさんの自然体の寄稿文を読んで清涼飲料を飲んだようなとても爽やかな気分になりました。あなたのような見解の持ち主がほとんどであれば日本の未来に光が差し込むことでしょう。
ところが、私の身辺では関心を装った無関心層が蔓延している。彼等は憲法改正国民投票の際にどのような行動を採るのか。危険。白票ないしは賛成という行動を取るだろうと予測している。なぜなら、彼等には憲法は「押しつけ」「時代に合わない」というフレーズがとてもも自然に入り込むからだ。待ち受ける国民投票法。最低投票率の定めがない。有効投票総数の過半数で憲法改正は成立。したがって、私は立憲主義を維持出来るか否かは彼等が鍵を握っていると視ている。これは悲劇的としかいいようがない。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

あさつゆさん(49才・男性・千葉県)

アメリカも反省しようよ

どの記事の内容にも関連しないかも知れないため、こちらに書きます。
毎年、原爆が投下された日には、犠牲になった人達を悼む式典が広島・長崎で執り行われておりますが、私は、どちらの式典においても、在日アメリカ大使が、いかなる理由であれ(太平洋戦争を集結させる目的であったとしても)核兵器、もちろん原子爆弾を使用したことに対する謝罪の辞を述べるべきだと思っております。
数多く実施されている地下核実験や、戦場での劣化ウラン弾の使用、または原発操業の影響は、遅かれ早かれ必ず私達の生活を脅かすものになることは確実ですので、いくら隠蔽しようとも仕切れるものではないと思います。私が生きている間ではないにしても確実に訪れる危機に対して目を開いてみませんか?

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

佐野一起さん(63才・男性・大阪府)

衆議院の選挙制度の改革について(7)

「全国区到達得票数当選制」のもう一つ良いところは、500人に1人という少数意見をもった人たちも、全国で集まれば代表者を国会に送り込むことができるということです。今の小選挙区制では決してできないことです。中選挙区制でもほとんど不可能だと思います。
身の回りには自分の意見を認めてくれる人は居なくても、ネットを利用して発信し、仲間を集めることができれば、自分たちの代表を国会に送り、堂々と意見を表明することができる。このことは、政治的活動を自分には関係ないことと思っていた人たちに関心と希望を与えられると思います。
また、少数意見をもつ候補者に有利だからといって、多数派が不利になることはないと思います。前にも書いたように、まだ何千万人も残っている有権者の多くは必ずしも多数派に反発する人たちではありません。働きかけて、投票に行ってもらう。それで、多数派はより多くの議席を得ることができるはずです。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

TY生さん(73才・男性・三重県)

歴史認識を批判される人物には新しい未来を開くことは不可

5月15日、安倍首相は「私たちの手で憲法を変えていくという精神こそ、新しい時代を切り開く未来につながる」と述べた。
この「私たち」の中心人物が「侵略という定義は学界的にも国際的にも定まっていない」と述べたことに対して、米国の新聞ワシントン・ポストは「事実は存在する。日本は侵略を犯したのだ」と批判。
ウォール・ストリート・ジャーナルは「誰が第2次世界大戦を始めたかは、地球が公転しているかとの疑問と同様解決済みの問題ばかりと思っていた。しかし、日本の安倍晋三は新鮮な解釈を持っている」と皮肉気味に述べ「安倍氏の恥ずべき発言」と批判した。安倍首相が外交の基軸とする米国の有力紙に批判を受ける。
韓国のパク・クネ大統領には歴史認識で「過去に目を閉ざす者は将来を見ることができない」と批判される。
かような人物が、日本の侵略歴史の教訓を踏まえて日本を革新した現行憲法を変えて、新時代を切り開くことは出来ない。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

マングースさん(男性)

橋下氏の従軍慰安婦発言について

先日の橋下氏の従軍慰安婦問題に関する妄言は、支持率の落ちている維新の会の焦りによって自ら墓穴を掘ったものだろう。これによって「日本を孤立と軽蔑の対象に貶めた占領憲法を廃止し一から作り直す」などと主張する維新の会の勢力が削がれればそれはそれで朗報ではないか。 
橋下氏の発言は女性蔑視で人権感覚を疑うものであるし、(右寄りの政治家やマスコミも言う)「公式文書にないから軍による強制連行はなかった」というのもナンセンスだ。実際に被害にあった女性が「あった」と言っているなら、それはあったと見るべきで、いじめと同じくされた側がどう感じているかが重要なのだ。 
しかしながら、氏が言う「戦争中は世界各国、先の世界大戦でもベトナム戦争でも軍は同じようなことをやっていた。なぜ日本だけが非難されるのか」という意見も無視はできまい。米国などは自らを棚に上げて日本を非難しているのではないか、という疑問が尽きない。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

向かい火さん(43才・男性・東京都)

TPPについて(その36)

私が知り得る限りで最もTPPの核心を突いているTPP関連動画は、以前にも紹介したのですが下記動画だと思います。

http://www.youtube.com/watch?v=eiLuxx-ga8Y【拡散希望】

TPPはグローバル資本の主権者国民に対するマグナ・カルタであり、多くの国民に不利益を齎す協定だからこそTPPは秘密交渉なのでしょう。TPPは新自由主義的な協定で、かつ国内制度を全面的に変えるような協定で、かつTPP協定>国内法なので、資本の論理(利潤追求の論理)が憲法になってしまい、かつ国民の総意だけでは、そのTPP協定という憲法を変える事が出来ない点がTPPの最大の問題点だと思います。
新自由主義は新帝国主義とも呼ばれています。帝国主義では大国が他国や他社会を植民地にしますが、新帝国主義では大資本(グローバル資本)が国家や社会を植民地にします。TPPに参加した場合、グローバル企業やブラック企業は栄えますが、多くの国民は色々な意味で不幸になると思います。

慰安婦制度を「必要だった」とし、
在沖縄・米海兵隊に風俗業の活用などを提言するなどの、
「橋下発言」の余波が収まりません。
海外メディアで大きく取り上げられたことが大きいよう。
批判は当然のことだと思いつつ、
そうした「外圧」がなければ、
いつものようになんとなく流されて終わりだったんだろうかと、
ちょっと複雑な思いもしています。

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