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2012-11-28up

下北半島プロジェクト
下北半島発・一人芝居「こころに海をもつ男」を東京で上演したい!

第22回

告知活動、がんばってます!

チケット発売から約1ヶ月。
他のサイトで紹介いただいたり、イベントや集会でチラシを配ったり、
ただいま、告知活動の真っ最中。
マガ9スタッフから、最新状況のご報告です。

 前売りの発売開始から早や1ヶ月。ただいま、下プロスタッフや愚安亭遊佐さんのファンの方たちの協力のもと、せっせとチラシを配って告知活動を行っているところです! 脱原発集会などでお会いした方にちらしをお渡しすると「昔、彼のお芝居を観たことあるわ。また観たいと思っていた」とうれしい反応もいただいています。青森県出身のジャーナリスト鎌田慧さんにちらしをお渡しした時は「懐かしいね!」と。下北半島にある六ヶ所村を題材にした作品「六ヶ所村ラプソディー」の監督、鎌仲ひとみさんは、「愚安亭遊佐さんに、お会いするの久しぶりなので楽しみにしています」。さすが息の長い活動をされている役者さんなんだなあ、と感心しました。(ちなみに鎌仲ひとみさんとは、対談が決定。近く「マガ9対談」で紹介しますので、お楽しみに!)
 もちろん愚安亭遊佐さんのこと、ご存知ない方がほとんどでしょう。そこでどんな役者さんなのか、お芝居なのか、簡単なあらすじと見所について、演劇ジャーナリストの山田勝仁さんが「シアターガイド用」に書いてくれた文章をここに紹介します。

(『こころに海をもつ男』について)
 青森県下北半島の付け根にある六ヶ所村。今は核燃サイクル基地となり、青森県随一の所得を誇る地域だ。かつては漁業が盛んで、村人は皆肩を寄せ合うように仲むつまじく暮らしてきた。しかし、60年代末の石油コンビナート計画の頓挫の後にやってきたのは核燃料サクルク基地計画。開発の波に呑まれ、翻弄される漁民たち。海に生きてきた男たちの上にもその暗雲はふりかかる。一人の漁師の生き様を通して核半島の未来を見据える渾身のひとり舞台。涙と笑いの感動作。

(ストーリー)
 下北半島の六ヶ所村は、漁業が盛んなところであった。雪の多い冬場は出稼ぎに出なければならないが、村人は皆、仲むつまじく、貧乏ながらも面白ろおかしく暮らしていた。そこに、むつ小川原巨大開発が振りかかる。全村移転、漁業権放棄、矢継ぎ早に問題が吹き荒れる。村はかつて経験したこともない時代の波に翻弄される。その時代の波に呑まれ、海を捨て、不動産屋の手先になり、金と女に狂った男がいた。しかし男は自分が不動産屋の手先として土地買収のお先棒を担ぎ、挙句の果てに捨てられたことに気づく。失意の中で男は首を吊ろうとするのだが……。

(スタッフ)
作・演出 松橋勇蔵
演奏 田山ひろみ
構成 結純子
舞台監督・照明・音響 木本博
演出協力・美術 遠藤琢郎(横浜ボートシアター)

(愚安亭遊佐さんと一人芝居について)
 青森県下北半島出身。1970年代に劇団ほかい人群を率いて全国を転戦した愚安亭遊佐は1980年代になってひとり芝居を始める。故郷の青森・むつ浜関根に原子力船むつの母港が建設問題が浮上したことが要因である。網元であった父、母の一代記「人生一発勝負」(文化庁芸術祭優秀賞受賞)、「百年語り」は好評を博し、全国で上演された。「こころに海をもつ男」はその下北三部作の第三弾。六ヶ所村の漁民を主人公にしたもので、愚安亭遊佐の「下北弁」を使った硬軟取り混ぜた語り口は観る者を荒涼とした北の大地に引きずり込む。その笑いと涙の物語は開発に翻弄された人々への鎮魂歌でもある。

 愚安亭遊佐さんの東京公演はお久しぶりになります。是非、見に来てくださいねー。

愚安亭遊佐 公演 『こころに海をもつ男』

【日時】2013年1月19日(土)開場18:00/開演18:30(終演20:30)
【場所】北とぴあ 15階 ペガサスホール
(JR京浜東北線王子駅北口徒歩2分、東京メトロ南北線王子駅5番出口より直結)
【料金】一般3500円 学生3000円(全席自由・定員150人)

※託児あり(要予約/1人300円)。1月8日(火)までに利用人数をお知らせください。
※障がい者の方は、介助者1名無料。 ご予約時にお知らせください。

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